プロスペル・メリメの原作を忠実に再現した映画だ。
オペラや何度となく舞台化、映画化された作品をいかにして料理するかにかかっているのだが、如何せん音楽が悪い。ビゼーのカルメンに慣れ親しんだ観客が大半であろう中で、情熱を感じない音楽を聞かせているのだ。映像美と俳優の素晴らしさは文句ないのだから、ベタかもしれないけど思い切ってクラシカルなビゼーの音楽で攻められなかったのが残念だ。
カルメン役のパス・ベガもホセ役のスバラグリアも心を映し出すいい演技だし、室内の暗い雰囲気は電気のない世界をリアルに描いてある。民衆の出番が少ないことから舞台を映画にしただけのこじんまりとした雰囲気も、2人を中心に愛憎劇が展開する様を描ききれているように感じた。男の視点では、かなりホセに感情移入できましたよ。
自由奔放な女性で、誰もが認める愛人や恋人もいるカルメン。今の時代だと、別に珍しくもなく、現代劇にしてしまうと、平凡な悪女ドラマになってしまうのかもしれないなぁ。古典的映画を通して、新しい何かを発見できる映画なのかもしれない。
オペラや何度となく舞台化、映画化された作品をいかにして料理するかにかかっているのだが、如何せん音楽が悪い。ビゼーのカルメンに慣れ親しんだ観客が大半であろう中で、情熱を感じない音楽を聞かせているのだ。映像美と俳優の素晴らしさは文句ないのだから、ベタかもしれないけど思い切ってクラシカルなビゼーの音楽で攻められなかったのが残念だ。
カルメン役のパス・ベガもホセ役のスバラグリアも心を映し出すいい演技だし、室内の暗い雰囲気は電気のない世界をリアルに描いてある。民衆の出番が少ないことから舞台を映画にしただけのこじんまりとした雰囲気も、2人を中心に愛憎劇が展開する様を描ききれているように感じた。男の視点では、かなりホセに感情移入できましたよ。
自由奔放な女性で、誰もが認める愛人や恋人もいるカルメン。今の時代だと、別に珍しくもなく、現代劇にしてしまうと、平凡な悪女ドラマになってしまうのかもしれないなぁ。古典的映画を通して、新しい何かを発見できる映画なのかもしれない。
カルメンはなんであんなにモテモテなんだぁ?ってなぞです。あとラスト嫌いでした。好きなら殺すなってゆー…。
よくわかんなかったですね。婚約者の声がすごぃキレーだった!!
古典なので、ラストはしょうがないかもしれないです。
シェークスピアなんかも納得いかないラストが多いかもしれませんなぁ・・・