アルモドバル監督の半自叙伝的映画だなんて、ひょっとして彼はゲ、ゲ、ゲ・・・
全体的には、同監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』や『トーク・トゥ・ハー』のような映像によるインパクトは弱かったように感じました。だけど、『モーターサイクル・ダイアリーズ』でも素晴らしい演技を発揮したガエル・ガルシア・ベルナルが新境地を見せてくれたことや、後半のサスペンス映画のような展開のおかげ沈みかけた感覚も再浮上しました。
ゲイ映画はそれほど好きじゃないのですが、数あるゲイ映画の中ではかなり上位にくるかもしれません。エンリケとイグナシオの愛よりも、フアンとベレングエル氏との惰性的で打算的なラブシーンが衝撃的なのです。バッド・エデュケーションというタイトルを冠したことや、チラシや予告編で2人の少年がクローズアップされているため、映像化もやばいであろう少年愛が中心になるかと思っていたら、意外な展開に唸ってしまうほどです。
しかし、「この愛の物語を全ての人々に捧げる」という監督の言葉はいかがなものでしょうか。かなり見えにくくなっている愛のテーマ。もしかすると、「復讐がテーマなのでは?」と途中で感じてしまうほどドロドロした部分を見せておいて、監督対役者という構図の面白さと、ホモセクシャルへの偏見を無くそうとするほどの普遍的な愛情表現。物語の構成が後になって、計算されつくしたものであると気づいてしまいます。上手いなぁ、やはり・・・この監督。
★★★★・
全体的には、同監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』や『トーク・トゥ・ハー』のような映像によるインパクトは弱かったように感じました。だけど、『モーターサイクル・ダイアリーズ』でも素晴らしい演技を発揮したガエル・ガルシア・ベルナルが新境地を見せてくれたことや、後半のサスペンス映画のような展開のおかげ沈みかけた感覚も再浮上しました。
ゲイ映画はそれほど好きじゃないのですが、数あるゲイ映画の中ではかなり上位にくるかもしれません。エンリケとイグナシオの愛よりも、フアンとベレングエル氏との惰性的で打算的なラブシーンが衝撃的なのです。バッド・エデュケーションというタイトルを冠したことや、チラシや予告編で2人の少年がクローズアップされているため、映像化もやばいであろう少年愛が中心になるかと思っていたら、意外な展開に唸ってしまうほどです。
しかし、「この愛の物語を全ての人々に捧げる」という監督の言葉はいかがなものでしょうか。かなり見えにくくなっている愛のテーマ。もしかすると、「復讐がテーマなのでは?」と途中で感じてしまうほどドロドロした部分を見せておいて、監督対役者という構図の面白さと、ホモセクシャルへの偏見を無くそうとするほどの普遍的な愛情表現。物語の構成が後になって、計算されつくしたものであると気づいてしまいます。上手いなぁ、やはり・・・この監督。
★★★★・
ガルシアくん頑張ってますね。
やっぱりイケメン俳優はどんな役でもこなさなければならないんでしょう。
このアルモドバルといえば「トーク・トゥ・ハー」や「オール・アバウト・マイ・マザー」なんでしょうけど、この監督も衝撃作品ばかり作ってますなぁ・・・毎回楽しみです。
ガルシアくん、いつもそこまでやっちゃっていいの?
って思っちゃう。
全体の雰囲気が凄い良かった。
もっとこの監督のが観たくなりました。
ブロークバックのようなわかりやすい設定じゃないだけに、書きづらいですよね。
しかし、監督にしてやられた・・・という感じでした。カンヌも楽しみです♪
あら・・・やはりゲイだったのですか。
知りませんでした・・・
『ブロークバック・マウンテン』も公開も楽しみですね。
でも、そういうところが好きです。
ガエルファンでしたか~たしかにイケメン。
ゲイの映画にはやはりイケメン、美少年が必要ですよね。
サスペンス要素も見事でした。
それ抜きでも、(いや、抜きはダメ)
衝撃的で美しい映画
で大好きです。
フェレマリチネスも良かったです
この監督作品では、俺は『トーク・トゥ・ハー』が一番好きかなぁ~
『オール・アバウト・マイ・マザー』はおすぎが絶賛。「この映画を観るために生まれてきた」とか言ってました。
今頃観て来まして、TBさせて頂きました。
ペドロ・アルモドバル監督の他の作品も凄く観たくなりました。私も「トーク・トゥ・ハー」が気になる!
この映画もコーヒーが必要かも。
生唾ごっくんの音を聞かれないためのカムフラージュとして・・・
「コーヒー」とまとめて、
TBさせていただきます~~。
見に行かれたのですね~
俺も生唾は気になりました(笑)
いやぁ~、実際、聞かれたかもしんないな・・・
ああいうシーンでは音楽を流してくれ~なんて思ってしまいました。
『トーク・トゥ・ハー』は、毛嫌いする女性の方がけっこういますので、そのあたりを念頭において・・・
平日の昼間に観に行ってよかった。
混んでいたら、生唾飲み込む音が隣に聞こえてしまったかも(笑
「トーク・トゥ・ハー」も観なくては!
感想が書けない理由はなんとなくわかります。
何を書いてもネタバレしちゃいそうになったり、結局筋を全部語ってしまったり・・・
そういうときは、バッサリと筋を捨て、
うやむやにしてしまうくらい抽象的に書いてしまいます。
いや、まぁ、この俺の記事だって、読み直してみるとわけがわかりません(笑)
(「コーヒー&シガレッツ」と、立て続けに
観た・・・我ながら、ヘンな組み合わせになった
なあ・・・と思いつつ・・・)
>劇場内では男は俺一人でした。
私が行ったときは、男の人も多かったですよ。
(あちら関係のお方か?)
この映画も、コーヒーも、なんとなく、
感想書かないまま放ってあります(苦笑)
面白かったんですけどね・・・。
展開が激しいので、書き出すとどこまで書いて
いいのやら・・・って感じで。
一方の「コーヒー」は、全然展開しないし(苦笑)
途中まではゲイや少年愛の世界を綺麗に描いただけの映画かと思ってしまいました。やはりこの監督はただじゃ済まさないですね。
劇場内では男は俺一人でした。
なんともいえない雰囲気・・・・
観たのが随分前なので、もう一度見直したい映画です。
た、確かに男と男が愛し合う場面は、
妙な緊張感が劇場中にあったように思います。
OKさんのところからここに辿りついたのですか?
OKさんの記事は面白いですよね~
ネタバレ映画館というタイトルにしてしまったけど、全然ネタバレしてない記事が多くてお叱りをうけそうです(汗)
ヨーロッパ映画って掘り出し物が多いんですよね・・・
しん様の記事を読んでて思わず吹き出しちゃいました(笑)
いやぁ~ホント天才的な、いや変態的な監督ですね。
途中までは、この監督の初めてのハズレかな?と思ってたんですけど、やはりビックリするほどの展開でした。
そういえば少年時代の話も劇中劇ですよね。
スパムは日曜日から木曜日まで少ないのですけど、週末に集中してくるようです(笑)
応援ありがとうございます。
励みになります!
作品的に検索キーにかかりやすいのかな?
(ゲイ系のそういうのTBするなら判るのだが・・・この記事読む人たちはある意味もっと濃い映像いっぱい見てしまってますから!!残念!!)
撲滅運動全面支援してますので、頑張ってください
ほんと上手い人です。アルモドバル。
無敵の公私混同映画にして、ストーリーテリングの達人ぶりを見せつけて
時間軸の入れ替えならよくある手法ですが、それを現実と映画内映画で交錯させ、実は少年時代の回想シーンなど無かった・・・ってのが自分には思いつかない展開でした。
ガエルはじめ俳優陣の色んな匂いがぷんぷん漂う猛烈演技だけでも、後世に語り継いでいきたい一品です
俺はゲイ映画だなんて知らずに観ました(汗)
普通のゲイ映画とちがうのは、
相手の年齢が・・・かなりおっちゃん。
これは特筆すべき?
ゲイ限定だなんて・・・
場末のピンク映画専門館に行けばいっぱいいるらしい・・・(行ったことないよ・・・)
ゲイ限定試写会に潜入してみたかった・・・?
どもども。
ドット・ジ・アイは未見なんですぅ。
こりゃ凄い俳優だということがわかりました。
今後も色んな映画で楽しませてくれるといいですね。
>あむろ様
どぞどぞ・・
といっても、これまた未見の映画。
う~む、見てない映画が増えてきたなぁ・・・
平にご容赦を…。
は、早くこの作品を観に行かねば…。
アルモドバルというのとガルガルくんが~って事で観に行きましたが見終わって色々と考えさせられる映画でしたよね~。
ガエルの演技は素晴らしく、確かに新境地を・・というところですが好みとしては「ドット・ジ・アイ」や「ウェルカム!ヘブン」のような屈託ない笑顔を見たかった。
アンヘルって綴るとエンジェル・・なんですよね~・・。そこにまたメッセージを感じたりして。実は最近気が付いたんですけどね。。。
私も「トーク・トゥー・ハー」ですっごく感銘を受けた人です。プロフィールにも好きな映画として載せてますが・・究極でしたよね。。。
早速のトラバ・コメントありがとうございます。
2年前『トーク・トゥ・ハー』に衝撃的に出会いました。なんだか究極の愛の形を追及してる人ですよね・・・
もうスペインを代表する映画監督です。
俺も欠かさず観ますよ~~
色々な意味で衝撃的でした。
なんか言葉が出てきませんが・・今後この監督作品はかかさず観なければ!という気になりました~。