主演のリー・チャンドラー役のケイシー・アフレックが素晴らしかった。普段はアパート4棟を担当する便利屋さんで、客の対応は良かったり悪かったり、ちょっとでも高圧的な言葉を聞こうものならすぐキレてしまうキャラ。そんなその日暮らし的な生活の中、突然の兄の訃報を受け取り、病院へ駆けつける。
兄ジョー(カイル・チャンドラー)は数年前に心臓病により余命5~10年という宣告を受けていたことから、驚きや悲しみよりも葬儀やら後処理の対応策に追われてしまう。ジョーの妻は離婚していて、遺族となったのは息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)だけ。そのパトリックを連れまわすかのように、死後処理を行うのだが、遺言にはパトリックの後見人にリーが指名されていた。
パトリックには自分と一緒にボストンまで来るよう説得するものの、パトリックは友人や恋人がいるため断られてしまう。それなら逆に故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに引っ越してこいなどと言われるが、リーにはその場所での辛い過去があったのだ。それは自分が原因で引き起こした火災により幼き子3人を亡くしたこと。喪失感と罪悪感から警察署内で自殺を図ろうとする姿には胸が詰まりそうになるくらい重くなってきました。
サスペンスならば周りの人間が次々といなくなるのはよくありますが、こうした真面目な作品での喪失感は堪えがたい。孤独に打ちひしがれて他人にも当たり、何とか目的を持って生きていくために甥っ子と共に暮そうと努力する。痛いほど伝わってくるものの・・・
ジョーもリーも妻とは別れている点とか、経緯は想像はできるものの物足りなさを感じてしまいました。長い尺ということもあり、主人公リーの内的再生だけでエンディングまで引っ張るのは辛いものがある。もう一つ終盤に波乱か、意外な回想録とかを映し出してくれれば・・・
★★★・・
兄ジョー(カイル・チャンドラー)は数年前に心臓病により余命5~10年という宣告を受けていたことから、驚きや悲しみよりも葬儀やら後処理の対応策に追われてしまう。ジョーの妻は離婚していて、遺族となったのは息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)だけ。そのパトリックを連れまわすかのように、死後処理を行うのだが、遺言にはパトリックの後見人にリーが指名されていた。
パトリックには自分と一緒にボストンまで来るよう説得するものの、パトリックは友人や恋人がいるため断られてしまう。それなら逆に故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに引っ越してこいなどと言われるが、リーにはその場所での辛い過去があったのだ。それは自分が原因で引き起こした火災により幼き子3人を亡くしたこと。喪失感と罪悪感から警察署内で自殺を図ろうとする姿には胸が詰まりそうになるくらい重くなってきました。
サスペンスならば周りの人間が次々といなくなるのはよくありますが、こうした真面目な作品での喪失感は堪えがたい。孤独に打ちひしがれて他人にも当たり、何とか目的を持って生きていくために甥っ子と共に暮そうと努力する。痛いほど伝わってくるものの・・・
ジョーもリーも妻とは別れている点とか、経緯は想像はできるものの物足りなさを感じてしまいました。長い尺ということもあり、主人公リーの内的再生だけでエンディングまで引っ張るのは辛いものがある。もう一つ終盤に波乱か、意外な回想録とかを映し出してくれれば・・・
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この作品は「重たい」ですが、いつまでも心に残る作品でした。
私もケイシー・アフレックが素晴らしかったことに、同意です!
重たかったですよね。
見終わってから日が経ってもじわじわときます。
しばらくしてから感想を書いた方がよかったかも・・・(汗)