「Same,same(セイム、セイム/同じ、同じ)」と何度か言われた。
「あれと同じ色のTシャツがいいんですけど」
「Same,same(セイム、セイム)」
「同じじゃない。あれはレモンイエローでこれはオレンジ色でしょ」
「セイム、セイム」
「あ、今そこに、蚊が飛び込んだ。別のを焼いてください」
「セイム、セイム」
「同じじゃない。蚊が飛び込んだんだってば」
タイ人の「マイペンライ(気にしない)」、ネパール人の「ノープローブレム(問題ない)」に似ている語調だ。
「同じ、同じ。何をこだわっているんだ?」とカンボジア人に言われると、「同じじゃないよ」とつい言い返したくなる。
が、よく考えてみると、なるほどそんなにこだわることではないような気がしてくるのが不思議だ。どっちの色だっていいじゃないか。蚊の一匹くらい入ってたっていいじゃないか。小さなことにこだわっている自分に言い聞かせるにはなかなかの言葉。些細なことで落ち込んだ自分の気を取り直すだけの力もある。
「あの豪華なホテルには、日本人がたくさん泊まっているよ」
「私は貧乏な日本人だから、小さなゲストハウスなの」
「セイム、セイム。部屋に入ってベッドに入ってしまえばどこの宿だって同じ。ぐっすり眠ったら、セイム、セイム」
なるほどね。
オールドバザールに、胸に『セイム、セイム(同じ、同じ)』と印字されたTシャツがあった。1枚1US$。折り目の粗い安物素材だが、パジャマ用に最適。
買ってから背中に別の文字があることに気づいた。
「でも、違う」
「あれと同じ色のTシャツがいいんですけど」
「Same,same(セイム、セイム)」
「同じじゃない。あれはレモンイエローでこれはオレンジ色でしょ」
「セイム、セイム」
「あ、今そこに、蚊が飛び込んだ。別のを焼いてください」
「セイム、セイム」
「同じじゃない。蚊が飛び込んだんだってば」
タイ人の「マイペンライ(気にしない)」、ネパール人の「ノープローブレム(問題ない)」に似ている語調だ。
「同じ、同じ。何をこだわっているんだ?」とカンボジア人に言われると、「同じじゃないよ」とつい言い返したくなる。
が、よく考えてみると、なるほどそんなにこだわることではないような気がしてくるのが不思議だ。どっちの色だっていいじゃないか。蚊の一匹くらい入ってたっていいじゃないか。小さなことにこだわっている自分に言い聞かせるにはなかなかの言葉。些細なことで落ち込んだ自分の気を取り直すだけの力もある。
「あの豪華なホテルには、日本人がたくさん泊まっているよ」
「私は貧乏な日本人だから、小さなゲストハウスなの」
「セイム、セイム。部屋に入ってベッドに入ってしまえばどこの宿だって同じ。ぐっすり眠ったら、セイム、セイム」
なるほどね。
オールドバザールに、胸に『セイム、セイム(同じ、同じ)』と印字されたTシャツがあった。1枚1US$。折り目の粗い安物素材だが、パジャマ用に最適。
買ってから背中に別の文字があることに気づいた。
「でも、違う」
「Same,same(セイム、セイム)」は生きる為の智恵だとすれば、細かいこと(つまらないこと)にこだわりを持つのが文化なのかもしれません。
状況に応じて使い分けること必要なのでしょうね。
ブログの更新を楽しみにしていますが、何よりも健康に留意してください。
話がおもしろい!
写真や、文章でタイやカンボジヤ、ベトナムの文化が分かります。
と言うより人間くささが良く理解できます。
暑いでしょうが頑張ってください!
出来る事なら私も行きたい!
なおみさん、いつかぜひ東南アジアを歩いてください。なおみさん独自の視点、独自の感性でどこかの国に沈没するかもしれません。