フナ太郎、ブリ太郎、桃太郎?
「シリーズ開始20周年、20作目」と節目を迎えた今作。とは言っても、いつもと変わらぬハマちゃんとスーさんが楽しめる。序盤では、スーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)が一線から退き、会長職に就任するシーンから。認知症=アルツハイマーのテーマを絡めた作品かと思えるオープニングでしたが、核となるのは巨大リゾート開発計画とそれに反対する住民運動でした。
環境破壊とか生態系破壊などと鈴木建設が絡んだ開発計画に反対する住民たち。バブル期にはこんなリゾート計画も頻繁にあったのだろうけど、今はどうなんだろう?と心配にもなってくる。格差社会とか失業問題が大きい現在だと、「雇用獲得」などと役人に説得されると誰も反対運動なんて起こさないんじゃないかと・・・。原発なんかも反対派は弱くなってきているし。
元々このシリーズは風刺を含めた時代背景に即した作りになっているのですが、その中でも、かつての山田洋次作品を彷彿させるような社会派映画のような内容。ヒロインと恋人役には壇れいと高嶋政伸だったので安心して観ていられるし、反対派の中心人物の石田靖がとても印象的。他にもお笑い系が大勢出演しているのですが、皆いい演技なのです(安田大サーカスは目立ちすぎでしたが・・・)。そして、忘れてならないのが、小沢昭一。ワンカットだけの出演なのに、これほどインパクトがあるとは・・・
最近のシリーズでは、『16』以外はバカ笑いできる作品が少なくなってきていますけど、映画そのものの構成がしっかりしているように感じます。この映画も見事な脚本、構成力。そして、なぜか日本語字幕付きだったので、“落胤”とか“釣果”という言葉も覚えてしまいました。最後には久しぶりにスーさんの釣りシーンもあった・・
★★★★・
「シリーズ開始20周年、20作目」と節目を迎えた今作。とは言っても、いつもと変わらぬハマちゃんとスーさんが楽しめる。序盤では、スーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)が一線から退き、会長職に就任するシーンから。認知症=アルツハイマーのテーマを絡めた作品かと思えるオープニングでしたが、核となるのは巨大リゾート開発計画とそれに反対する住民運動でした。
環境破壊とか生態系破壊などと鈴木建設が絡んだ開発計画に反対する住民たち。バブル期にはこんなリゾート計画も頻繁にあったのだろうけど、今はどうなんだろう?と心配にもなってくる。格差社会とか失業問題が大きい現在だと、「雇用獲得」などと役人に説得されると誰も反対運動なんて起こさないんじゃないかと・・・。原発なんかも反対派は弱くなってきているし。
元々このシリーズは風刺を含めた時代背景に即した作りになっているのですが、その中でも、かつての山田洋次作品を彷彿させるような社会派映画のような内容。ヒロインと恋人役には壇れいと高嶋政伸だったので安心して観ていられるし、反対派の中心人物の石田靖がとても印象的。他にもお笑い系が大勢出演しているのですが、皆いい演技なのです(安田大サーカスは目立ちすぎでしたが・・・)。そして、忘れてならないのが、小沢昭一。ワンカットだけの出演なのに、これほどインパクトがあるとは・・・
最近のシリーズでは、『16』以外はバカ笑いできる作品が少なくなってきていますけど、映画そのものの構成がしっかりしているように感じます。この映画も見事な脚本、構成力。そして、なぜか日本語字幕付きだったので、“落胤”とか“釣果”という言葉も覚えてしまいました。最後には久しぶりにスーさんの釣りシーンもあった・・
★★★★・
まずはkossy殿に復帰のご挨拶を申し上げます。
この間見逃した作品の多さに涙、涙です。
昨年は台風直撃で断念した“アジアフォーカス映画祭”ですが、今年はなんとか…遠征日程をたて「釣りバカ18」で準備運動を開始。
さぁ~芸術と食欲の秋を楽しむぞ!
復帰作がこの映画とは、誰でも簡単に映画に入っていけるいい作品を選びましたね~~
秋には毎年いい映画がどっさりありますから、おたがい芸術の秋を楽しみましょう♪