なぜ4日半前?俺が6歳の子供だと思ってちゃんと説明してくれ!(『フィラデルフィア』)
初めて観た映画なのに見覚えがある。そんな体験をしたことはないだろうか?フェリー爆破事件が起きた直後にATFのドネリーという男に電話をかけていたシーンで、まず『ジュラシックパーク』のネドリーを思い出してしまう。そんなハズはない!と思いながらもすでにデジャヴ状態の鑑賞になってしまいましたが、ATFや警察、政府組織には肥満気味の男が多かったので「そうか・・・これはデジャヴではなくて“デブじゃ”だったのか」と笑いたかったのに笑うポイントははずしてしまいました。
対岸にクレアという女性の死体が見つかったという報告を受け、この女性が鍵を握っているに違いないと判断したATFのダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)。FBIの要請によって政府が極秘に開発した“タイム・ウィンドウ”という装置を見せられるのです。まるで『エネミー・オブ・アメリカ』に出てきたような衛星を使ったプライバシー無視の優れモノ追跡装置。なんだかよくわからないワープとリンクしたどうとかこうとか・・・すでに頭がデンゼル状態になり、とにかく過去にメッセージを送ることができれば『マイノリティー・リポート』のように犯行前に逮捕できるらしいシロモノだ。
500人以上もの死者を出したフェリー爆破の犯人はジム・カヴィーゼル。簡単に逮捕されたが、起訴さえされないと豪語していました。「これは運命なのだ」と自信たっぷりだった彼はもはや神?悪魔?それともイエス・キリストか(『パッション』)?!しかも、残忍極まる性格は『マイ・ボディガード』のようにクレアの指を切り落とそうとするのです。
過去を変えればフェリー爆破も阻止できるし、クレアも救える。メモも過去へ送れたんだから人間だって大丈夫という『ザ・フライ』のような短絡思考で、自ら実験台になるダグ。「本当に過去へ送っても大丈夫なのか」と『バタフライ・エフェクト』での苦い経験があるため心配するエルデン・ヘンソン。うまく移動できても蝿の毛が生えてきたり、両腕がなくなってたら大変だったはずなのですが、それよりも『M:I:III』のように「蘇生してくれ」との願いのほうが大切だったようです。
トニー・スコットの映画は苦手な作品が多かったのですが、これはなかなか面白かった。序盤からサブリミナル効果を多用したり、それぞれの細かいシーンの記憶が重要なのかと思っていたら、『ドラえもん』なみにわかりやすい映画となっていました。それよりも、過去に鑑賞した映画をどれだけデジャヴることができるかという、タイトル通りのデジャヴ作品だったような・・・
ネタバレ反転
「本当に2度目なんだな?」という言葉が耳に残りますが、デンゼル・ワシントンがその前にも経験していたと解釈したほうがいいのかもしれません。つまり一度過去に戻ってテロ阻止に失敗して死んでいる。そうでないとデジャヴなんて起きないでしょう。そして、彼らの理論によると元々あった本流は消え去ってしまうので、2人のデンゼルが死んでいた事実も無くなってしまうのかもしれません。
★★★★・
初めて観た映画なのに見覚えがある。そんな体験をしたことはないだろうか?フェリー爆破事件が起きた直後にATFのドネリーという男に電話をかけていたシーンで、まず『ジュラシックパーク』のネドリーを思い出してしまう。そんなハズはない!と思いながらもすでにデジャヴ状態の鑑賞になってしまいましたが、ATFや警察、政府組織には肥満気味の男が多かったので「そうか・・・これはデジャヴではなくて“デブじゃ”だったのか」と笑いたかったのに笑うポイントははずしてしまいました。
対岸にクレアという女性の死体が見つかったという報告を受け、この女性が鍵を握っているに違いないと判断したATFのダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)。FBIの要請によって政府が極秘に開発した“タイム・ウィンドウ”という装置を見せられるのです。まるで『エネミー・オブ・アメリカ』に出てきたような衛星を使ったプライバシー無視の優れモノ追跡装置。なんだかよくわからないワープとリンクしたどうとかこうとか・・・すでに頭がデンゼル状態になり、とにかく過去にメッセージを送ることができれば『マイノリティー・リポート』のように犯行前に逮捕できるらしいシロモノだ。
500人以上もの死者を出したフェリー爆破の犯人はジム・カヴィーゼル。簡単に逮捕されたが、起訴さえされないと豪語していました。「これは運命なのだ」と自信たっぷりだった彼はもはや神?悪魔?それともイエス・キリストか(『パッション』)?!しかも、残忍極まる性格は『マイ・ボディガード』のようにクレアの指を切り落とそうとするのです。
過去を変えればフェリー爆破も阻止できるし、クレアも救える。メモも過去へ送れたんだから人間だって大丈夫という『ザ・フライ』のような短絡思考で、自ら実験台になるダグ。「本当に過去へ送っても大丈夫なのか」と『バタフライ・エフェクト』での苦い経験があるため心配するエルデン・ヘンソン。うまく移動できても蝿の毛が生えてきたり、両腕がなくなってたら大変だったはずなのですが、それよりも『M:I:III』のように「蘇生してくれ」との願いのほうが大切だったようです。
トニー・スコットの映画は苦手な作品が多かったのですが、これはなかなか面白かった。序盤からサブリミナル効果を多用したり、それぞれの細かいシーンの記憶が重要なのかと思っていたら、『ドラえもん』なみにわかりやすい映画となっていました。それよりも、過去に鑑賞した映画をどれだけデジャヴることができるかという、タイトル通りのデジャヴ作品だったような・・・
ネタバレ反転
「本当に2度目なんだな?」という言葉が耳に残りますが、デンゼル・ワシントンがその前にも経験していたと解釈したほうがいいのかもしれません。つまり一度過去に戻ってテロ阻止に失敗して死んでいる。そうでないとデジャヴなんて起きないでしょう。そして、彼らの理論によると元々あった本流は消え去ってしまうので、2人のデンゼルが死んでいた事実も無くなってしまうのかもしれません。
★★★★・
本当にその通りだな~と思う作品がいっぱい!
『バブルへGO タイムマシンはドラム式』も思い出しました。
もう一度見て検証したいシーンがあったりします。
あの言葉は引っかかったのですが、ドラム式タイムマシンのようなあの装置にすっかり気を奪われ忘れていました^^)
なるほど、そう考えるとデジャヴっていたんですね。
(てっきりハムスターが一回目でダグが二回目かと(笑))
そうそう、それにジム・カヴィーゼルのあの自信たっぷりのところも気になっていたのです。
となると、この話は終わりが無い??
そして初めて観た映画なのに見覚えがあるということはよくありますね。大体が観たのに忘れてるだけなんですが、、、
過去に行くシーンでは『バブルへGO』みたいだなと笑ってしまいました。軽装して足を折って・・・洗剤はいらないようでしたが、、、
それにしてもV.キルマーは、「どうしちゃったの?」ってくらいの太りようでした。もうバットマンスーツは着られませんね。
『ドラえもん』まで挙げておきながら言うのもなんなのですが、なるべくならTスコットとJブラッカイマーや俳優の関連作だけでまとめたかったのですが、ちょっと難しかったです(汗)
てっきりサイコ・サスペンスものかと思っていたのに、意外なSF展開にびっくりでした。もう一度観る場合には、どこかにデンゼル映像が隠されてるんじゃないかと注意しなければいけませんよね~
>ぷちてん様
『バブルへGO』をも思い出すような装置でしたが、さすがにこれはアメリカ人は誰も見てないだろうということで『ザ・フライ』を挙げさせていただきました(笑)
ジム・カヴィーゼルも不思議でしたね~復活したキリストなのかと思っちゃいましたよ。彼もデンゼルを見た時にデジャブを感じたのでしょうね。
二回目というキーワードは謎かけですよね!
これはリピーターを増やすためなのかもしれませんが・・・
>ゆかりん様
「デブじゃ」と書きながら、他人事ではない状況のkossyです。
この「デブじゃ」ですが、デブじゃ~デブじゃ~とおっしゃいますが~♪と歌ってしまうと『さくらん』や『純情きらり』まで思い出してしまいます・・・
『ザ・フライ』でも素っ裸になってたはず・・・ああ、記憶が・・・・
>クラム様
ブラッカイマーも考えたのかな~「また、どうせ何かに似てると酷評されるんなら、そのまんま作っちゃえ」みたいな開き直りとか(笑)
さすがにバットマンの面影もなくなってしまったヴァル・キルマーでしたが、さすがにバットマンのデジャヴが起こりませんでした・・・(汗)
そして、「ネタバレ」部分さっすがですね!!
私も二度目が妙に気になりましたが、深くは考えませんでした。
メモと自分で2回目?なんてチラリと思いましたが、そういうことだったんですね~。
すごい!広がります。
TBさせて頂きました。
80年代に人気のあった男優はことごとく太ってゆく・・
少しずつ再起をかけて登場するけど、ブラッカイマーがそうしたカムバック劇が好きなのかもしれませんね。
一度死んだことにしておかないと、説明がつきませんもんね。「U CAN HELP HER」なんて過去から現在への応援メッセージだし、上手くひねってあったと思います。ヴィダルサスーン盗難事件みたいでした(笑)
ついつい猫も『バブルでGO!』でした。
記憶に新しいせいでしょうかねぇ?
たったいま自分の感想書き終えてここに来ました。
ネタバレ部分読んで、そ、そうだったのかー!!
と目からウロコ。
あれこれ考えずに展開だけ楽しめば
すごく面白い映画だと思いました。
まったく期待しないで見に行ったのがよかった。
あとは新庄選手の宣伝が成功してるのかが
気にかかります。
ううう、みなさん『バブルへGO!』と書いてるのに、俺だけ違う~~
ブラッカイマーもTスコットも日本映画なんて観てないだろうという固定観念が邪魔したせいかもしれません(笑)
あと、失敗したら死んでしまうとかいう設定もあったからかなぁ~
>あさこ様
仮に俺が書いた部分(前に一度死んでる)が無かったとしたら(今回が初めて過去へ)、デンゼルのデジャヴもなかっただろうし、技術者たちが不自然な表情してたことも納得いかなくなるんですよね・・・
もしもう一度観る機会があれば、過去に関った人全ての表情・台詞をチェックしなければならないのかもしれません。
新庄の宣伝って、まだ見てないかもしれない・・・(汗)