バブル通過世代の一人として、『建設ラッシュの続くドバイをバブルがはじける前に見ておきたい』という気持ちが、今回のドバイ旅行の始まりであった。
特に5年前には高層ビルが1棟しかなかった国に、世界一高い高層ビルを建設中ということで、是非とも建設中のその姿をこの目で見たかったということもあった。
そもそも、石油資源も殆ど無く&灼熱の太陽が照りつけ&
口の中が砂だらけになる砂嵐に日常襲われ&テロの根源といわれているイスラム教が支配している等々・・・自分の常識からすると、発展できる要素が何一つ思いつかない国が、継続して発展するわけはないと思っていた。
しかしながら、帰国してみての感想は『ドバイはまだまだ伸びる』だった。
●首長自らリーダーシップを取って、石油資源が乏しいことを逆手にとりながら、地理的要因を活かしてオイルマネーを集中させる為の仕組み(無税・土地の私有制導入・投資環境の整備・徹底的な観光地化)を編み出したこと。
●灼熱の太陽を太陽光発電のみならず、『暑さ・熱さ』を観光資源や熱資源に利用していること。
●イスラム教は普通の宗教であり、日常生活や経済発展においては、何ら障害にならないこと(昨今の中国におけるテロをみても、弾圧や攻撃が加えられない限り、生活や精神の拠り所としての宗教を信じている人々は、進んで武器を取ることはないと思う・・・甘いかな?)。
●『ドバイに行けば稼げる』と思う人々が流入し続け、その購買力が著しく伸びていること。
●労働単価そのものが安い(45℃を越える炎天下の中、工事現場では外国人労働者が、スコップを握って一所懸命働いていた=ショベルカー等の重機を使うよりも安い)ため、設備投資がしやすいこと。
等々
何より、また行きたいと思わせる何かが、今のドバイにはある。
午前2時にもかかわらず、人が溢れるドバイ空港。
人とお金を飲み込みながら膨張を続けているこの国の現状を、自分の肌で感じることができて本当に良かった。
次回、ヘリコプターでホテルのヘリポートに乗り付けることを励みに、ビジネスに邁進しよう
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