見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

無職になると■年金

2006-07-02 23:44:39 | 仕事・職業
村上ファンドの出資問題で時の人となった福井俊彦日銀総裁(70)の05年の年金収入が778万円でした。
(厚生年金309万円+日銀時代企業年金333万円+個人年金保険121万円+民間時代企業年金15万円)

日本銀行総裁としての現在の報酬が年3641万円ということですから、福井さんの年収は、二つを足しただけでも年間4000万円以上。未亡人である私の祖母の年金は月6万円。彼女は猫の額ほどの庭に野菜を作って自給自足の生活です。

年金のしくみについて本当のところを私が理解したのは、実は、かなり大人になってからです。今の仕事に就く以前、事業所を開設した際に、労働保険を含む職員の雇用環境整備が目下の課題になりました。

社労士の話を聞きながら、知れば知るほど、社会保険の現状やシステムについて疑問が深まるばかり。

・公務員と民間との保障格差
・雇用者の無知を利用して保険料を搾取する経営者の存在
・主婦/主夫の年金受給者としての保障の薄さ
・事業所に課せられる社会保険料の重さ
・社会保険庁の無駄遣い・・・

老後の生活保障レベルは、就職する際にほぼ決定づけられる、と
就職する際は、労働保険と雇用条件の確認を忘れるべからず、と
学生時代に、社会人に必要な知識を教えられる人は幸運です。

少なくとも、私が知ったのは40歳を過ぎてからでした(*^^*)

もっとも、就職する際に知っていたからといって、福井氏のような職歴を選択できるわけではないのですが、少なくとも、老後の格差を認識した何かを人生の選択に加えたかもしれません。


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