血液型性格診断を信じているのは日本と韓国だけだ!
30過ぎても恋愛経験ナシの大学講師ファン・テウ(パク・ヨンウ)。旅行会社に勤めている親友は恋愛を謳歌しているというのに、彼は理想の女性に出会うまでは全くその気がない(と言っても、本音は違うハズ)。そんな彼の住むマンションに知的な美女ミナ(チェ・ガンヒ)が引っ越してきて、親友にそそのかされてデートに誘うのです・・・冷やかし気味だったのに、なぜか誘いに乗るミナ。最初は、会話も弾まずつまらなそうだった彼女も、テウの純粋さに惹かれていくのです。
美術を専攻し、留学するためにイタリア語教室に通うミナ。知的さは申し分ないし、まさしくテウの理想に適う女性。一旦火が点くと積極的で、かなり積極的。なんといっても濃厚なキスはテウをメロメロにさせるのです・・・これがまたかなりエロチック。ベッドシーンはないものの、エロ度も凄い。元カレの登場など、ちょっとした葛藤もあるけど、恋心が燃え上がったテウにとってはもう彼女しか見えてない・・・恋は盲目を素でいっているのだ。
最初から笑いっぱなし。『猟奇的な彼女』以上に猟奇的な彼女。ところが、普通のラブコメなんだろうと軽く構えていると、彼女のとんでもない素顔が現れてくるのです・・・。(以下、ネタバレ反転)ヤクザっぽい元カレが押しかけてきたのに、「話はついた」ことになって元カレは消えてしまう。実は、彼女が殺してしまったのだ。こうして、中盤からはかなりブラックな世界へと突入する。まるでコーエン兄弟の映画のように・・・。
同居人の女性もワルだったけど、最初に登場した弁護士も相当なワル。遺産相続のために結婚した過去もあるため、分け前をもらうため食いつく寄生虫のような存在なのかもしれない。ミナとしてはイタリアへと高飛びするまでの協力者のつもりだったが、ひょんなことから第二の(?)殺人へと発展する。
彼女が人を殺したことに気づいたテウは「1人くらいなら・・・」と、それでも彼女を愛し続けようとしたのだが、1人じゃなかったことに愕然とする。どこまで続くかテウの純愛!一緒に海外逃亡する選択肢だってあるんだと考えながらも、生真面目な性格がそれを許さない。なぜだか、テウに感情移入してしまい、連続殺人犯とイタリアで過ごす想像までしてみたりする。一生働かなくてもいいくらいの金は手に入れたはずだし・・・と。
さすがに身の毛がよだつといったエンディングでなかったところが韓流映画なのでしょうか。どちらかといえば、明るいラブコメ風エンディング。でも、そこで選択肢を誤ったら、やはりコーエン風になってしまう。とにかく、今までにない雰囲気の映画でした。
★★★★・
韓流シネマ・フェスティバル2007 ルネサンス
30過ぎても恋愛経験ナシの大学講師ファン・テウ(パク・ヨンウ)。旅行会社に勤めている親友は恋愛を謳歌しているというのに、彼は理想の女性に出会うまでは全くその気がない(と言っても、本音は違うハズ)。そんな彼の住むマンションに知的な美女ミナ(チェ・ガンヒ)が引っ越してきて、親友にそそのかされてデートに誘うのです・・・冷やかし気味だったのに、なぜか誘いに乗るミナ。最初は、会話も弾まずつまらなそうだった彼女も、テウの純粋さに惹かれていくのです。
美術を専攻し、留学するためにイタリア語教室に通うミナ。知的さは申し分ないし、まさしくテウの理想に適う女性。一旦火が点くと積極的で、かなり積極的。なんといっても濃厚なキスはテウをメロメロにさせるのです・・・これがまたかなりエロチック。ベッドシーンはないものの、エロ度も凄い。元カレの登場など、ちょっとした葛藤もあるけど、恋心が燃え上がったテウにとってはもう彼女しか見えてない・・・恋は盲目を素でいっているのだ。
最初から笑いっぱなし。『猟奇的な彼女』以上に猟奇的な彼女。ところが、普通のラブコメなんだろうと軽く構えていると、彼女のとんでもない素顔が現れてくるのです・・・。(以下、ネタバレ反転)ヤクザっぽい元カレが押しかけてきたのに、「話はついた」ことになって元カレは消えてしまう。実は、彼女が殺してしまったのだ。こうして、中盤からはかなりブラックな世界へと突入する。まるでコーエン兄弟の映画のように・・・。
同居人の女性もワルだったけど、最初に登場した弁護士も相当なワル。遺産相続のために結婚した過去もあるため、分け前をもらうため食いつく寄生虫のような存在なのかもしれない。ミナとしてはイタリアへと高飛びするまでの協力者のつもりだったが、ひょんなことから第二の(?)殺人へと発展する。
彼女が人を殺したことに気づいたテウは「1人くらいなら・・・」と、それでも彼女を愛し続けようとしたのだが、1人じゃなかったことに愕然とする。どこまで続くかテウの純愛!一緒に海外逃亡する選択肢だってあるんだと考えながらも、生真面目な性格がそれを許さない。なぜだか、テウに感情移入してしまい、連続殺人犯とイタリアで過ごす想像までしてみたりする。一生働かなくてもいいくらいの金は手に入れたはずだし・・・と。
さすがに身の毛がよだつといったエンディングでなかったところが韓流映画なのでしょうか。どちらかといえば、明るいラブコメ風エンディング。でも、そこで選択肢を誤ったら、やはりコーエン風になってしまう。とにかく、今までにない雰囲気の映画でした。
★★★★・
韓流シネマ・フェスティバル2007 ルネサンス
私もこの映画のキスシーンなにげに好きです(照)・
BSで韓流の歴史のドキュメンタリー番組を見てました。「猟奇的な彼女」は女性の地位や価値観を変えるたーにイングポイント的な映画だったようですけど、この映画はどんな評価なんでしょうね~
今までにないタイプだとは思うけど、ますます韓国映画が進歩するような映画かもしれませんね。
アメリカだったらキスシーン賞を獲得しそうですよね。
タイトルからして、面白そうな匂いがしていたのに、見損ねたのは残念でした。
週4本のうち、先週はこれが一番でした。
ちなみに『強敵』を見逃してます。
最近、この韓フェスにあわせて、DVDも韓国ばかりをレンタルしています・・・そろそろ韓国だけでリストを作らないとわけわからなくなりつつ・・・
前髪でひっぱりマフラー巻いたらヨン様
一人なら
には笑えました。
が・・パク・ヨンウさんは『永遠の片想い』の喫茶店のマスター・・助演の方がいいというか(ファンの方、申し訳ございません)・・キャラに魅力を感じませんでした。
恋愛に興味がなかったからか、魅力がないからか、30才過ぎ迄キスも未経験のインテリ大学講師の初恋・男の純情・可愛らしさがストライクゾーン外。
チェ・ガンヒさんが竹内結子さんに見え、知的に見えず。
韓国では納得のキャスティングなのでしょうか?
『間宮兄弟』をブラックラブコメにリメイクした方が面白いカモなどと考えていました。
よく考えてみると、新しいジャンルなのでしょうか。コメディじゃなければあるような気もするのですが、新鮮でした。
恋愛未経験男なんて、韓国では結構あるのかな~。アメリカでも「40歳の童貞男」とか、最近はオタク系のオクテ系が流行ってることだし、もしかすると全世界的に流行り出しているのかもしれませんね。
たしかに主演女優の方、ちょっと魅力には欠けてましたけど、キスが上手そうだったです・・・
確か、『あるスキャンダルの覚え書き』『ハンニバルライジング』でも、年上の経験豊富そうな女性に教られる系が、お気に入りだった気が・・(笑)
処女を調教する光源治モノよりはいい気もしますが、遅咲き系はあまり・・
『ラベンダー』で青年に恋する少女のようなデンチもダメでした。
かわいい、微笑ましいというより、気持悪い。
『愛ルケ』のように、男女両方がお互い経験はあるけど、すごく相性のいい相手に出会い、のめり込む系の方が、好きみたいです。
誤・光源治→正・光源氏
です。
ブラック・ラブコメというジャンルは、面白いと思いましたが、残念ながら、設定とキャスティングがコノミではない作品でした。
今後も増えてくるかもしれませんよ。
たしかに俳優には不満があるかもしれませんけど、日本でもアキバ系が映画の中でも地位を獲得してますからね~
男女がお互いベテランてことになると、どうしても不倫系になってしまうような気もします・・・