メイクアップに圧倒された。
日本史が苦手なのでざっくり言うと、石田三成と徳川家康がなぜにこうもいがみ合っているのか伝わってこなかった。原田真人監督作品はこれまでも数多く観てきましたが、役者の演技や重厚な演出力によって迫力ある作品といった印象が残る割に、人間の内面に迫るドラマという点では疑問符が投げかけられていたと思います。ハッキリ言うと苦手です。
原作は上中下巻にわたる大作であり、かなりの部分が割愛されていたと想像できますが、朝鮮出兵における石田三成に対する遺恨や憎悪、三成襲撃事件での緊迫感、さらに徳川家康の上杉景勝討伐といった事実が省略されていたような気がします。この辺りはNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や『真田丸』を思い起こして脳内補填するしかありません。ちなみに『軍師官兵衛』の黒田官兵衛を演じていた岡田准一がこの作品では石田三成を演じているので、恵瓊と対峙するところなどは混乱をきたしてしまいました。
司馬遼太郎はどのように描いていたのか知りませんが、石田三成といえばやはり部下からの信頼がない、人望がないといったところを見たかった。特に加藤、福島との確執部分。それを秀頼公に忠義を尽くすことでカバーし、三成を再評価するに値する描き方というか、その内面をもっと打ち出してくれれば良かった。関ヶ原では小早川秀秋がキーマンとなって日和見的な存在が情けなく映るのはどの作品でも同じですが、石田三成に対しても、なぜだかひ弱さが目立ちました。せめて処刑前の干し柿のエピソードを加えてくれたら、生への執着といった印象が持てたのに、残念です。
役者さんは全体的には良かったのですが、終盤になるにつれ早口になり、聞き取れない言葉が多すぎたのも残念でした。
★★★・・
日本史が苦手なのでざっくり言うと、石田三成と徳川家康がなぜにこうもいがみ合っているのか伝わってこなかった。原田真人監督作品はこれまでも数多く観てきましたが、役者の演技や重厚な演出力によって迫力ある作品といった印象が残る割に、人間の内面に迫るドラマという点では疑問符が投げかけられていたと思います。ハッキリ言うと苦手です。
原作は上中下巻にわたる大作であり、かなりの部分が割愛されていたと想像できますが、朝鮮出兵における石田三成に対する遺恨や憎悪、三成襲撃事件での緊迫感、さらに徳川家康の上杉景勝討伐といった事実が省略されていたような気がします。この辺りはNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や『真田丸』を思い起こして脳内補填するしかありません。ちなみに『軍師官兵衛』の黒田官兵衛を演じていた岡田准一がこの作品では石田三成を演じているので、恵瓊と対峙するところなどは混乱をきたしてしまいました。
司馬遼太郎はどのように描いていたのか知りませんが、石田三成といえばやはり部下からの信頼がない、人望がないといったところを見たかった。特に加藤、福島との確執部分。それを秀頼公に忠義を尽くすことでカバーし、三成を再評価するに値する描き方というか、その内面をもっと打ち出してくれれば良かった。関ヶ原では小早川秀秋がキーマンとなって日和見的な存在が情けなく映るのはどの作品でも同じですが、石田三成に対しても、なぜだかひ弱さが目立ちました。せめて処刑前の干し柿のエピソードを加えてくれたら、生への執着といった印象が持てたのに、残念です。
役者さんは全体的には良かったのですが、終盤になるにつれ早口になり、聞き取れない言葉が多すぎたのも残念でした。
★★★・・
原作が長編らしいので詳しく描くと上映時間がとんでもないことになると思うので、仕方ないのかもしれませんが…。
原作知らないので何とも言いづらいのですが、
やっぱりサラーっと流していましたよね。
気になる茶々なんて出てきてましたっけ?
不要な女性陣が多いわりに・・・
もちろん端折っているでしょうけど、全体を盛り込もうとして、かえって散漫になる典型のような気がしました。
(特に途中に挟まれたナレーションは違和感)
高台院(北政所)と淀殿との確執も中途半端だし。
前後をまるっと端折って、関ケ原直前直後に絞ったほうがわかりやすかったと思います。
そんなにあるんですか~1577ページ!(驚)
流れを大切にすると割愛する部分は増えますよね。
おれが思ったのは余計な女性像。
これをカットすればもう一つくらいエピソード入れられた気がします。
女性は北政所と淀君だけでいいような・・・
かなり端折ってる感を感じました。
皆さん仰るように、やっぱり台詞聞き取り辛かったですよね。
日本語なのに字幕欲しいくらいでした(笑)
登場人物が多すぎるし、細かい背景を描いていないので
日本史を予めお勉強してわかっていないとついていけない内容でした。
時代劇初心者には向きませんね。
端折ってましたよね。
繋がりが不自然な点ありますもんね。
逆に予備知識がないから、
端折り感が大きかったのかもしれません。
日本史はいつも赤点でした。
大人になってから戦国大河ドラマを楽しむようになって、
俺の知識はほとんど大河ドラマです・・・
上杉討伐に出た軍団が小山軍議でとって返す所もなかったですが、監督が考えたこと故いろいろな処方があっても仕方ないと思います。
小説通りに映画化しても、脚色しても難癖つける余地はあるので、これも止むを得ぬ気はします。
敢えて大河ドラマだけでしか比べませんでしたが、上杉討伐そのものが三成を罠にはめるためのものだという印象がありました。
長編の原作を映画化するより、短編のものを映画化した方が面白いってことがありますよね~