鼻が特徴である名優の対決!
ジェラール・ドパルデューは好きな俳優の一人ですが、フィルム・ノワール作品だけあって鼻の陰影もくっきり描き出されているため、どうしても目立ってしまう。いかに男根鼻といえどもモザイクをかけるわけにはいかないので、ライバルの警視には同じく鼻が印象的なダニエル・オートゥイユが起用されている(彼が主人公)。
“36”というタイトルがど~んと描かれ、どこの誰が“犬”なんだかとワクワクしながらのめり込んだ前半。現金輸送車強奪事件が連続し、9人もの人が殺されていた。そんな物騒なパリであったけど、警察内部では長官(アンドレ・デュソリエ)の昇進が決まっていて、この事件をBRIのレオ・ヴリンクス警視(オートゥイユ)とBRBのドニ・クラン警視(ドパルデュー)が追うことになった。事件を解決すれば次期長官に・・・と野心に燃えるクラン。一方のレオは出世欲は感じられないのだが・・・
情報屋という存在が大きかった。難事件を解決するにも信用度が低い彼らの情報も無視はできない。大体が犯罪者であったりするのだが、時として貴重な情報源となったりするのだ。2人のライバル警視は情報屋を殺されたり、その情報屋に利用されたりと、捨て駒であるはずの彼らに運命を翻弄されるところが見ものなのです。そして裏情報を得たヴリンクスは見事に事件を解決し、クランは失脚するかに見えた・・・
立場が逆転して投獄されたり、最愛の妻を失ったりで奈落の底へ突き落とされたかのような男を演じたオートゥイユがしぶかった。ドパリュドゥーやドゥソリエも鋭い眼孔の奥底で、口には出さない心理が読み取れるところが凄い。そしてもう一人、ヴリンクスの部下であったティティが物語の最大のキーパーソンになるところも脚本の素晴らしいところだ。
★★★★・
ジェラール・ドパルデューは好きな俳優の一人ですが、フィルム・ノワール作品だけあって鼻の陰影もくっきり描き出されているため、どうしても目立ってしまう。いかに男根鼻といえどもモザイクをかけるわけにはいかないので、ライバルの警視には同じく鼻が印象的なダニエル・オートゥイユが起用されている(彼が主人公)。
“36”というタイトルがど~んと描かれ、どこの誰が“犬”なんだかとワクワクしながらのめり込んだ前半。現金輸送車強奪事件が連続し、9人もの人が殺されていた。そんな物騒なパリであったけど、警察内部では長官(アンドレ・デュソリエ)の昇進が決まっていて、この事件をBRIのレオ・ヴリンクス警視(オートゥイユ)とBRBのドニ・クラン警視(ドパルデュー)が追うことになった。事件を解決すれば次期長官に・・・と野心に燃えるクラン。一方のレオは出世欲は感じられないのだが・・・
情報屋という存在が大きかった。難事件を解決するにも信用度が低い彼らの情報も無視はできない。大体が犯罪者であったりするのだが、時として貴重な情報源となったりするのだ。2人のライバル警視は情報屋を殺されたり、その情報屋に利用されたりと、捨て駒であるはずの彼らに運命を翻弄されるところが見ものなのです。そして裏情報を得たヴリンクスは見事に事件を解決し、クランは失脚するかに見えた・・・
立場が逆転して投獄されたり、最愛の妻を失ったりで奈落の底へ突き落とされたかのような男を演じたオートゥイユがしぶかった。ドパリュドゥーやドゥソリエも鋭い眼孔の奥底で、口には出さない心理が読み取れるところが凄い。そしてもう一人、ヴリンクスの部下であったティティが物語の最大のキーパーソンになるところも脚本の素晴らしいところだ。
★★★★・
そっかぁ、「LAコンフィデンシャル」の構図だったのか。言われて初めて気づく・・・
女性版の対決は面白そうですね。
オスカー対決やらラジー対決があったりして(笑)
心理戦が中心になるだろうから、どちらも裏がありそうな女性がいいですよね。
ハリウッドリメイクについては、この作品自体が、『L.A.コンフィデンシャル』の二番・三番煎じ・使い古し。
デニーロvsクルーニー・アルパチーノも見たいけれど・・
思いきって、女性版で見たい!
アンジェリーナ・ジョリーvsマドンナ
ジュリア・ロバーツvsケイトブランシェット
ニコールキッドマンvsジュディーフォスターかサンドラブロック
ハル・ベリーvsヒラリー・スワンク
デボラ・ウィンカーvs誰か同年代の名女優。
さらに思いきって!
デミ・ムーアvsシャロン・ストーン
ラジー?
日本なら・・
仮キャスティングを考えるのは楽しいですね。
フランス映画に出てくる警察って、なぜだか汚職などの犯罪とか、裏切りが多いのです。ハリウッド映画も多いけど、フランスのほうがすごく多いような。
日本だけですよ・・・汚職の少ない警察映画は。
ハリウッドリメイクもあるそうですから、そちらも楽しみにしたいものですね。
けれど・・段々、気がめいってきた。
どうなるのかと、ストーリーには引き付けられた。
けれど・・誰が勝ってもすっきりしない。
カンゼンチョウアクではハラハラ感は薄い。
けれど・・アレが、パリ警察の現状なら腐っているし、自業自得。
なんだかな~。
『香港警察』の方が好きでした。
女性陣に裏切り者がいなかったことが唯一の救いでした(涙)
最初は猿田彦も鼻の大きさは普通だった。
たしかヒミコの時代に罪深い行いをしたために、でかくなってしまったんですよね?それはピノキオか・・・
あれ、良性腫瘍ですかね。
年毎に、巨大になっていきますね。
最後は、猿田彦みたくなるんでしょうかねぇ。
あぁ、それは俺も思う!
高校時代、ヤクザ風の男に注意されたんです。自転車で3人乗りしてたとき・・・
そしたら捜査一係の刑事だと名乗って・・・
今でも刑事だったのかヤクザだったのかよくわかりません(笑)
なるほど、モデルの人物が脚本を書いたのならリアルだなぁ。こんな世界が実際にあると思うと、足を踏み入れたくないような・・・
映画のモデルになっている人物が脚本に参加していることも、リアルさを増して凄みになっていたと思います。
主人公二人の、もっとドロドロの対決シーンが見たい気もしましたが、ラストへと繋がる出来事は、とてもドラマティックでしびれました。
ドパルデューの危険な鼻。あれはもしや整形してるんじゃないかと疑ってしまうほど目立ってました。彼の映画はかなり観てるはずなのに、ここまでクローズアップされるとは・・・
アメリカからもオーウェン・ウィルソンとか参加すれば、壮絶な鼻バトルになったかも(笑)
>kisen様
渋い、しぶい、しぶい・・・
どなたの感想にも“渋い”という言葉が見つけられますね。ノワールなどというと、イケメン俳優が主人公だったりするけど、こうした中年男が主人公だと渋さが強調されますなぁ。
ドパルデューが悪役を演ずること自体が珍しいことなので、さらに目立ってしまいますよね。彼を慕ってくる部下がもっと欲しいところだったし、失脚からの逆転も早すぎたような気もします。
もうひとつ、彼らは恋のライバルでもあったわけですが、その点がかなり曖昧でした。それがよくわかれば、仕事のミスも理解できるのかなぁ。まぁ、所属する二つの部署の違いもさっぱりわからなかったし、もうちょっとエピソードが欲しかったところでしょうか。
>ルナ様
なんと、ハリウッドリメイクまで!
デ・ニーロとクルーニーですかぁ。
どうせなら、デ・ニーロとアル・パチーノにしてもらいたいところですね。わけわからなくなりそうだけど(笑)
ティティの髪型を見る限り、終盤のシーンは最初に撮ったものなのか?と余計なことまで考えてしまいました。それともカツラか??
俺は“許す”ところが何とも渋くて・・・ホレボレ。
ハリウッドでのリメイクも決定しているようですが、
ロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニーでは、
かなり違ったイメージになりそうです。
ティティの髪型の変化もすごかったけど、ラストは泣けましたよ~。
この映画、豪華俳優陣の顔ぶれや渋い予告、渋いタイトルとどれをとってもそそる内容だったので、すんごく期待して見に行きました。
確かに渋~く深みのある内容だったと思うのですが、いかんせん最初からドパルデューが悪役過ぎたと思うのです。
これは私が個人的に感じたのですが、本当に実力が伯仲しているのであれば、ドパルデューにも人望があるべきであり、また、そこまで出世している人ならば、仕事に対する心構えもあってしかるべき。(だと思う)
あんなに無茶な行動に出たら、後から責められるのはわかっていると思うし、上官にも「あいつは出世することしか頭にない」と言われ、妻にまでいつも見放されたようなことばかりを言われる男が、本当にオートィユと肩を並べて競ってきたのでしょうか。
惚れた女を取られてから態度が急変したにしても大人の男にしては露骨すぎるし、なんだか、せっかくの物語なのにオートィユとドパルデューの善悪がはっきりしすぎているように思いました。
もう少し、本当に実力・人望ともに伯仲していたほうがおもしろかったと思います。
もちろん、映画は最後まで惹きつけられて見ましたけどね。
ドパルデューの鼻は直視してはいけないような感じだし、オートゥイユの鼻はどれだけ曲がっているのか確かめたくなる
でも、すごく二人とも渋くてカッコよかった~。
日本語タイトルも素晴らしいですよね!