かつてはこの地でゾルゲと出会った本木雅弘。近代化があまりにも進んで言葉を失ってしまったかのよう・・・
一晩の物語、群像恋愛劇。日中合作ではあるけども、ここまで洒落た雰囲気の映画を作れるようになったのかと驚いてしまう。と、感じたのは、観終わってから頭の中で余計な部分を取り去ってしまったためかもしれません。日本からやってきたカリスマ的ヘアメイクアーティストの水島(本木雅弘)と、タクシー運転手であるリンシー(ヴィッキー・チャオ)との一晩のラブロマンスでいいじゃないですか・・・他の3組のカップルのエピソードが完全に蛇足気味。
「周りは変人ばかり」と嘆くのは水島と公私ともパートナーである美帆(西田尚美)。その言葉通り、ブルース・リー気取りで暴れまくる竹中直人や妙にはじけてる中国人通訳が登場すると、イライラさせられるのです。あくまでも化粧師と的士司机の淡い恋物語だけでよかったのではないでしょうか。まぁ、迷子になった水島を探しているシーンは必要ですけど・・・
メインの物語においても、「早く筆談しろよ」とイライラさせられましたが、リンシーの家では笑わせてもらいました。弟と二人暮しのリンシー。その弟というのが、日本に留学したいくせに日本語をほとんど喋れない。水島だって“ミソシル”扱いされてしまうのです。そして、その後にタクシー運転手が集まる露店で夜食を食べるシーンが良かった。都会的な夜景も素敵ですけど、ちょっと路地裏に入ったところにある庶民的な場所が好きです。
言葉の通じない外国。各言語の“愛してる”さえ覚えておけば、なんとかなるはずです(と、海外旅行はほとんど経験のない者が言ってもしょうがない)。あとは困った顔を相手にいかに伝えるか・・・。一度は行ってみたいと思うけど、反日デモに遭ったら大変だし、中国語を勉強しておいたほうが良さそうです。ブルース・リーが好きだと言えば平気・・・だったらいいのですが。
★★・・・
一晩の物語、群像恋愛劇。日中合作ではあるけども、ここまで洒落た雰囲気の映画を作れるようになったのかと驚いてしまう。と、感じたのは、観終わってから頭の中で余計な部分を取り去ってしまったためかもしれません。日本からやってきたカリスマ的ヘアメイクアーティストの水島(本木雅弘)と、タクシー運転手であるリンシー(ヴィッキー・チャオ)との一晩のラブロマンスでいいじゃないですか・・・他の3組のカップルのエピソードが完全に蛇足気味。
「周りは変人ばかり」と嘆くのは水島と公私ともパートナーである美帆(西田尚美)。その言葉通り、ブルース・リー気取りで暴れまくる竹中直人や妙にはじけてる中国人通訳が登場すると、イライラさせられるのです。あくまでも化粧師と的士司机の淡い恋物語だけでよかったのではないでしょうか。まぁ、迷子になった水島を探しているシーンは必要ですけど・・・
メインの物語においても、「早く筆談しろよ」とイライラさせられましたが、リンシーの家では笑わせてもらいました。弟と二人暮しのリンシー。その弟というのが、日本に留学したいくせに日本語をほとんど喋れない。水島だって“ミソシル”扱いされてしまうのです。そして、その後にタクシー運転手が集まる露店で夜食を食べるシーンが良かった。都会的な夜景も素敵ですけど、ちょっと路地裏に入ったところにある庶民的な場所が好きです。
言葉の通じない外国。各言語の“愛してる”さえ覚えておけば、なんとかなるはずです(と、海外旅行はほとんど経験のない者が言ってもしょうがない)。あとは困った顔を相手にいかに伝えるか・・・。一度は行ってみたいと思うけど、反日デモに遭ったら大変だし、中国語を勉強しておいたほうが良さそうです。ブルース・リーが好きだと言えば平気・・・だったらいいのですが。
★★・・・
「大停電の夜に」の雰囲気に似ていた作品でエピソードが欲張っていました。今回は停電でなく「夜の上海」にさまよう「ふたつの恋」の話。雨上がりのしっとりした街並みの雰囲気は良かったです。
片言で「わたしのこと、好きですか」といわれたら メロメロになります。
カリスマスタイリストは、思い出のテーブルクロスを衣装にしてしまうのかと、感心しました。
そういや『大停電』でも俺は最低点つけてたような・・・
本木・チャオのエピソード以外は全く受け入れることができず、なぜこんなストーリーにしたのか疑問符だらけでした(汗)
2人のやりとりに関しては、本木雅弘のキャラだったら「ウォー・アイ・ニー」くらい知っていても良さそうなのに・・・という点と、もっと早く筆談してもらいたかったという点。
俺も「わたしのこと、好きですか」と言われたら、見境がなくなっちゃいそうです(汗)
設定はなかなか面白いと思ったのに、設定を上手く活かせてなかった感じですねぇ・・・
中国には行った事無いのですが、上海があまりにも大都会で近代的で吃驚してしまいました~♪
言ってみれば、惜しい作品。
2人だけの物語にするか、他のエピソードを上手く盛り上げない限り、1本の映画としては辛いです・・・
俺も中国は行ったことないけど、金に余裕があれば~~
>タクシー運転手であるリンシーとの一晩のラブロマンスでいいじゃないですか・・・
ってそれで終わらせておけばって感じでしたよね~
なんかもうひとつだったんですが・・・
私が中国にいったときは上海だったからか、あんまり何もなかったですが、友達は、プチ反日にあったらしい・・・中国は怖いっすよ。。。
同じく上海で撮った日本映画『最後の恋、初めての恋』のほうが良かったかなぁ・・・実業界で成功している日本人と貧しい上海の純情女性なんてところは一緒だし。
反日デモがあった頃だったら悲惨だったでしょうねぇ。まぁ、日中友好のための映画でもあったんだろうし、前向きだったとは思いますが・・・