ライバルは島耕作?何も専務の奮闘記

ファミリービジネスを担う?ボンボン育ちの何も専務・・・ライバルであったはずの島耕作はとっくに社長->会長->相談役・・・

もう一つの京都(拝観謝絶の名刹)

2009年06月15日 | 旅先で
昨年の上海スタディーツアーに引き続き、今回はshizuginshipさんとFBN(Family Business Network)さんの共催による、「一流の京文化に触れる」と題された視察研修に参加させていただいた。
小学生の頃から数えると、数十回は訪れてきた京都ではあったが、今回の研修は、見ること聞くこと全てが新鮮。
本当に充実した2日間であった。

この貴重な体験を1回の日記に記録することはあまりにもったいないので、何回かに分けてご紹介させていただきたい。

第1回目は、『大徳寺三玄院』。
この三玄院さんは、大徳寺(臨済宗大徳寺派の大本山)を構成する寺院の一つで、『拝観謝絶』の看板に恐れを成してしまう名刹だ。
本来であれば、我々一般人が立ち入ることは絶対にあり得ないが、今回の研修をコーディネートしていただいた、『京とうふ藤野』の藤野社長の特別なお計らいで、ヴェールに包まれた三玄院さんの中にはいることを許された。



『はよ、おはいりや』との藤野社長の声に押されて一歩踏み入れたそこは・・・別世界。
長谷川住職の『ホームページやブログはあかんよ』とのお達しで、みなさんにご紹介できないのは、本当に残念に思える見事な枯山水を始めとして、古田織部好みの茶室、四季を表現した襖絵等々が、ここは本当に100万都市京都のど真ん中なのか?と思えるほどの静寂の中に佇んでいた。

その静寂をさらに感じたのが、生まれて初めての座禅体験。
座禅のイメージはピシッ!
叩かれないためには平常心・・・ということで、普段から取り入れているヨガの呼吸法をしていれば乗り切れると、10秒吸っては、20秒吐き出すということを繰り返し、心を静めようとしていた。

ところが、隣のメンバーが叩かれると、「次は自分の番か!」と考えてしまい、つい呼吸が浅くなってしまう。
身を固くしながら薄目を開いて恐る恐る周りを見ると、住職は別のターゲットに向かっていた。

そのようなことを繰り返している内に、いつの間にかウトウトと・・・
と、その瞬間にピシッ!
負け惜しみではなく、頭も気分もスッキリ、肩こりまで飛んでいってしまったような快感だった。

様々なドラマ(座禅中に携帯を鳴らす猛者が登場等)が展開した座禅も、住職の鳴らす鐘の音と共に終了し、その後頂戴したお菓子とお抹茶の美味しさを味わいながら、束の間の異次元空間の旅は終了した。

次回は、お世辞にも品行方正とは言えない何にも専務の仲間達を引き連れ、この場所で清めていただきたいと思う。

もう一つの京都(憧れのお座敷遊び)に続く・・・と思います。


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