今回は指紋に気遣ってなかったボーンだったけど、金庫で巧く利用してたような。
前作、前々作を復習するためにDVDを衝動買いしてしまいましたが、なんとテレビで放映されていました・・・。記憶を失ったCIA諜報員ジェイソン・ボーン。『ボーン・アイデンティティ』では自分が3000万ドルかけて鍛えられた殺人兵器であることを知り、“トレッドストーン”とは何なのかを探る。『ボーン・スプレマシー』では恋人を殺され復讐に燃えるボーン。しかも元CIA局員による陰謀に巻き込まれていくうち、自分の殺した男の娘に謝りにいくことを思い立った・・・
指紋には気を遣い、状況に応じて何でも利用する。狙われていると悟ったら、常に相手の先を行く気転の利く男。3作目となる今作でも、マリー(フランカ・ポテンテ)に訓練したように、新聞記者ロスに携帯によって細かな指示を与えるところが前半の見所。中途半端な銃撃戦よりもスリリングな展開なのです。激しいカーチェイスよりもよっぽどいいや、などと思っていたら、やはりカーチェイスはありました。
モロッコでのバイクによる暗殺者追跡。マット・デイモンが『大脱走』のマックイーンのように感じられるほど凄い(本人かどうかはわからないけど)。アメリカに戻ってからもカーチェイス。分離帯の壁に車体を傾けたまま乗り上げてそのまま滑っていくところなんて、『ダイハード4.0』でも使われてたけど、今年の流行なのかもしれませんね。ハンディカメラを中心としたテンポのよい映像はよかったし、監督続投となったポール・グリーングラスの観客の直観力に訴えるアクションの編集は前作よりも見やすくなっていました(目が痛くならなかったので)。
前2作はどうしてもイマイチだった気がするのですが、今作は気に入りました。“トレッドストーン”からバージョンアップした“ブラックブライヤー”とか意味不明の作戦も、どうやら米市民を守るというよりは、国内の人間を暗殺することのようだったし、CIAの暗部をしっかりと描いていた。アメリカを守るためという大義名分ではあっても、一部の権力者や企業の利権のために邪魔な要素を排除するだけのCIA。同じマット・デイモン主演ということで、『グッド・シェパード』でも感じた裏切りや内部分裂のあるCIA。とにかく末端スパイの悲哀という点では共通項がありました。
ジョーン・アレンやデヴィッド・ストラザーンを惜しげもなく起用したうえに、渋い声が魅力的だったアルバート・フィニーまでキャスティングしたりして演技面でもかなり引き締まったものになっていました。そして、ラストのジュリア・スタイルズの笑顔が最高でした。3作通して出演する中、脇役ばかりで可愛そうだと思っていたので、今回の彼女には大満足。まだ遺体が見つかっていません・・・にやっ。
★★★★・
前作、前々作を復習するためにDVDを衝動買いしてしまいましたが、なんとテレビで放映されていました・・・。記憶を失ったCIA諜報員ジェイソン・ボーン。『ボーン・アイデンティティ』では自分が3000万ドルかけて鍛えられた殺人兵器であることを知り、“トレッドストーン”とは何なのかを探る。『ボーン・スプレマシー』では恋人を殺され復讐に燃えるボーン。しかも元CIA局員による陰謀に巻き込まれていくうち、自分の殺した男の娘に謝りにいくことを思い立った・・・
指紋には気を遣い、状況に応じて何でも利用する。狙われていると悟ったら、常に相手の先を行く気転の利く男。3作目となる今作でも、マリー(フランカ・ポテンテ)に訓練したように、新聞記者ロスに携帯によって細かな指示を与えるところが前半の見所。中途半端な銃撃戦よりもスリリングな展開なのです。激しいカーチェイスよりもよっぽどいいや、などと思っていたら、やはりカーチェイスはありました。
モロッコでのバイクによる暗殺者追跡。マット・デイモンが『大脱走』のマックイーンのように感じられるほど凄い(本人かどうかはわからないけど)。アメリカに戻ってからもカーチェイス。分離帯の壁に車体を傾けたまま乗り上げてそのまま滑っていくところなんて、『ダイハード4.0』でも使われてたけど、今年の流行なのかもしれませんね。ハンディカメラを中心としたテンポのよい映像はよかったし、監督続投となったポール・グリーングラスの観客の直観力に訴えるアクションの編集は前作よりも見やすくなっていました(目が痛くならなかったので)。
前2作はどうしてもイマイチだった気がするのですが、今作は気に入りました。“トレッドストーン”からバージョンアップした“ブラックブライヤー”とか意味不明の作戦も、どうやら米市民を守るというよりは、国内の人間を暗殺することのようだったし、CIAの暗部をしっかりと描いていた。アメリカを守るためという大義名分ではあっても、一部の権力者や企業の利権のために邪魔な要素を排除するだけのCIA。同じマット・デイモン主演ということで、『グッド・シェパード』でも感じた裏切りや内部分裂のあるCIA。とにかく末端スパイの悲哀という点では共通項がありました。
ジョーン・アレンやデヴィッド・ストラザーンを惜しげもなく起用したうえに、渋い声が魅力的だったアルバート・フィニーまでキャスティングしたりして演技面でもかなり引き締まったものになっていました。そして、ラストのジュリア・スタイルズの笑顔が最高でした。3作通して出演する中、脇役ばかりで可愛そうだと思っていたので、今回の彼女には大満足。まだ遺体が見つかっていません・・・にやっ。
★★★★・
とても印象に残ってしまいました。
あのニヤリは・・・
いい意味でのニヤリなのでしょうか!?
バイオハザードよりも、
シリーズ“最高傑作”でしたね♪
まああれでよく死なないものだと感心してしまいました。映画だから仕方がないのかな・・・
でもこのシリーズはDVDで揃えておきたいなあ、と個人的には感じました。
いやはや、あれだけ印象に残るとは思いませんでした。三日経ったら、きっとジュリア・スタイルズの笑顔しか思い出せないかもしれません。
それと、あのニヤリはボーンの生死だけじゃなく、今後の二人の関係まで暗示してるかのようでした。後日談の特典映像を期待しましょ・・・
>ぷくちゃん様
だってボーンは不死身ですもん(笑)
車がクラッシュしても生きてるし、駐車場から落ちたときなんかも・・・
俺も1,2と買っちゃったので、3も買うんだろうなぁ。もちろん廉価版が出るまで待ちますが・・・
今作はシリーズ中、最高の出来でした。
アクションが凄まじく・・・。
しかし、何と言ってもニッキーのニヤリが何とも言えません!
あのカットで、観ているこっちもニヤリと・・・。
ニッキーのあのニヤリは効いてましたねー。
そんな彼女のニヤリに私も一緒にニヤリってしてました( ̄ー ̄)ニヤッ
髪を染めてバッサリ切るところはマリーを彷彿。
ボーン以外で3作全部にでてただけありましたね(^^)
ボーン、最高です、はい。
TB&コメントありがとうございました。
チョイチョイとサポートするシーケンスは
このシリーズあんまり好きじゃなかったあたしも
すっかりボーンさんの魅力にハマるに充分な面白さが
ありました♪
確かにあの車のドンドンガンガンは
「ダイ・ハード4.0」っぽかったですね。
あそこで一気に点数が上がった気がします^^)
アクションも今まで以上にてんこ盛りで。
カーチェイスを見ていると、なるほど車というのは動けばいいんだと思いましたw
壊す快感も感じたりして~(笑)
ラストもなかなかいいシーンで終わりましたよね。
ニヤリ♪
未見が多くて全てを読めないのが残念ですけども。
アルティメイタム、おもしろかったですね。
前作の直後、足をひきずったままのスタート、
中盤で効果的に挿入されるスプレマシーのラストシーン、
そしてアイデンティティーのファーストシーンに回帰するかのような同アングルの水中のボーン。
シリーズの「つながり」を大事にしてくれる丁寧な作り方が何より好きです。