歯間掃除をする野嵜好美。もしかしてそれは凧紐ですか?
人気落語家・立川志の輔の新作落語を映画化した作品。年末のダブルブッキングによる騒動よりも、『ジャーマン+雨』の野嵜好美が楽しみだった・・・と、もしやコーラスガールの中の一人ではないかと心配していたのですが、さにあらず、文化会館職員の一人であり、登場順も主演の小林薫に次いで2番目。登場しただけで笑ってしまいました。それにしても存在感ありすぎ!
3分クッキングとはわけが違うダブルブッキングだというのに、事の重大さもわからないほど緊迫感のなさ。しかし、これは若干の公務員に対する風刺とダメ人間の典型でもあるかのような主人公を見事に表現していました。悪いことは重なるもの。ダブルブッキング事件だけではなく、飲み屋のツケを払わされる羽目にもなったし、離婚問題も年末になって深刻化。どうせ有閑マダムたちの道楽なんだろうとタカをくくっていた主任もラーメンとタンメンの間違いによって彼女のたちの困惑ぶりを理解する・・・
予告編だけでもストーリー展開がわかるほどであり、どうせ解決策は合同コンサートに落ち着くんだろう・・・などと冷めた目で見てしまっては、この主人公の生き方とさほど変わらない。ちょっと反省、塩見三省です。民間の左遷と同じような降格人事、吹きだまりと自嘲するほどの公的施設の職場。そしてそこに働く職員たちがとてもリアルに描かれていて、仕事の生きがいを感じることができないほどの環境から、ママさんコーラスの事件によって生きる喜びを見出す過程がとても良かったのです。
セレブな奥さま方による「みたまコーラスレディ」と、家事やパートで忙しい主婦たちによる「みたま町コーラスガールズ」。対立する構図の中でも、スーパー社長の由紀さおりと威勢のいいスーパー店員の平澤由美がとてもいい。特に平澤由美のソウルフルなソロパートには痺れてしまいました。もちろん由紀さおりもいいし、姉の安田祥子もどこかに参加している(気がつかなかった)。そして、竹田の子守唄には泣かされたよ・・・
サントラ盤も欲しくなったし、由紀さおり・安田祥子の歌も聴きたくなりました。自宅で聴く場合には寝ころんで聴くんじゃなく、もちろん正座ですよ、正座!
★★★★★
人気落語家・立川志の輔の新作落語を映画化した作品。年末のダブルブッキングによる騒動よりも、『ジャーマン+雨』の野嵜好美が楽しみだった・・・と、もしやコーラスガールの中の一人ではないかと心配していたのですが、さにあらず、文化会館職員の一人であり、登場順も主演の小林薫に次いで2番目。登場しただけで笑ってしまいました。それにしても存在感ありすぎ!
3分クッキングとはわけが違うダブルブッキングだというのに、事の重大さもわからないほど緊迫感のなさ。しかし、これは若干の公務員に対する風刺とダメ人間の典型でもあるかのような主人公を見事に表現していました。悪いことは重なるもの。ダブルブッキング事件だけではなく、飲み屋のツケを払わされる羽目にもなったし、離婚問題も年末になって深刻化。どうせ有閑マダムたちの道楽なんだろうとタカをくくっていた主任もラーメンとタンメンの間違いによって彼女のたちの困惑ぶりを理解する・・・
予告編だけでもストーリー展開がわかるほどであり、どうせ解決策は合同コンサートに落ち着くんだろう・・・などと冷めた目で見てしまっては、この主人公の生き方とさほど変わらない。ちょっと反省、塩見三省です。民間の左遷と同じような降格人事、吹きだまりと自嘲するほどの公的施設の職場。そしてそこに働く職員たちがとてもリアルに描かれていて、仕事の生きがいを感じることができないほどの環境から、ママさんコーラスの事件によって生きる喜びを見出す過程がとても良かったのです。
セレブな奥さま方による「みたまコーラスレディ」と、家事やパートで忙しい主婦たちによる「みたま町コーラスガールズ」。対立する構図の中でも、スーパー社長の由紀さおりと威勢のいいスーパー店員の平澤由美がとてもいい。特に平澤由美のソウルフルなソロパートには痺れてしまいました。もちろん由紀さおりもいいし、姉の安田祥子もどこかに参加している(気がつかなかった)。そして、竹田の子守唄には泣かされたよ・・・
サントラ盤も欲しくなったし、由紀さおり・安田祥子の歌も聴きたくなりました。自宅で聴く場合には寝ころんで聴くんじゃなく、もちろん正座ですよ、正座!
★★★★★
今さらながら、この映画に5点を献上してたのか~と驚き・・・なんだか気分に左右されちゃうkossyです。
感情を揺さぶられるとか、思いっきり笑わされるとか、見事な大作とか、そんな感動作じゃないのについつい満点。
ストーリーよりもやっぱり落語的ってのがよかった。それに歌が人々の心を結びつけるってのはいいですよね~♪
上手でも、下手でも。ピンでも、デュオでも、合唱でも。
歌が主目的でも、皆で集まることが目的でも。
楽しければいい。
でも、真剣に何かにとりくみ、障害を乗り越え、感謝され、誉められ、拍手までもらったくれば、どれだけの達成感、満足、連帯感、充実感、幸福感を得られるか。
ヤミツキになること間違いない。
一人で何かをやり遂げることと、誰かと一緒にやり遂げる歓びは、ひと味もふた味も違う。
協力し、知恵を出しあい、励ましあうことで、一人では成しえないこともでき、頑張れる。
前向きなでよい作品でした。
自分がつけてしまった点数は変えないようにしてるのですけど、ちょっと甘めだったと反省しているところなんです(汗)特に年の初めにはこういうことが多いんです。
俺も原作の落語を聞いてみたくてしょうがない。楽しむ目的じゃなく、これだけの群像ドラマをどうやって表現しきれるのかと興味津々。
たしかに女性コーラスだけで第九なんてのは物足りないと思いますが、年末に一年の集大成を発表するという充実感は参加者になった気持ちが伝わってくるものです。
さすがに音楽文化の高い地域という気もしますけど、ママさんコーラスの団体が5000もあるというのだから、知らないだけなのかもしれませんね・・・もちろん俺も知らない・・・
>Kei様
そっかぁ~その対象年齢に見事にはまってしまったのが俺・・・ということだったのか(汗)
赤い鳥・・・そういえばそうですね。意識してなかったけど、翼と竹田がそうなんだ・・・
ダニーボーイって日本の映画では結構使われてますね。やっぱり母親の愛が感じられる歌が好まれるってところかな~
前の方のTBは削除してください。
同時期に「結婚しようよ」とこれと、作品傾向も対象年齢も似たような作品が続きましたね。
おまけにこっちは、拓郎ならぬ赤い鳥の曲が2曲も入ってましたし。公開時期を年末にしてくれてたら申し分なかったのですがね。
個人的には「ダニー・ボーイ」にぐっと来ました。
良く分かりました。
原作の創作落語が聞いてみたくなりました。折角だから光石研がその一節をやってくれれば良かったと思います。
色々自分の記事では突っ込んでしまいましたが、それ以上に愛の溢れる作品でした。
特に個人的に響きましたね。
でも第九って、絶対にテナとバリトンが入った方が良いし、市民オーケストラも女性だけの合唱団って第九をやるとなると、少ないはずなのですが。
そんな中でみたま町は女性だけの第九が出来るコーラスがふたつもあるというすごく音楽文化の高い地域なんですね。
そんな特別な補助金制度などもあるのでしょうか?
そうでしたね~カメオもわかりやすいし・・・
それでも野嵜好美はおとなしかった。もっと暴れるのかと思ってたのに(笑)
さすがに「ジャーマン」はおすすめもできないのですが、「そんな無茶な」と合わせて、はまってしまいそうです・・・
片桐はいりはいつみてもナンちゃんを思い出してしまいます・・・
猫背椿が普通に見えました。
片桐はいりはいつまでも異形で好きです。
「ジャーマン+雨」はチラシで顔だけ知ってました~。
第九の合唱に参加したことあるんですか?!
俺もやってみたいとは思ってたのですが、何しろ合唱ってのが苦手かもしれない・・・
ミニスカにくらくらでしたかぁ~
よく考えたら、若い女の子ってほとんど登場しませんでしたよね・・・
>祐。さま
うわぁ~知らなかった。
早速今日にでも・・・
>hanako様
凧紐ですよ・・凧紐。
なぜか誰も観てない『ジャーマン』のおかげで見方が変わってしまったのかもしれません。
俺も泣いてしまったくちですけど、ママさんたちの達成感や北京飯店のおばさん、ダメダメな小林薫の再起と離婚解消、いろんな要素がありましたよね。
人と人との関係を滑らかにする音楽こそが主人公と言えるかもしれないこの映画。他人のことを気遣うことも大切だと教えてくれたようなきがします。
歌に感動したのか、北京飯店のおばさんが間に合って良かったのか…色々あって、何で泣いたか良く分りませんでしたけど、爽やかな涙だったことは確かです。
公務員と民間人、夫と妻、裕福な人と貧乏な人、立場はそれぞれでも「お互い様」という気持ちが、物事を前進させた、良いストーリーでしたね。
あ、エンドロール情報有難うございました。
今回のは、ちゃんと見てきました。
結婚しようは 見たのですが、歓喜の歌もかあべぇも陰日なたに咲くもみてないです。 早く見にいかなくちゃ。
『見てたでしょ!』という台詞に、『ハイ・・・』と答えてしまいます(爆)
kossyさん、今年は年末に第九どうですか?
いいっすよ。(経験者語るでした)
「結婚しようよ」はこちらではまだです・・・
まぁなんにせよ、人と映画というのは相性があるというか、評価も様々でOK。
ドタバタぶりもいい加減さも主人公小林薫の性格そのものなので、こういうダメ人間が心を入れ替えるという結果になったことを評価してあげましょうよ・・・映画よりも人間を(笑)
>hito様
人間的には面白い性格なんですよね~
ただ、友人としてならいいんだけど、こんな人が上司にいるとなったら・・・伊藤君はよく耐えたな~
実際、仕事の面においては、大晦日ってこともあるし、穏便に済ませたいところですよね。ハチャメチャだったけど、結果オーライ。それでも工事費用とかの問題は残るけど・・・(笑)
小林薫さんの、いい加減で責任感がなくその場しのぎが巧いのに何故か憎めないキャラが抜群でしたね~
最後の涙のシーンにはもらい泣きしてしまいました。
合唱っていいな~としみじみ。
あったかくなれる映画でした。
今週は若者向けより何故か団塊世代向けの作品中心になった私ですか・・・
私はこの作品(レビューは後日)よりも結婚しようよの方が作品的にも音楽的にも優れていたと感じたんですよね。
突貫仕事で普段から疲弊している私にはこのどたばた振りといい加減さにはちょっと減点かな?
コーラスは確かに見所でしたが、ちょっと途切れ途切れで物足りない感じがしました。
いい作品を先に観てしまうと後で見る作品の評価が下がるということがあるので、観る前にはできるだけ評価が下になりそうなのを先に、その後に良いと思う作品という感じで選ぶようにはしています。
行き当たりばったりな仕事ほど大変な事はないんですけれどね・・・現実に・・・
「ジャーマン」はそれほどいい映画じゃなかったんですけど、野嵜さんを知るには最適なのかも~(笑)
安田さんはどこかに出てるんだろうと予想してたんですけど、観て楽しんでいるうちに忘れてしまってました!
俺も独演会を観に行きたくなってきました・・・どうしよっかな・・・
>turtoone様
★5つは甘めです。あとで後悔することになるのかもしれません(汗)
まぁ、その根底には音楽映画好きというものもありますし、コーラスが良かったと思えばこそなのです。期待してなかったということもあったし・・・turtoone様なら音楽にも理解あると思いますので大丈夫です♪
「ウォーターホース」も観るつもりですけど、小さいお子様がいる時間帯を避けたいものですから・・・
>dai様
二つのグループがもっといがみ合う展開があるのかと思ってましたけど、結局双方を思いやる展開に心なごみました。レディースのほうはセレブなので、最初はちょっと引いてたのですが、病院慰問のエピソードでまんまと涙腺刺激されちゃったし・・・
サントラコーナーに2枚あったので、即決できませんでした・・・どっちがいいのかなぁ~
期待しないで観たのですがかなり楽しめました。私もサントラがほしくなった映画です。
以前にkossyどのが「スウィングガールズ」を高評価されていたとき、限られた環境の中で成功をみつけつかんでいく道のりを説いておられたと記憶しておりますが、私もこの作品、予告編で可也見に行くたくなり、この5つ★で鑑賞を決意しました。
ところが、本日、東京は(首都圏にとっては・・・)大雪なのです。今日は次女と「ウォーターホース」を観に行ってその後と思いましたが機先を制されました。
鑑賞後にまた参ります。
「ジャーマン~」は見にいけなかったのです(泣)
安田祥子さんはコーラスグループでかなり目立つ位置におられましたよん。
志の輔さんは富山出身ということで、金沢でも一年に二回ほど独演会をしています。
3月の独演会のチケットをゲットしました!
「歓喜の歌」が演目にあるといいな~と思ってます。