地獄、地獄、地獄・・・明るい地獄
せっかくの全国公開に先立って、“セコい不倫ゴシップ”でお茶の間を賑わせてしまった板尾創路監督。それでも日馬富士暴行問題のおかげで目立たなくなったおかげか、週末興行収入ランキングはめでたく3位スタートとなった作品。これこそが明るい地獄なのか?
お笑い芸人の道は厳しい。かつてほど漫才番組が少なくなり、逆にバラエティー番組がテレビ欄の多くを占めている昨今。芸人たちの苦労話などを耳にする機会も増えてきた感があります。とにかく目が出ぬうちはバイト、バイトの生活で、どちらが本業なのかもわからなくなってしまうほどの貧しい暮らし。そうした下積み時代の芸人の姿が見事に描かれていたように思います。ちなみに芥川賞を獲った原作は読んだこともありません。
桐谷健太も菅田将暉も演技は良かった。“スパークス”の相方である川谷修士の演技力も伝わってきたと思う。それよりも印象に残るのが加藤諒!あの濃い顔が宣伝する缶コーヒーの自販機も存在感があり過ぎだった。ただ、悲惨なバイト生活を表現するにはもっと暗めの役者が必要だったかと思います。また、桐谷演ずる神谷の借金まみれになりながらも前向きな生き方には元気をもらえました。
漫才のシーンや、普段の会話のボケ・ツッコミにも笑おうと思えば笑えるのに、これは芥川賞を受賞した作品なんだという潜在意識があったためか、一つ一つの台詞の根底にある若者の人生哲学のようなものを感じてしまいました。特に公園の子供たちを前にして行うネタ合わせなんてのは、売れない芸人の懸命に稽古する姿と悲哀が入り混じった複雑な気持ちにさせてくれました。全体的には良かったのですが、やはりシリコンのエピソードは要らない・・・
★★★・・
あのコーヒーは飲みたくないですが 笑
原作にも無かったんじゃないかな~
悪のりですね(^^)/
原作のテイストには」ちょっと遠かった気がしますが、
ボケ・ツッコミの世界は大阪では当たり前の世界(笑)
監督の性格が反映していた映画でした。
悪くはないけど・・・何?って感じで^^
ビーンズコーヒーでしたっけ?
まぁ、濃いんだろうな~って想像できますよねw
>まっつぁんこ様
原作にもないんですか~
シリコン取るとき、また手術代がかかるんだろうな~と、
余計な心配までしちゃいました。
>cyaz様
ボケとツッコミ。
普段の生活でも繰り広げられる会話がとても好きです。
大阪人に生まれたかったな~ともたまには思いますが、
ウケなかったら引きこもりになっちゃう気もしますw
やっぱり原作を読んでたら感想も違ってきますよね。
彼の天才的笑いのツボは、ある意味ナンセンスギャグ(?)の部類で、一般的には受け入れられにくい…なので斬新なネタでもオーディションでコテンパンに言われてしまうのですね。
彼にとってはホームレスのおっちゃんを横にただ立たせておくのとシリコンを入れるのと同じレベルのネタなのでしょう。
なるほど!
シリコンの件もナンセンスギャグの件も納得です。
ホームレスのおっちゃんにしても、どことなくビートたけしがやりそうな感じですよね。
一般には受け入れられないけど、彼のことをよくわかっていれば、「あ~またやってるよ」くらいに思えて面白い。
小説にもあるというのがちょっとショックです・・・
ラストの漫才でかたまった、泣いた。
こんなのみたことないとおもいました。
そのインパクトがめちゃくちゃ残ってます。
でも、ぶっちゃけ漫才そのものは
そないにおもしろくなく(わわわわわ)
菅田くんも桐谷くんも関西の漫才師ってとこには
全く違和感なかったですね。
どうしても関西弁だけはうるさくなってしまうので。(;^_^A
・・・・もっと笑える話かとおもったら、
「こんだけ大変やねんで~を前にだした
ドキュメンタリー」を
豪華人気俳優でやりましたって
感じでした。
漫才はなかなか良かったですよね!
ただ、映画を観ている人には伝わっても、
実際にあんな漫才があったら引いてしまう・・・
菅田将暉と桐谷健太は良かったですね~♪
とくに最近の菅田将暉はいい役演じすぎです。
関西弁の評価はわからないですけど、
『アウトレイジ』の西田敏行はひどかった。
ドキュメンタリーにしてしまったら、
上下関係もシビアになってしまい、
許可が下りなさそうな・・・