おいおい、こんな映画だったのか・・・知らずに観てる女性客の中には「ヒーッ!」と悲鳴をあげてる人さえいるのに・・・もっと「復讐劇」「R15」ということを宣伝しなけりゃね。
何がいけなかったのだろう。全く感情移入できなかったのは事実。中盤までは『アップタウン・ガールズ』よりは確実に上手くなっているダコタ・ファニングや、アカデミー賞の貫禄ある演技のデンゼル・ワシントンとクリストファー・ウォーケンに引っ張られてワクワクできるのであるが、誘拐事件が発生してからは「アレレ」とため息つくほど残酷な描写に終始する。これはこれで好きなのだが、唐突に始まる復讐劇にはちょっと戸惑ってしまい、慣れるのに時間がかかってしまいました。それでも置いてけぼりを食らった人には、指を切るシーン、耳を削ぐシーンという別の意味での楽しみ方(?)があります。
突如画面がブラックアウトしてしまったり、目が痛くなるほどシーンのコラージュがあったりで、どこかにサブリミナル効果があるんじゃないかと疑ってみたりもした。映像の特殊効果や全体的なバランスは良かったのだが、ストーリーのバランスが悪いので、印象に残るのは残酷シーンだけだ。それでも前半はしぶくて良かったんですよ。「負け犬」と自虐的になっていたり、「俺は熊かよ!」などとデンゼルの心も見えたし、ダコタだって「友達にはなれない!」と言われたにも関わらず彼を好きになっていく様子がうかがえて微笑ましかった。それだけに、後半、なぜ復讐に燃えているのかわからないほどデンゼルの大雑把な扱いは残念でならなかった。せめてダコタとの思い出をフラッシュバックさせるとかの工夫をするといった・・・そうしないと、「どうせ死んでないんでしょ」と思わせる展開にあっては、復讐心の感情移入ができませんよ・・・ロボコップじゃあるまいし。後半鑑賞中には「もし生きてたらシャレにならんぞ!」などと考えてしまって・・・
ワンシーン、ワンシーンはすごく良かったですね。やはりオスカー俳優です。演技だけは最高!総合的にはケビン・コスナーの『ボディガード』の方が好きかも・・・(笑)。2点くらいだと思ってたけど、リンダ・ロンシュタットの歌が聴けたので加点。
そして見所は、「ミッキー・ロークを探せ!」です(わからなかったよ)。
★★★・・
・マイ・ボディガード@映画生活
何がいけなかったのだろう。全く感情移入できなかったのは事実。中盤までは『アップタウン・ガールズ』よりは確実に上手くなっているダコタ・ファニングや、アカデミー賞の貫禄ある演技のデンゼル・ワシントンとクリストファー・ウォーケンに引っ張られてワクワクできるのであるが、誘拐事件が発生してからは「アレレ」とため息つくほど残酷な描写に終始する。これはこれで好きなのだが、唐突に始まる復讐劇にはちょっと戸惑ってしまい、慣れるのに時間がかかってしまいました。それでも置いてけぼりを食らった人には、指を切るシーン、耳を削ぐシーンという別の意味での楽しみ方(?)があります。
突如画面がブラックアウトしてしまったり、目が痛くなるほどシーンのコラージュがあったりで、どこかにサブリミナル効果があるんじゃないかと疑ってみたりもした。映像の特殊効果や全体的なバランスは良かったのだが、ストーリーのバランスが悪いので、印象に残るのは残酷シーンだけだ。それでも前半はしぶくて良かったんですよ。「負け犬」と自虐的になっていたり、「俺は熊かよ!」などとデンゼルの心も見えたし、ダコタだって「友達にはなれない!」と言われたにも関わらず彼を好きになっていく様子がうかがえて微笑ましかった。それだけに、後半、なぜ復讐に燃えているのかわからないほどデンゼルの大雑把な扱いは残念でならなかった。せめてダコタとの思い出をフラッシュバックさせるとかの工夫をするといった・・・そうしないと、「どうせ死んでないんでしょ」と思わせる展開にあっては、復讐心の感情移入ができませんよ・・・ロボコップじゃあるまいし。後半鑑賞中には「もし生きてたらシャレにならんぞ!」などと考えてしまって・・・
ワンシーン、ワンシーンはすごく良かったですね。やはりオスカー俳優です。演技だけは最高!総合的にはケビン・コスナーの『ボディガード』の方が好きかも・・・(笑)。2点くらいだと思ってたけど、リンダ・ロンシュタットの歌が聴けたので加点。
そして見所は、「ミッキー・ロークを探せ!」です(わからなかったよ)。
★★★・・
・マイ・ボディガード@映画生活
多分ダコタパワー。
後半思って見ちゃうのが、この映画の難点。
原作のようにスパッと彼女が死んでいれば(死体も見つかっていれば。しかも暴行されて…)、後半の感情移入もしやすいのかもしれません。
でも、傷ついた心を癒してくれた少女の復讐を行う男には、かなり共感できたのですが。
この映画の宣伝&タイトルはホント誤解を招きやすいですね。
この間コミュニティFMでこの映画を紹介した時は、「復讐ものでちょっと残酷」を強調しておきました…。
TBありがとうございました。
どうも,TBありがとうございました。
やっぱり,「復讐心の感情移入ができませんよ」ね。僕もそうでした。
やっぱり,ピタ・ラモス(ダコタ・ファニング)を救出するという一直線の方が感情移入しやすいですよね。
たしかにいい演技でした。ダコタちゃん。
英語とスペイン語を使い分けるなんて芸当もすごかった。
>パイン田中様
そうなんですよね・・・
「彼は復讐してるんだな・・・」と気づくのが早いか遅いかによって感情移入できるかどうかが決まる。
ちょっとでも疑問に思ったりしたら、もうのめり込めませんね。。。
早くみなさんの意見を聞いてみたいところです。
FMを聞いた方はラッキーかも♪
>mikioさま
よかった・・・同じ意見の人にめぐりあえて。
救出劇にするとありふれたストーリーになってしまうことを恐れたのかもしれませんね。
もしかすると何度も脚本の変更もあったのかもしれません。ちょっと不自然さも感じました。
「ネタバレ映画館を見てから見に行けば良かったかも。」
予告と全然違うストーリー展開で 数名の方は 帰っていきました。 あれだけ生生しいリンチがあると受け入れがたいかも。
ダコタがピアノ椅子に座っても足が届く姿を見て 成長したなぁと 思いました。
最後なぜ 彼が 拉致されていかなきゃならなかったのだろうか?? 理由がわかりませんでした。。
レオンもどきに作ってしまったのが失敗でした。
クリーシィは最強のワンマンアーミーですから彼の美意識にそぐわぬ事で、敵に回すとこんな怖いことになるぞ、というのが、まったく表現されていませんでしたね。
もっとタフなキャラで、アル中でもないので。
しかし、あわよくば、原作どおり続編、続々編を期待した私の立場はドーしてくれるの?
そうでしたか・・・
残酷というキーワードは宣伝のどこかに入れておいてほしいですね。
R15である事実さえも、見逃してしまいそう。
拉致の件は、感動させようという意図のみじゃないでしょうか?
完璧に復讐劇として終わらせたら、それこそマスコミに叩かれそうな雰囲気ですもん。
>gizmoさま
原作はどんなのでしょうか、さっぱり知りません。
強いアメリカを表現する映画はもう流行らないことがわかってきているので、大幅に変更したのでしょうかね・・・勝手な推測で恐縮です。
原作ファンの方にも嫌われてしまったら、デンゼル、ダコタファンのための映画という事実しか残りませんね・・・
続編の可能性・・・難しい。
原作と映画は別とはわかっていますが、つい・・・。
失礼致しました。
原作では、クリーシィは傭兵あがりの超タフガイです。白人です。(これは別に問題ではありません)
クリーシィは、性格破綻者として、傭兵をリタイアしたわけではありません。
タフといっても、シュワやスタの様な人物ではなく、ワインで、シャトーマルゴーを語れるようなインテリジェンスを持った人格です。ジャックダニエルをがぶ飲みなんてしません。
舞台は、イタリアです。
全く強いアメリカのストーリーではありません。
むしろ、R・B・パーカーの描くスペンサーとホークの世界に近いものです。
クィネル作品はハズレのないものばかりです。
ぜひご一読ください。
貴重な情報を教えていただきありがとうございます。
肉体派でないとすると、ますます奥深いキャラクター設定のようですね。
いつか読む機会に恵まれることを・・・時間を作れればなぁ・・・
>0120Blogさま
事前にある程度情報が必要でした。
復讐劇も大好きです。
やはり復讐するというモチベーションが低すぎるのですよね。観ている者さえも怒りに手が震えるような展開にしてくれないと・・・燃えません。
俺の場合は、リンダ・ロッシュタットで加点・・・何だかなぁ・・・