1940年、フランス北端の海沿いの町ダンケルク。ドイツ軍に包囲され、逃げ場を失った英仏連合軍40万人が決死の覚悟で撤退する物語。イギリス人兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)の視点を中心に陸の1週間、パイロットたちの空中戦を1時間で切り取った空、そして彼らを救おうとする民間船の1日を描く海を時系列をバラバラにして、最後には1つに帰結するという作品だ。
トミーは市街戦で仲間を失い、帰還のために兵士たちが集まった海岸へとたどり着く。寡黙な青年と行動を共にし、負傷兵を担架で運んだりして船に乗り込もうと努力する。早く船に乗り込みたいがために桟橋の陰に隠れたりして、姑息な手段も厭わないのだ。
最新鋭スピットファイアのパイロット、ファリアー(トム・ハーディ)は味方の撤退を援護すべく、ドイツ機と空中戦を繰り広げる。一方、民間船の船長ドーソン(マーク・ライアンス)は息子とともに危険を顧みず、ダンケルクを目指す。
時間軸の妙があり、同じ場面を多角的にとらえていたり、どういう風にまとまっていくのかというサスペンス。ドイツ兵がほとんど映らないという恐怖感も相まって、スクリーンの中に引き込まれる臨場感もありました。空以外は撤退劇、救出劇なわけで、こちら側から攻撃することはありません。戦況もさっぱりわからないけど壊滅的な状況ということだけわかるという、観客もほんとに逃げ出したくなる手法で描かれてます。
セリフが極端に少ないのも特徴の一つであり、その効果もあって、どっぷりと映画に浸れました。ようやく傍観者として観ることができたのはイギリス本土にたどり着いた後。逃げ帰ったことがどういう評価になったのかを知ると、ホッとできるはず。
★★★★・
トミーは市街戦で仲間を失い、帰還のために兵士たちが集まった海岸へとたどり着く。寡黙な青年と行動を共にし、負傷兵を担架で運んだりして船に乗り込もうと努力する。早く船に乗り込みたいがために桟橋の陰に隠れたりして、姑息な手段も厭わないのだ。
最新鋭スピットファイアのパイロット、ファリアー(トム・ハーディ)は味方の撤退を援護すべく、ドイツ機と空中戦を繰り広げる。一方、民間船の船長ドーソン(マーク・ライアンス)は息子とともに危険を顧みず、ダンケルクを目指す。
時間軸の妙があり、同じ場面を多角的にとらえていたり、どういう風にまとまっていくのかというサスペンス。ドイツ兵がほとんど映らないという恐怖感も相まって、スクリーンの中に引き込まれる臨場感もありました。空以外は撤退劇、救出劇なわけで、こちら側から攻撃することはありません。戦況もさっぱりわからないけど壊滅的な状況ということだけわかるという、観客もほんとに逃げ出したくなる手法で描かれてます。
セリフが極端に少ないのも特徴の一つであり、その効果もあって、どっぷりと映画に浸れました。ようやく傍観者として観ることができたのはイギリス本土にたどり着いた後。逃げ帰ったことがどういう評価になったのかを知ると、ホッとできるはず。
★★★★・
銃撃戦の音だけでも怖いですよね。
俺なんて花火大会の音でも戦争が始まったんじゃないかとビクビクしてますもん(笑)
列車のシーンは何かいいですよね。
自分たちが英雄であるかのように新聞記事が伝えてることを知った瞬間とか。
気の休まることが一つもないので、実際に自分があの場にいたら
精神おかしくなってしまうだろうな。。。
なので、イギリス本土に戻ってからの列車でのシーンは
自ずと涙がこぼれました。
ノーラン監督はハズレがないですよね!
俺的には『ダークナイト』が一番ですけど、
『メメント』も好きです!
また記憶力テストするのもいいかな…
ジムジャームッシュも同じく評判いいんだけど
ノーラン作品は確かにバットマンも面白かったけど、
やっぱりメメントなんですよ、個人的には。笑
近々、もう一度見直そうっと。
ノーラン監督のこだわりも良かったですよね。
実写率99%でしたっけ?
こんなこだわりと独特な演出は他にないような気がします。
IMAX経験したくなりました・・・
しかも、CG多様するのがお手のものな監督なのに、ほとんどを実写にこだわり、撤退劇 救出劇に、ドイツ兵がほとんど映されずに恐怖感を煽られつづけたのも、後で知る裏話でした。
陸海空の時間軸というのについていけるかどうか心配してましたが、
なんとかついていけました(汗)
戦争映画を描きつつも、
時間軸をいじくって楽しませてくれましたよね~
戦争映画としてだけ見ると、ちょっと物足りないとは思いましたが、
逃げるだけの内容が特異で面白かったです。
陸海空のパートをそれぞれの時間軸で描いていく見せ方こそ最初は困惑する部分もありましたが、後半に進むにつれてその時間軸や主要のキャラクター達が徐々に交わっていく展開は、戦争映画と言うジャンルでは珍しい見せ方のようにも思えましたね。・・まあ自分は戦争映画苦手であんまり多く観てないからそう思えたのかもしれませんが、ノーラン監督のそうした演出は苦手意識のある自分でもかなり見入ってしまうものがありましたね^^
たしかに作品賞も監督賞も取ってないですよね。
この映画でもメインでは賞レースから外れそうですし、
どうせなら『ダークナイト』でとっちゃえば良かったのに・・・
ドイツ兵出てきませんでしたね~
出てこないから恐怖心を煽られたというか、
不気味な感じすらしました。
体感型戦争映画ってのも
ノーラン監督の手腕でしたね!
冒頭から緊張感ある展開で引き込まれました。
臨場感ある映像はさすがノーラン監督ですね~
観るより体感する作品でした!
いつもコメントありがとうございます。
従来の戦争映画と違いますよね~
とにかく逃げの一手!攻撃せず!
体感型映画とどなたかおっしゃってましたが、
まさしくその通り。
緊迫感味わえましたね。
撤退作戦でここまで濃密に魅せてくれるとは…。
たしかに台詞を極力排除したのも緊張感を増す要素だったと思います。
最後まで緊迫感溢れる展開でした。