前半は別の意味で面白かった。様々な医療問題をこれでもか、これでもかとゴッタ煮状態にして風刺している内容だ。
中央病院という名からして、公立病院。予算の無駄遣いのせいか改装工事や備品購入も中途半端で、給料未払い問題まで発生する。看護師の大量退職により忙しさは頂点に達し、寝不足状態の医師・看護師スタッフ。医療ミスも当然起こるし、医療のモラルの問題までも提示している。表立っては表現されていませんが、国立病院が第3セクター化されていたり、予算が削られて大変な現状だということも風刺してあるのかもしれない。さらに、医療事故を隠匿しようとする不穏な動きも・・・前半だけ観ると、まるで社会派映画みたいな仕上がりですよ・・・と、ホラー映画だということを忘れてしまうほどだった。
しかし、後半に入ってからは失速感が漂っています。溶ける内蔵という設定も面白いのであるが、如何せん映像がついていっていない。ホラーというよりはサイコなジャンルになるので、感染の怖さというより、心の奥に潜む人間の本性が怖いのだ。キツネの面の少年や見舞い客など、生かしきれていないところがもったいない。赤いリンゴの伏線などは見事だし、意識に感染するというコピーもいいのになぁ・・・実に惜しい。
最も惜しいのは、最も変態チックなモロ師岡の使い方かもしれない(もっと登場させてよ~)。
星野真里が5号室に入っていった後は・・・モロ師岡に・・・という下ネタはほとんどわからないようになっていましたが、子供も楽しめる映画にしたかったからなのか?せっかくPG12になっているのに・・・
中央病院という名からして、公立病院。予算の無駄遣いのせいか改装工事や備品購入も中途半端で、給料未払い問題まで発生する。看護師の大量退職により忙しさは頂点に達し、寝不足状態の医師・看護師スタッフ。医療ミスも当然起こるし、医療のモラルの問題までも提示している。表立っては表現されていませんが、国立病院が第3セクター化されていたり、予算が削られて大変な現状だということも風刺してあるのかもしれない。さらに、医療事故を隠匿しようとする不穏な動きも・・・前半だけ観ると、まるで社会派映画みたいな仕上がりですよ・・・と、ホラー映画だということを忘れてしまうほどだった。
しかし、後半に入ってからは失速感が漂っています。溶ける内蔵という設定も面白いのであるが、如何せん映像がついていっていない。ホラーというよりはサイコなジャンルになるので、感染の怖さというより、心の奥に潜む人間の本性が怖いのだ。キツネの面の少年や見舞い客など、生かしきれていないところがもったいない。赤いリンゴの伏線などは見事だし、意識に感染するというコピーもいいのになぁ・・・実に惜しい。
最も惜しいのは、最も変態チックなモロ師岡の使い方かもしれない(もっと登場させてよ~)。
星野真里が5号室に入っていった後は・・・モロ師岡に・・・という下ネタはほとんどわからないようになっていましたが、子供も楽しめる映画にしたかったからなのか?せっかくPG12になっているのに・・・
ホラーって言うのも色々あると思うので、心理サスペンスホラーってことにすればいいんだけど
もっともそれは当事者と観客の我々だけが「怖いもの」を見ている状態で・・・はたから見たら、精神に異常をきたした医者の犯行って事なんだろうけどね
この手のオチは最近の流行りなんでしょうね。
オチからストーリーを組み立てていったために、
前半と後半が上手く絡み合わないようなことになって・・
色々似ている映画もあるようですが、
何が一番似てるかな?
最後の女医さんのシーンね・・・
「ヽ(ーー )おぃおぃ・・・」って感じだったよ
従来なら彼女まで・・・って感じではなく
彼女がすべての謎の答えを観客に説明する役だとおもうのね(^^;
ハッピーエンドである必要はまったくないんだけど
なんだかこうカタルシスの得られない映画は辛いです(^^;
「キツネ面の少年」も感染しちゃったかな?(^^;
何が一番似てるかなぁ・・・
「四人の食卓」も8割がた面白かったのになぁ・・・って感じはこの「感染」に似てるかな?違うね(^^;
最初の方は本当に社会派ドラマのノリでしたよね。
だからこそのめり込んで見ちゃったんですが
なんせ中盤の緑色ジャムと「こっちを見てた」っていう
台詞がいけません。ヲイヲイ映像見せろや~と思わずには
いられませんでした。
最後にオチがなかったら間違いなく映画館に見に行ったこと
後悔したと思います・・・・。(-"-;A
『4人の食卓』よりも『箪笥』に近いような気がしました。『シックス・センス』からくるドンデン返しプロット・・・ちょっと違うけど・・・ほんとに最後だけどんでん返しされると、もう一度観たくなってくるというジレンマに。。
>みみ太さま
コメントありがとうございます。
映像が中々でなかったのは予算の関係なんでしょうかね。
案外有名な俳優ばかり使うと、特殊効果に金が回らなくなって・・・「じゃ、ホラーじゃない映画にしよう!」とスタッフの誰かが言い出したのかもしれませんね。
ちなみに原作では「記憶が狂っている」ってのがあったそうです。
高嶋政伸の演技が秀逸でした。
記憶だけじゃなく、罪悪感にですかぁ・・・俺もよく理解できていません・・・
医療問題をおざなりにしている行政側にも感染してもらわないといけませんね・・・現場サイドだけ感染するなんて可哀想だ(笑)
腕の時計ですか・・・もう忘れてしまったけど、どうなんでしょう?
>ぁぃな様
この映画は「よく頑張って作ったなぁ」と思わせてくれる映画だと思います。
最後のオチもいいのですが、ぁぃなさんがおっしゃるような伏線が秀逸ですよね。その伏線を凝りすぎたためにわかりづらくなってるのも事実ですけどね・・・
ちょっと遅れて入ったのでよく分かりませんでした。
解説お願いします。
まずブランコについて言及されていたかたがいましたがあれは何を表してるのでしょう。
それと感染源は誰なんでしょう?
「外吉」なおばあさん?
羽田美智子が出てくるまでは「佐藤浩市一人の話か、な~んだ」って感じだったんですが、一気に訳が分からなくなりました。
他にもいろいろあったのに…忘れました。