見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

新しいことを始めるなら女性と

2007-02-25 23:13:05 | 生き方・生活
10年ほど前にこの街で店を始めた女性と夕食を共にした。私がここに来て以来、2年越しの約束を果たしたことになる。いつでも一緒に呑めると思っていると機会を逃すものかもしれない。

この街が好きだから、もっと住民も観光客も楽しめる情緒豊かな街づくりを創造したいと、目の前の肴を他所に、様々なアイデアを溢れるように語る。「お土産発掘ワークショップ」「散策ルートマップづくり」どれもユニークな着想で聞いているだけで楽しい。

「新しいことを考えて始める時って、いろんな人が関わってくれて嬉しい。でも、」と彼女。「やっぱり女性。一緒にやるなら女性なのよ」と言う。
「何が違うの?」昨日会った友人も同じようなことを言っていた。断言する彼女たちの確信はどこからくるのだろう。昨夜の友人は、「安全な食を、生産者と消費者で支える仕事を始めたい」と言った。「で、一緒にやる仲間は女性」と。

「女性は柵(しがらみ)がない、でしょ。仲間意識の柵、先輩後輩の柵、上司の柵、前例の柵、出世ルートの柵・・・だから、パワーがあって、フットワークも乗りも軽い。理屈より実行が先。失敗しても負けずにやり直す」

歯に衣着せず笑顔で語る彼女もパワー満杯だ。
昨日の友人にも同じ質問をした。「うーん、何というか・・・」と呼吸を置いてゆっくり考え、言葉を選びながら彼女は言った「女性は、こだわりが少ないかな。ステイタスとか見栄とか・・・。だから、目的に集中できる」

それは、「一緒に仕事をするなら米国人より日本語の通じる日本人と」とか、「やっぱり同郷の人間の方が話が早い」とか、「高校同窓会の結束は固い」というような同属性の問題だろうか。

まったく別の職業、出身地の女性二人から二日続けて同じ言葉が出た。改めて、自分の仕事周辺を思い浮かべている。




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