ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

さすが静商!

2008年05月11日 | お仕事
自分達の今があるのは、この学校のおかげである』当社の会長(父親)と社長(叔父)の思いが詰まったプロジェクトが終了した。

父は選手として春の甲子園大会に優勝し、叔父は監督として、新浦や藤波、池ヶ谷を擁し、夏の甲子園で準優勝。

その様なわけで、短工期、超低予算、狭い作業ヤード・・・と、受注前から『絶対赤字』が確実視されていたプロジェクトに、専務として会社の台所を預かる身としては、二の足を踏まざるを得なかったものの、この仕事は父と叔父にとって『絶対に当社が手がけなければならない仕事』であった。

工事の進行に伴い、予想通りに赤字の幅はどんどん拡大し、発注者側との交渉に赴こうとすると、会長&社長の『俺のポケットマネーで払う!』の一言でうやむやにされてしまうことが何回も続き、降りしきる雨のせいもあり、竣工式に向かう足取りは重かった。

ところが、会場についてびっくり。
当社関係者全員の座席が最前列。
関係者の挨拶、来賓祝辞、感謝状の贈呈、生徒からのお礼・・・全てにおいて『橋本組さんのおかげで○○』の言葉が並び、あまりの持ち上げられように思わず赤面してしまった。

目の前で繰り広げられた在校生によるチアリーディングや、肩を組んで歌う応援歌や校歌(出身校でないにもかかわらず、幼少からのプリンティングにより何故か自分も歌えてしまう)の斉唱にも、じ~んとさせられてしまった。

フィナーレを飾る始球式では、父と一緒に甲子園で優勝した時のエースである田所さんがピッチャーをつとめ、ワンバウンドの投球で会場を大いに盛り上げて頂いた(ご本人は『スパイクでなくスリッパだからワンバウンドになったと言い訳してましたが)。

この様に盛り上がった竣工式の影響で、式が終了する頃には『これだけみんな喜んでくれたんだから、もうお金の話は止めよう』という気分にさせられてしまった。

さすが商業高校 本当に商売上手だ

それにしても、チアリーディングを演じてくれた在校生が、みんな幼く見えてしまった自分が、ちょっと悲しい・・・

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2 コメント

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Unknown (遊び人の金)
2008-05-16 16:03:26
凄いものができましたね~。OB会でやっちゃうんだから尚凄い!S商業、S高校とやはり伝統高校は何かが違う!!せっかくの竣工祈念の年に甲子園出場を願う!
わが子は今年S商業に入学しました。そして水泳部に入部ということで先日施設をみたら、屋内水泳場がそろそろ汚いし・・・。
次は得意のポケットマネーで50mの屋内プールを頼みます。

ヨロシク!!
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それだけは・・・ (ま→くん)
2008-05-18 09:07:35
遅ればせながら、ご子息の入学おめでとうございます。
若いうちは『伝統』という言葉に反発を覚えたりするものですが、齢をとると伝統が作りだす様々なメリットを実感するようになります。
とはいえ、屋内水泳場に関してはご勘弁願います。
会長&社長のポケットマネーを提供するのは会社ですので、自分の胃痛が治まらなくなってしまいます。
ご子息の世界新記録連発で、新たなスポンサーをゲットする近道をお願い致します
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