人数のかぞえ間違い、マスクを忘れたおとぼけおじさん、時間間違い、いくつも原因が重なったため悲劇が起こる。
本来なら起こり得ない事故も、悪条件が輻輳すると意外な結末を引き起こす。こうした設定によって、海、ダイビングは恐ろしいものだと訴えているわけではないところに救いがあると思いました。全くCGを使わない低予算映画にて、ホラー映画よりも怖い内容になっているけど、ストーリーも単純。しかし、海の真ん中に置き去りにされて、サメの恐怖、孤独、飢えや衰弱と戦う夫婦を描くだけなのに、圧倒されるほどの暗い海の映像に引き込まれていきます。
ダイビングの経験がないと真の怖さはわからないのかもしれないけれど、クラゲの恐怖だけはわかりました!アレは痛いです!そして見えないサメ。「脚が食われてないか見てくれ・・・」なんて想像するだけで痛い。サメの恐怖を描いた映画は数多くありますが、この映画もサメ・コレクションに加わるべき作品かもしれない。
夕陽に染まる海の映像が2箇所、効果的に使われていたのが印象に残りました(特にサメに噛まれたシーン後)し、デジタルビデオ3台で撮ったにしては二人の精神状態を上手く捕らえてました。しかし、音楽がダメ。ここまでアイデア勝負でいくなら、音楽を全く使わないほうがよかったかも。
ラストはブーイングも起こるだろうし、不満な点は多いかもしれない。それより、一番の謎は、キャサリン・ヘプバーンとニック・ノルティの映画が・・・
★★★・・
・オープン・ウォーター@映画生活
本来なら起こり得ない事故も、悪条件が輻輳すると意外な結末を引き起こす。こうした設定によって、海、ダイビングは恐ろしいものだと訴えているわけではないところに救いがあると思いました。全くCGを使わない低予算映画にて、ホラー映画よりも怖い内容になっているけど、ストーリーも単純。しかし、海の真ん中に置き去りにされて、サメの恐怖、孤独、飢えや衰弱と戦う夫婦を描くだけなのに、圧倒されるほどの暗い海の映像に引き込まれていきます。
ダイビングの経験がないと真の怖さはわからないのかもしれないけれど、クラゲの恐怖だけはわかりました!アレは痛いです!そして見えないサメ。「脚が食われてないか見てくれ・・・」なんて想像するだけで痛い。サメの恐怖を描いた映画は数多くありますが、この映画もサメ・コレクションに加わるべき作品かもしれない。
夕陽に染まる海の映像が2箇所、効果的に使われていたのが印象に残りました(特にサメに噛まれたシーン後)し、デジタルビデオ3台で撮ったにしては二人の精神状態を上手く捕らえてました。しかし、音楽がダメ。ここまでアイデア勝負でいくなら、音楽を全く使わないほうがよかったかも。
ラストはブーイングも起こるだろうし、不満な点は多いかもしれない。それより、一番の謎は、キャサリン・ヘプバーンとニック・ノルティの映画が・・・
★★★・・
・オープン・ウォーター@映画生活
のですが、現実ならではの地味さとオチのな
いところが逆に良かったかと。
長時間、海で浮かんでいるのは見た目以上
に体力を消耗するモノで、互いに励ます余裕
が奪われてゆく様が見事でした。それでも、
なんとか互いを唯一の存在として認め合う。
ラスト、失意の内に海へと消えてゆく彼女
とエピローグ的な映像。サメの胃から摘出さ
れたカメラがなんとも哀しかったですね。
娯楽性がない映画なんて、まさに脱ハリウッドのインディペンデントならではでした。
オチは賛否両論なんでしょうけど、実話の方は謎が多いのでああするしかなかったような気もします。調べてみると、旦那が遺書めいたことを書いていたりとか、保険金詐欺だとか、彼ら二人は生きているという説もあるそうな・・・
好きなところでは、救助を待つ間にくだらないことをしゃべっているシーン。時間の経過とともに微妙に変化する心理描写が見事でしたよね。
エンドロールのサメの解体シーン。腕とか足が出てくるかと思ったのに・・・・
娯楽性がない分良かったな~という気分です。
ますます海が嫌いになっちゃいました。
TBをありがとうございました。
私も、音楽を使わないほうがよかったと思います。
実際に、そう思い切るのは難しいのでしょうね。
海はお嫌い?
俺は浜辺で寝そべってるだけでいいです(汗)
脚本をもうちょっと工夫すれば良かったのになぁ・・・
>鼻緒さま
はじめまして。
なんといっても低予算映画ですから、
音楽にも金をかけたくなかったのでしょう・・・
特に夫が沈んだときのあの音楽。
わけがわかりませんでした(笑)
サメがサメがという宣伝だったので、まだ出てこんのか!と短い映画なのに、いらいらしてました。ホテルでの夫婦のやりとりが一番面白かったです。
なかなか出てきませんでしたよね・・・サメ。イライラ感を観客にも与えることで恐怖感を増していったのかもしれません。
おっしゃる通り、蚊を退治することが伏線になっているという小技も効いていました。
僕は漂流の間にもう少し色々な事件が起こるのかと思いきや、中盤以降はサメ映画といった印象だったのでちょっと乗り切れませんでした。
確かにジャケットにはサメの鰭が写ってるんですけどね。
足が「どうなっているのか」見てくれというシーンは確かにゾッとするし、お尻がむずむずしました。
ただ、「最も恐怖する映画」というふれこみに胸を躍らせていたので、ちょっと肩透かしといった感じでした。
これなら『ジョーズ』をリバイバル上映してくれたほうが!ってところでしょうか。
俺は、低予算ということや、CGも使ってないことばかり考えてしまい。安いギャラの役者も大変だなぁ・・・と、余計なことで評価してしまいました。
映画そのものよりも、「こんな作り方でもヒットするんだ」という感動のほうが大きかったような・・・もちろん「最も恐怖する映画」という宣伝力も・・・
スワロもクラゲの恐怖・痛みだけはわかった派ですね。
真の恐怖は感じられませんでした。
でも、質素簡潔なつくりは好きでした。
デジカメ撮影だったのですね。