リアカーなきK村、どうせ借るとするもくれない馬力。
原作にあたる岩井俊二監督の同名作品(1993)では三浦先生が花火の炎色反応について授業していたのですが、今作ではあっさりカット。元は45分の実写映画なので、どう話を膨らませて調理するのかと興味津々でありました。違いを細かにチェックしようとするも、映画から受ける印象さえ違っていたことに驚きました。
岩井版では淡い初恋を経験する主人公ノリミチの時間を戻せないもどかしさを妄想(?)のような描写でノスタルジーを表現していましたが、今作では“もしも”の世界を実際に時間を巻き戻してやり直すという、ある意味タイムスリップ的なファンタジー世界を描いていました。町の名前、神社の名前など全てを“茂下(もしも)”で統一しているくらいです。さらに、時間が戻る瞬間映像では電球のフィラメントが“if”と描かれているくらいこだわっています。
それでもアニメ化の価値が下がってしまうことはありません。幻想的な花火の映像が岩井版ではラストシーンのみだったのに対して、丸いのか、平べったいのかをわかりやすく伝えてくれるからです。2度目のタイムスリップをしてナズナと灯台で観た花火。それが上手く平べったいことを伝えてくれたのです。こんなの現実じゃない!とノリミチはつぶやく。すでにタイムスリップできることに気付いているのですが、現実じゃないことに満足できない様子。さらに現実ではありえないファンタジックな花火まで・・・
岩井俊二ファンならば怒りだしてしまいそうな改変もあったにもかかわらず、80年代の松田聖子の「瑠璃色の地球」をなずな(広瀬すず)が歌いだすシーンだとか、同級生の少年たちが「三浦先生!」とか叫ぶシーンにはちょっとニンマリ。岩井版でも登場するシーンなのですが、「観月ありさー!」はないだろうと思ってたのに・・・あった。セーラームーンはなかったが。
★★★・・
原作にあたる岩井俊二監督の同名作品(1993)では三浦先生が花火の炎色反応について授業していたのですが、今作ではあっさりカット。元は45分の実写映画なので、どう話を膨らませて調理するのかと興味津々でありました。違いを細かにチェックしようとするも、映画から受ける印象さえ違っていたことに驚きました。
岩井版では淡い初恋を経験する主人公ノリミチの時間を戻せないもどかしさを妄想(?)のような描写でノスタルジーを表現していましたが、今作では“もしも”の世界を実際に時間を巻き戻してやり直すという、ある意味タイムスリップ的なファンタジー世界を描いていました。町の名前、神社の名前など全てを“茂下(もしも)”で統一しているくらいです。さらに、時間が戻る瞬間映像では電球のフィラメントが“if”と描かれているくらいこだわっています。
それでもアニメ化の価値が下がってしまうことはありません。幻想的な花火の映像が岩井版ではラストシーンのみだったのに対して、丸いのか、平べったいのかをわかりやすく伝えてくれるからです。2度目のタイムスリップをしてナズナと灯台で観た花火。それが上手く平べったいことを伝えてくれたのです。こんなの現実じゃない!とノリミチはつぶやく。すでにタイムスリップできることに気付いているのですが、現実じゃないことに満足できない様子。さらに現実ではありえないファンタジックな花火まで・・・
岩井俊二ファンならば怒りだしてしまいそうな改変もあったにもかかわらず、80年代の松田聖子の「瑠璃色の地球」をなずな(広瀬すず)が歌いだすシーンだとか、同級生の少年たちが「三浦先生!」とか叫ぶシーンにはちょっとニンマリ。岩井版でも登場するシーンなのですが、「観月ありさー!」はないだろうと思ってたのに・・・あった。セーラームーンはなかったが。
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今の子供たちは誰がいいのだろ?
俺が子供だったらキモスイのあの子?
セーラームーンもほとんど見たことないオッサンな俺ですが、
やっぱりアニメのアイドルっていなかったかも。
ちなみに最近の観月ありさは好きですよ!
桜子さんとか面白いキャラだったし・・・
タイムリープし過ぎでしたね~
まぁ、違った映画だと思えば・・・
アニメキャラはだれなんでしょね?
それも小学生から中学生に年齢アップしたら。(;^_^A
セーラームーンて去年20周年だったんですよね
むしろありだったのにそっちスルーで
観月ありさってどんだけ熟女趣味だと。(わわわわわ)
元ネタそんなに昔だったか~と今更のように思いました。
・・・タイムリープしすぎて
ちょっとくどかったかな。「if もしも」より「世にも奇妙な物語」風味になった気がしました。
最後のタイムリープのへんな風景。(;^_^A
映像表現といえば、
シャフトはちょっとわからないのですが、
俯瞰図とか水を浴びせる描写とかが良かったです。
ただ、人物描写がちょっと・・・といった感じでしたかね。
>にゃむばなな様
「セーラームーン」に関してはオリジナルを見てない人には関係ないから良しとしましょう(笑)
やはり完全に違ったのは、
タイムリープにこだわり過ぎたために、
戻ることができないやるせなさが無かったことでしょうかね~
セーラームーンにしても、炎色反応にしても。
結局、製作サイドがオリジナルの持つ魅力をきちんと理解していなかったということなのでしょうかね?
私はシャフト制作ということだけで鑑賞しましたが、ちょっと、う~ん…と頭を捻ってしまいました。
映像はシャフトだけあって綺麗で良かったです♪