同時期に公開のC・セロンの映画『モンスター』。ともに重苦しい雰囲気を与える映画だ。どちらの方がより重いかと言うと、そりゃ『モンスター』が13kg重い・・・
どうしてもC・セロン主演ということで比較してしまうのだが、この映画はS・タウンゼント演ずるガイの視線で進む戦争を舞台にした大河メロドラマ。奨学金で大学に入った貧しい学生から描いた戦争と芸術と恋愛であり、映画的な視点や描写は正統派であります。経験したことのないような上流社会や自由恋愛、しかし男なら誰でも憧れるほど魅力溢れる女性ギルダ。彼女に合わせるように一線を引いて自分でも恋人を作るガイ。しかし、パリから手紙が来るだけで即彼女の下へ旅立ってしまうほどなのです。
チラシによると、セロン、クルスの髪型が8パターン、衣装が45パターンあるほど派手な女性を表現して、ナチ将校の情婦となるときには質素な黒の衣装と対照的になっていました。キャバレーで働いていたP・クルスもレジスタンスに看護師として身を投じた時とは対照的な衣装となり、戦火の中にあることを上手く表現してあります。
冒頭の占い師のシーンでは33歳のギルダを予言していたわけですが、運命論者の彼女はそれに甘んじて運命に逆らうことをやめてしまう。ガイとの関係を大切にしたかったのかもしれないし、決まった運命の僅かながらの反抗をスパイ活動(明らかにされていない)に託したのかもしれません。一方のガイは、内戦で殺した敵のペンダントを最後まで持っていて、皮肉なことに、この彼女の運命を象徴していたのかもしれない・・・と思う。
全体的に時間の流れの編集が粗く、詳細な繋がりも理解しづらくなり、感情移入しにくい映画となりました。ラストも観客に想像させることで重苦しさを無くしていることにも疑問が残ります。こういう映画だったら、もっと人の死を直接的に映像化してもいいと思うのに・・・
1番の謎:うん○爆弾はどこで使われたんだ??
どうしてもC・セロン主演ということで比較してしまうのだが、この映画はS・タウンゼント演ずるガイの視線で進む戦争を舞台にした大河メロドラマ。奨学金で大学に入った貧しい学生から描いた戦争と芸術と恋愛であり、映画的な視点や描写は正統派であります。経験したことのないような上流社会や自由恋愛、しかし男なら誰でも憧れるほど魅力溢れる女性ギルダ。彼女に合わせるように一線を引いて自分でも恋人を作るガイ。しかし、パリから手紙が来るだけで即彼女の下へ旅立ってしまうほどなのです。
チラシによると、セロン、クルスの髪型が8パターン、衣装が45パターンあるほど派手な女性を表現して、ナチ将校の情婦となるときには質素な黒の衣装と対照的になっていました。キャバレーで働いていたP・クルスもレジスタンスに看護師として身を投じた時とは対照的な衣装となり、戦火の中にあることを上手く表現してあります。
冒頭の占い師のシーンでは33歳のギルダを予言していたわけですが、運命論者の彼女はそれに甘んじて運命に逆らうことをやめてしまう。ガイとの関係を大切にしたかったのかもしれないし、決まった運命の僅かながらの反抗をスパイ活動(明らかにされていない)に託したのかもしれません。一方のガイは、内戦で殺した敵のペンダントを最後まで持っていて、皮肉なことに、この彼女の運命を象徴していたのかもしれない・・・と思う。
全体的に時間の流れの編集が粗く、詳細な繋がりも理解しづらくなり、感情移入しにくい映画となりました。ラストも観客に想像させることで重苦しさを無くしていることにも疑問が残ります。こういう映画だったら、もっと人の死を直接的に映像化してもいいと思うのに・・・
1番の謎:うん○爆弾はどこで使われたんだ??
ホンマ、どこで使われたんでしょうか?
不発だったのか???
ま、そういう映画じゃないんだけど、
使ってたらヤバいですよね(笑)
現場見たかったなぁ。
視点がよこしまな記事ですけどTBさせていただきました(^^;
ペネロペ・クルス、真紅のドレスが似合いますねぇ。
あれはもし使っていたらカットされそうな・・・
映画館で持ちこんだ食べ物を音を立ててるようなウザい人たちのために見せればいいのに・・・
rukkia様の記事が参考になりました。
かなりバイリンガルな人たちだったのですね~