好きよ!キャプテン
意外なことにポルノグラフィティは初の映画主題歌となるらしい。しかも日活の映画なので、なぜかロマンを感じてしまう。ストーリーがほとんどストレートであり、伏線や味付けもへったくれもないのですが、タスキを繋ぐだけでここまで感動できるものなんだと驚いてしまうほど。しかし疑問は残ったまま・・・なぜタイトルが“奈緒子”なんだ?
足の速い少年が高校生となり、短距離から駅伝ランナーへと転向してしまうことにも驚かされますが、原作は漫画。そんなのたいしたことありません。心理描写も薄いままで、なぜ駅伝がいいのか?などという理由は一切説明されない。そこに仲間がいたからか?父親の死を6年経った今でもふっ切れないのか?とにかく走ることが生甲斐なんだろうと、納得もせずのめり込んでしまうのです。
上野樹里演ずる奈緒子は、天才ランナー雄介(三浦春馬)の父親が亡くなったのは自分のせいだと罪の意識を残したまま彼と再会。過去を背負ったまま明るさを取り戻せない役であるだけに、高校生役がきつくなってきた彼女でもバランスが取れていたのかもしれません(設定では2歳上)。そして、父の死の原因が奈緒子であると思い続け、雄介もまた時間が止まったままなのですが、彼女の性格とは逆に、空虚さを感じるほど明るく振舞っているのです。
波切島高校の陸上部員は7人+マネージャー1人。6人で走る駅伝なので補欠が1人という厳しい数だ。その中でキーパーソンとなっていたのが1年の吉崎(タモト清嵐)。最初はえなりかずき2世かと感じたほどでしたが、クライマックスの大会ではなんと逞しく感じられたことか。他の生徒たちも十分に個性的だったし、鶴瓶監督が「雲になってみんなを見ていたい」と言った言葉も納得できるのです。
上野樹里と三浦春馬は個々の心理描写も弱いし、6年前の事故を起因とする確執もそれほど訴えてくるものじゃなかった。もしかすると原作のほうが“奈緒子を赦す”というテーマが伝わってくるのかもしれません。そんな中、汗だくになった高校生たちに爽やかな風を吹かせてくれたのが女子マネージャーである佐津川愛美。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のまんが少女とは思えないくらい明るさでした。
なぜだか『小さき勇者たち~ガメラ』を思い出してしまった・・・
★★★・・
意外なことにポルノグラフィティは初の映画主題歌となるらしい。しかも日活の映画なので、なぜかロマンを感じてしまう。ストーリーがほとんどストレートであり、伏線や味付けもへったくれもないのですが、タスキを繋ぐだけでここまで感動できるものなんだと驚いてしまうほど。しかし疑問は残ったまま・・・なぜタイトルが“奈緒子”なんだ?
足の速い少年が高校生となり、短距離から駅伝ランナーへと転向してしまうことにも驚かされますが、原作は漫画。そんなのたいしたことありません。心理描写も薄いままで、なぜ駅伝がいいのか?などという理由は一切説明されない。そこに仲間がいたからか?父親の死を6年経った今でもふっ切れないのか?とにかく走ることが生甲斐なんだろうと、納得もせずのめり込んでしまうのです。
上野樹里演ずる奈緒子は、天才ランナー雄介(三浦春馬)の父親が亡くなったのは自分のせいだと罪の意識を残したまま彼と再会。過去を背負ったまま明るさを取り戻せない役であるだけに、高校生役がきつくなってきた彼女でもバランスが取れていたのかもしれません(設定では2歳上)。そして、父の死の原因が奈緒子であると思い続け、雄介もまた時間が止まったままなのですが、彼女の性格とは逆に、空虚さを感じるほど明るく振舞っているのです。
波切島高校の陸上部員は7人+マネージャー1人。6人で走る駅伝なので補欠が1人という厳しい数だ。その中でキーパーソンとなっていたのが1年の吉崎(タモト清嵐)。最初はえなりかずき2世かと感じたほどでしたが、クライマックスの大会ではなんと逞しく感じられたことか。他の生徒たちも十分に個性的だったし、鶴瓶監督が「雲になってみんなを見ていたい」と言った言葉も納得できるのです。
上野樹里と三浦春馬は個々の心理描写も弱いし、6年前の事故を起因とする確執もそれほど訴えてくるものじゃなかった。もしかすると原作のほうが“奈緒子を赦す”というテーマが伝わってくるのかもしれません。そんな中、汗だくになった高校生たちに爽やかな風を吹かせてくれたのが女子マネージャーである佐津川愛美。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のまんが少女とは思えないくらい明るさでした。
なぜだか『小さき勇者たち~ガメラ』を思い出してしまった・・・
★★★・・
コミックが原作ということですが、脚本のいろんな部分が弱いな~と思ってしまいました。
1年の吉崎はきっとやってくれると思っていましたが、あの頑張りは感動モノでしたね~。
樹里ちゃんの印象は薄かったです(汗)
吉崎くんはよかったですね~
誰が彼を第一走者に選んだのかちょっとわかりませんでしたけど・・・
やっぱり樹里ちゃんは印象薄いですよね。そのために奈緒子というタイトルが弱くなってしまって・・・
過去のことがふっきれる瞬間を見たかったです。
作品の雰囲気自体はとても心地よかったので、もっとじっくりと観ていたかった気もしました。もしかしたら映画よりも連続ドラマで時間をかけて生徒たちの成長を描いたほうが合ってたのかもしれませんね。
最初は意図したものがあったのに、作ってるうちに上野樹里の印象が薄くなってしまった・・・という経過もあったのでしょうかね。
「許す」というテーマをはっきりさせるセリフだけでもあればなぁ・・・
多分、もっと色んな事件とかありそうな、連続ドラマにすると脚本力がものいいそうですね~
確かにタイトルだけだと何を伝えたいの?という感じになると思います。奈緒子の存在も雄介より強くない感じだし、確かにこれほど上野樹里が目立たない映画も珍しいのでは?とは感じました。
奈緒子の存在をどう捉えるかなのかもしれませんが、背負ってしまった十字架に対してどう償うか?そういうテーマなのかもしれないけれど、でも恋してしまったと感じてしまうし・・・雄介に償いたい一身で雄介を追ったと考えれば解らなくもないですが、それだけ償うという事は映画のように優しくないという事を描いて欲しかった気もしています。
私が雄介なら奈緒子を突き放しているでしょう。
目立ちませんでしたね~樹里ちゃん。
見終わった瞬間には、タイトルは「奈緒子」じゃなくて「雄介」だろう!などとつっこんでみたくもなりました。
実際、奈緒子の存在がなかったら陸上選手としてどうなったんだろう?とか、合宿に参加したことでどれだけ雰囲気が変わったのかとか、いろいろと描けていない部分が多かったんですよね。
突き放してしまうのは当然だし、その雄介の態度にもめげずに陰ながら応援する奈緒子の気持ちをどこまで理解していたのか・・・ううむ。
後半は奈緒子の存在があまり意味なかったりしましたし。
最後の試合はもうちょっと盛り上がる展開にできただろうと思うと残念です~
そうですよね・・・盛り上がりに欠けました。
スポコンものとも違うし、奈緒子という意味もわからない。結局は友情物語だったのでしょうけど、それも弱かったし~
なんだかガメラのリレーシーンを思い出して、意味はわからないけど涙が流れるような・・・そんな感じでした。
自分は原作を読んでいましたが、原作でも雄介中心で奈緒子の出番は少ないです(^^;)
長編漫画が原作だけあって、それを2時間で纏めるのは流石に厳しかったですね。
それでも駅伝の醍醐味は確りと伝えていた部分は評価できる作品だったと思います。
原作でもそうだったのですね。それじゃこのような形になってもしょうがないのかもしれませんね。
いつも原作を読むことなく映画を観るのですが、やっぱり詰め込んであることはわかるものです。なかなか難しいですよね~