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8月のクリスマス

2005-09-23 17:31:32 | 映画2005
 オリジナルの感動が損なわれるかと心配していたけど大丈夫!しっかりと感動させてくれました(地元びいきもあるけど・・・)。
祐さま提供 祐さま提供 祐さま提供

 オリジナルであるホ・ジノ監督の『八月のクリスマス』があまりにも良い映画なので、どうしても比較してしまう。主人公は鈴木寿俊(山崎まさよし)。父と二人暮し、父から受け継いだ写真館を営むという設定も同じ。ストーリー展開も重要な箇所はほぼ取り入れ、違う点はヒロインの高橋由紀子(関めぐみ)が小学校の臨時教員であるという設定だけであろう。

 余計な説明は一切しないホ・ジノ流の撮影手法をも取り入れているように思えるし、編集によって、シーンの切り替えが何となく似ていて、オリジナルを大切にしている長崎監督の思いも伝わってきました。一番好きなところは、おばあさんを中心とした家族写真と一人で撮る写真の意味。そして投石のシーンだ。これらの大事な部分はもちろんこの映画でも見られる。ただ、ラストシーンだけは、広い客層を狙ったためか、わかりやすい演出へと変化させ、由紀子が未来を強く生きていけるだろうと想像させ、安堵感を与えてくれる。

 ヒグラシの鳴き声を背景に、縁側でスイカの種を飛ばす兄と妹。年代ものの扇風機。食卓も座卓であり、小津安二郎の世界をも感じさせる。また、寿俊が好きな「お気に入りの場所」では日本の四季を感じさせてくれるはずです。

 何しろ、高岡、魚津、氷見、金沢のオール北陸です。見たことある場所ばかりで、感情移入しまくり。映画を観終えてすぐに「お気に入りの場所」へ行ってきました(詳細)

桜坂から撮影(福山雅治とは関係ありません)

★★★★★(参考になりません)


八月のクリスマス



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108 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちわ (やっぱり邦画好き…)
2005-09-23 18:45:46
おばあさんの家族で写真を撮るシーン良かったですね。

そして、おばあさん一人で撮り直すシーンで涙がこみ上げてきました。

良い映画でした。

TBさせていただきます。
返信する
いやん! (ミチ)
2005-09-23 19:00:25
kossyさんずるーい!(笑)

あの場所に行ってこられたんですね!

あの桜坂はいつもデパート帰りに車で通る道です。

kossyさんはわざわざ行ってこられたのかな?

もしかしてご近所だったりして!

やっぱり自分の本拠地が出ると、めちゃくちゃ嬉しくなりますね!!

雪が積もったらまた行かなくちゃね~。

あ、韓国版を知りませんが、淡々ととってもいい映画でした。
返信する
まいど (xina-shin)
2005-09-23 21:03:08
初日に観てきました。

やはり地元で撮影された作品は格別ですね。

ロケにも立ち会えましたし・・・(離れていて顔は見えませんでしたが)

記念館に行ってみようかと考え中です。
返信する
ロケ (kossy)
2005-09-23 21:22:07
>やっぱり邦画好き…様

おばあさんのシーンがやっぱり泣き所です。

死期がせまっていることがわかり、いつか自分も葬式用の写真を撮ろうと思うんですよね、きっと。

オリジナルでもそのシーンはありますけど、同じく泣いてしまいました・・・あぁ涙腺がゆるい・・・



>ミチ様

昔、仕事中によく使ってた通りです。あの辺り一帯がそう。

もちろん、観た後でわざわざです(笑)

映画館から直行しようと最初からデジカメ持参でした!

家からは遠いですよ・・・向こうのほうに映る山のふもとかもしれません・・・

韓国版は機会があれば是非・・・てか、結構テレビで放映してます。



>xina-shin様

ロケに立ち会ったのですかぁ・・・いいなぁ。

金沢は結構多いのですけど、ロケ現場を見たのは一度くらい。それも何の映画だったのか知らない(笑)

返信する
TBありがとうございます (ふっじー@獅子奮迅FH)
2005-09-23 22:22:33
TBありがとうございます。みなさん、お詳しいですね。また、遊びにきます。ではでは。
返信する
二重投稿すみません (ふっじー@獅子奮迅FH)
2005-09-23 22:25:38
あ、すいません。リンク貼らさせていただけ

ないでしょうか。もし不都合があればご面倒でしょうが、おっしゃってください。ではでは。
返信する
よかった。 ()
2005-09-23 22:39:24
オリジナルの韻を踏みながら、日本人向けにアレンジした脚本は成功していると感じました。

そして、四季も繊細な表現で表していました。

夏の過ぎゆく短い時間も、ミンミン蝉からヒグラシと変化させて季節感にも配慮した感性に感心してしまいました。



最後の手紙の内容が全体の流れと違うのですこし引っかかりましたが、セリフは少なく、バイクの音とか電車の音とかの効果音がとても上手く使われており 良かったです。



映画館で見なくてもいいとは思いますが、韓国版も日本版も何度でも見たくなるような仕上がりになっていると思いました。私も参考にならないけれど ★5つ あげます。(笑)



PS. 写真ドウゾ使ってください。

3月の雪の日にも行ってきました。。そのときは、「菊花の香り」を高岡で見てきました。。



返信する
写真 (kossy)
2005-09-24 01:42:18
>ふっじー@獅子奮迅FH様

ども、ありがとうございます!

リンクまで貼っていただけるなんて嬉しいです。

これからもよろしくお願いいたします。



>祐さま

早速使わせていただきました。

脚本の上手さ、これは言えますね~

多分ラストの手紙は賛否両論だろうけど・・・(笑)

わかりやすくしてるなぁ~という苦労のほども感じられました。これも監督のやさしさなのでしょう(そう思いたい)。

上映中にもう一度観にいってしまいそうです。もちろん貯まったポイントを使ってですが・・・
返信する
びっくりしましたよ。 (ミルクココア)
2005-09-24 03:00:18
先ほど携帯にトラバ通知が届きました。

ありがとうございます。

こちらは夜勤ですから、起きていますが、kossyさんはどうされたのかな?

コメント返しとトラバ返しだけでもかなりの時間が必要でしょうから、

こんな時間になってしまったのかも。

私はプライベートな事情で、現在はほとんどパソ\コンが開けないので、9月から『居場所』を携帯ブログに移しました。

もうじきネット接続も止めると思いますので、記事の移植をしています。

ライブドアブログは、携帯から投稿できますので、しばらくは投稿を続けるかも知れませんが、携帯操作ではトラックバック返しはできないので、悪しからず御了承下さい。

こちらのブログは、私の日常の励みです。

たくさんのブロガーがみえる中でも、kossyさんは第一級の上にゲストに対する心づかいも最高なので。

今後のご活躍を心よりお祈り申\し上げます。
返信する
映画館で心優しくなれる映画 ()
2005-09-24 06:51:31
淡々とした日常を切り取った映画ですが映画館で見ることで もう一つの日常が現れてきます。 金屋町の人となって二人の行く末を見守ってました。脚本も撮影も音声もホ・ジノ流でしたので安心して見られました。見終わった後にまた、映画館で見たくなりました。今度は高岡の映画館で見てきます。



KOSSYさん、写真入の日記とは、スペシャルですね。金屋町の3つの写真が雰囲気を壊さず収まっていて安心しました。

なお、周辺は道も狭いし、駐車場も無いので車でのお越しはご遠慮ください。。写真も撮れなくなりますよ。



桜坂W坂 実際はどこにあるのか知らなかった。。(恥)医王山がくっきり見える日に私も写真とっこようかな。
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