10月19日、ブッシュが本当にシカゴへ行けば勇気を称えてやる!
架空のドキュメンタリー映画なのに、リアルすぎる。9・11以降、いやもっと遡って、湾岸戦争の頃からアメリカが抱える問題が生み出した結果をシミュレーションしただけなのです。予告編などから想像したときには、暗殺によってアメリカ国内外への影響がどの程度までのものかを楽しみにしていたのですが、そこまでには至りませんでした。リアリティを追求しすぎたために、その後の国際情勢や経済波及効果まで考えると時間が足りなかったのかもしれません。
映画の内容は、FBI捜査官や鑑識係、それに第一容疑者やシリア人容疑者の妻などの証言で構成されていて、真犯人探しや公判に重点を置いたもの。「まずはイスラム系を洗うのが定石」と言うFBI捜査官の証言には現実的な重さを感じ、「まずは犯人を決めてから証拠を集める」という警察・検察はまるで冤罪事件を扱った社会派映画のような恐ろしさを感じさせます。
一国の大統領が殺されたというのに、世間の反応も白々としていた・・・というか、いくら憎まれ者であっても、かなり騒ぐんじゃないのでしょうか。最初のデモ隊のシーンが良かっただけに、その後が淡々と進むと眠くなる観客も出て当然かもしれません。ここが単なるシミュレーション映画といったところか。それに、アラブ人の迫害などは描き方はまだまだ弱い。
それでも辛辣なところは、大統領が代わってもアメリカはそれほど変わらないということを静かに訴えているところでしょうか。諸悪の根源たるネオコンをはじめ、アメリカ政府そのものがファシストだと暗に言ってるような気もするのです。それは、真犯人がほぼ決まった時点でも、シリア人を解放しないという、テロリスト=アラブ人の図式を残しておきたいがための黒い策略に如実に表れている・・・
本物の映像と偽の映像を上手くかみ合わせているところは面白かった。チェイニーの演説もどこまでが本物なのかさっぱりわからなかったし、ブッシュが撃たれたシーンなんかは『ボビー』よりもリアルに感じたくらい(ボビーが本当の話だってのに・・・)。
★★★・・
架空のドキュメンタリー映画なのに、リアルすぎる。9・11以降、いやもっと遡って、湾岸戦争の頃からアメリカが抱える問題が生み出した結果をシミュレーションしただけなのです。予告編などから想像したときには、暗殺によってアメリカ国内外への影響がどの程度までのものかを楽しみにしていたのですが、そこまでには至りませんでした。リアリティを追求しすぎたために、その後の国際情勢や経済波及効果まで考えると時間が足りなかったのかもしれません。
映画の内容は、FBI捜査官や鑑識係、それに第一容疑者やシリア人容疑者の妻などの証言で構成されていて、真犯人探しや公判に重点を置いたもの。「まずはイスラム系を洗うのが定石」と言うFBI捜査官の証言には現実的な重さを感じ、「まずは犯人を決めてから証拠を集める」という警察・検察はまるで冤罪事件を扱った社会派映画のような恐ろしさを感じさせます。
一国の大統領が殺されたというのに、世間の反応も白々としていた・・・というか、いくら憎まれ者であっても、かなり騒ぐんじゃないのでしょうか。最初のデモ隊のシーンが良かっただけに、その後が淡々と進むと眠くなる観客も出て当然かもしれません。ここが単なるシミュレーション映画といったところか。それに、アラブ人の迫害などは描き方はまだまだ弱い。
それでも辛辣なところは、大統領が代わってもアメリカはそれほど変わらないということを静かに訴えているところでしょうか。諸悪の根源たるネオコンをはじめ、アメリカ政府そのものがファシストだと暗に言ってるような気もするのです。それは、真犯人がほぼ決まった時点でも、シリア人を解放しないという、テロリスト=アラブ人の図式を残しておきたいがための黒い策略に如実に表れている・・・
本物の映像と偽の映像を上手くかみ合わせているところは面白かった。チェイニーの演説もどこまでが本物なのかさっぱりわからなかったし、ブッシュが撃たれたシーンなんかは『ボビー』よりもリアルに感じたくらい(ボビーが本当の話だってのに・・・)。
★★★・・
正直、犯人なんてどうでもよかったんですよね。ブッシュが死んだらアメリカはどう出るのかをみせてほしかったです。ただ犯人捜しというよりスケープコートを仕立てるという感じで怖かった。
それにしてもますますアメリカが嫌われてしまうような映画だったような気がするんですがどうなんでしょう?
後半が犯人捜しがメインになってしまっていて、ちょっと残念でしたよね。まぁ、訴えたいことも伝わってくるし、オチも鋭いものでした。
アメリカではかなり小規模の公開となるようですけど、一番観てもらいたいのはアメリカ人ですから・・・どうなるんでしょ・・・アメリカの批評も楽しみにしたいところです。
気分にさえなりました。
悪ふざけとしか思えない設定なんだから
もうちょっと悪ふざけをしても良かったように
感じましたね~。
こんな映画を作ること自体が悪ふざけですよね。
まぁ、映画を使ったシミュレーションだと思えば、「なるほどね」と片付くのですが・・・
悪ふざけの度が過ぎるとアメリカに対しても失礼にあたるだろうけど・・・結局は中途半端なんですよね。
ドル安になって、かなり経済も混乱すると思うのになぁ~
実際にブッシュ暗殺に成功しても、この作品のように“愛国法”のようなものが作られ、中東を攻撃すると思います。そして全米で、9.11どころではないイスラム教徒への迫害が起きるでしょうね。
心なしか、最近日本で公開される“反米”映画は、英国の作品が多いような。この映画もそうですね。いかにも英国らしい底意地の悪さ。反米のトルコ映画『イラク-狼の谷』もありましたが、本国では最大のヒットだったとか。
立派な反米映画でしたね~
それにしても愛国法かぁ・・・
ブッシュを暗殺してもアメリカは変わらないということもアピールしてるし、この映画によって大きく変わることもなさそうです。
アメリカではかなり少ない館数の公開となりましたが、それでも公開するだけいいことですよね。そういや、反日映画ってのは日本で公開されないなぁ・・・
確に暗殺後に起こりうる問題提起がされている。
けれど、第三国への軍隊派遣や、9.11以降のアラブ系移民への迫害は、【今の現実】。
数々の実写映像を使い、仮想とするアイデアは面白い。
けれど、【今の問題】という意識を薄れさせ、逆効果ではないか?
サブプライムローン問題・ヒラリー対オバマ氏の選挙戦で、メクラマシされつつある今。
【今】、迫害されている移民や、精神を病んだ退役軍人の実写・虐殺をクローズアップした方がよかったのではないか?
英製作だが、英についてはコメントなし?
複数の疑問が残る作品でした。
疑問も残るし、期待ハズレでもありました。
まぁ、シミュレーションという点では上手く批判面が描かれていたかな~という程度。
英国についてはおとがめ無し!それがあるために、尻切れトンボになってしまったんでしょうけど、この手の映画には自虐的要素を盛り込んでもらいたいものです。
それにしてもヒラリーvsオバマ。面白いけど、小浜が選ばれると暗殺という問題も・・・いつの日か映画化されるのでしょうかね~
『24』で黒人の大統領に慣れたアメリカ。
期は熟し、チャンスだと思ったのですが。。
ヒラリーさんにしても、オバマ氏にしても、ブッシュ氏のツケは大きい。
政策が失敗したら、女だから黒人だからと叩かれる。
まるでスケープゴートですよね。。
そっかぁ~『24』の影響もあるのか・・・
まぁ、日本人からするとどうでもいいんですけど、白人至上主義の人間もアメリカには多いですからね~
さすがに簡単に暗殺なんて無理だろうけど、大統領になる前なら警備も万全じゃないかもしれないし・・・