“譜面台”と呼ばれた生徒・・・友達は歌っているのに自分はずっと譜面持ち。その後の彼の人生がどんな風だったのか無性に知りたくなった。
世界的指揮者モランジュ(ジャック・ペラン)とペピノが50年ぶりの再会を果たし、マチュー先生(ジェラール・ジュニョ)の日記を基にゆったりと過去の寄宿舎生活が語られる。最初は体当たり教師による熱血学園もの映画のように始まるエピソードではあったが、次第に教育を中心とした映画ではないことがわかってくる。奇跡の歌声を持つ少年モランジュ(ジャン=バティスト・モイエ)の魅力を中心に、彼らの少年時代を通して観る者にノスタルジーを感じさせてくれる映画なのです。どちらかと言えば、バラティエ監督の私小説風映画ではあるけど、観る者それぞれの中にある純粋な気持ちを思い起こさせてくれるのではないでしょうか・・・
俳優や子役も素晴らしく、製作・出演のジャック・ペランの息子も重要な役割であるペピノの少年時代を演じていますが、表情が豊かでとてもよかったです。もちろんジェラール・ジュニョの演技は最高で、体罰を与えない方針で熱心な教師を演じていますが、問題児の転校生モンダンを救えなかったことや個人的な理由でモランジュに歌わせないといった人間臭さも上手く表現しています。
音楽映画という点では『スクール・オブ・ロック』、体当たり教師モノという点では『金八先生』、フランス寄宿舎映画という観点では『さよなら子供たち('87.ルイ・マル監督.この映画の校長先生も出ている)』が思い浮かびました。もう好きなジャンルだらけなので、当然評価は甘くなってしまいます。
ボーイ・ソプラノは、いずれ声変わりするため時期の短いもの。少年時代が一生に一度の大切な思い出であると同時に、この映画『コーラス』も大切に記憶に留めておきたいものである。
★★★★★
・コーラス@映画生活
世界的指揮者モランジュ(ジャック・ペラン)とペピノが50年ぶりの再会を果たし、マチュー先生(ジェラール・ジュニョ)の日記を基にゆったりと過去の寄宿舎生活が語られる。最初は体当たり教師による熱血学園もの映画のように始まるエピソードではあったが、次第に教育を中心とした映画ではないことがわかってくる。奇跡の歌声を持つ少年モランジュ(ジャン=バティスト・モイエ)の魅力を中心に、彼らの少年時代を通して観る者にノスタルジーを感じさせてくれる映画なのです。どちらかと言えば、バラティエ監督の私小説風映画ではあるけど、観る者それぞれの中にある純粋な気持ちを思い起こさせてくれるのではないでしょうか・・・
俳優や子役も素晴らしく、製作・出演のジャック・ペランの息子も重要な役割であるペピノの少年時代を演じていますが、表情が豊かでとてもよかったです。もちろんジェラール・ジュニョの演技は最高で、体罰を与えない方針で熱心な教師を演じていますが、問題児の転校生モンダンを救えなかったことや個人的な理由でモランジュに歌わせないといった人間臭さも上手く表現しています。
音楽映画という点では『スクール・オブ・ロック』、体当たり教師モノという点では『金八先生』、フランス寄宿舎映画という観点では『さよなら子供たち('87.ルイ・マル監督.この映画の校長先生も出ている)』が思い浮かびました。もう好きなジャンルだらけなので、当然評価は甘くなってしまいます。
ボーイ・ソプラノは、いずれ声変わりするため時期の短いもの。少年時代が一生に一度の大切な思い出であると同時に、この映画『コーラス』も大切に記憶に留めておきたいものである。
★★★★★
・コーラス@映画生活
毎晩、お庭でコンサートなんて良いかもヨン?
おお。かーちゃん、ワインおかわりっ!
こっちゃん
もうちょっと待ったらDVDも発売されるかもしれませんよ。
『サン・マルク少年少女合唱団/コーラス・イン・コンサート~映画「コーラス」より』というDVDは8月17日発売だそうです!
「天使にラブソングを」や「スクール・オブ・ロック」
音楽の良さを教わったときの喜び。
歌うことの楽しさが上手く表現されていましたよね。
マチュー先生はほんとに良かったです。
忘れられない映画となりました♪
やっとのことで見てきました、「コーラス」。
「天使にラブソングを」や「スクール・オブ・ロック」と比べて、地味ですが、とっても良かったです。
ジェラール・ジュニョのマチュー先生は最高ですね。
俺も大好きですよ~この映画。
実は俺、教員免許も持っているので、教育問題を扱うような映画も好きなのです。
だから、学校プラス音楽ときたら、まず高評価(笑)
映画は実話ではありませんね~
まぁ、作者の実体験がかなり反映されているのでしょう。
歌を聴いて涙することは俺もよくあります。
コンサートなんかでも、本物を体験できたと感じたら、
涙が出ます・・・・
ただ、俺の今年のナンバー1にはちょっと無理かなぁ。
私は、やっぱりこうゆう映画が好きです!
私の好きな世界で、素直に泣けて感動できた。
子供の頃に読んだ「飛ぶ教室」を思い出しました。
ずっと観たい観たいと思いつつ・・・。
私もkossyさんと同じような環境なのでこの映画を観る為にだいぶ遠出しました~。
ジャズ好きな私はレイもすご~く観たかったけれど、それが理由でなかなか行かれず終わってしまいました。
(スイングガールズは、劇場でもちろん観てますよ。)
さて、作品についてですが・・・。
主人公のマチュー先生、本当に愛すべき人格の人ですね。それに目を怪我してしまう用務員さん(?)も良かったし、生徒達ももちろんです。
この映画に対して、何の知識もなく観たのですが、実話なんでしょうか?
曲も本当に美しかったです。
いつものごとく、少年達が歌っている時は、涙が滝のごとく出てしまいました。
美しい声を聞くと無条件なもんで・・・。
本当に素晴らしい作品でした。
作品自体が美しい曲のようで、本当に珠玉の名作とこれからも言われるでしょうね。
今の所私の今年度ナンバーワンかな・・・。
それでは、また・・・。
アバウトさ・・・これのおかげでバランスがよくなりましたよね。
完璧な作りになってたら息苦しくなりそう・・・
>さくら様
二つの合唱団に!
いいですね~
俺の父親も年の割に頑張ってます。
モンダン君の扱いはいろんな解釈がありますよね。
ただ、二人が回顧するという映画なので、
悪人になったということはないでしょうね。
あの放火(定かではない)によって、
悪いことはもう止めてしまった・・・といいように解釈しています。
歌が好きで2つの合唱のサークルに入っています。どちらも楽しくてやめられません。
この「コーラス」も大好きな映画となりました。これから見てない人に薦めます。
私は途中から入ってきた問題児のモンダンのその後が気になり知りたいです。
本を読めばわかるでしょうか。
道を踏み外すと、とんでもない方向へ展開します。狼少年も誰かが最後まで信じてやらないと・・・。
そうですよね~
かなり重要。
マチューの教育方針の一部を如実に表現していたかと思われますよね。
今でも予告編を見るだけで感動できるほどです・・・
でも彼はこの映画には必要だったでしょうね。
ありきたりなストーリーなのに見終わって本当に温かくなったのでそれだけでこの映画を見てよかったと思いました。
紙ひこうきについて、後味が悪くなる人や、あれはあれでいい場面だと感じる人、様々な感想がありますね~
これだけ議論を呼ぶということはいい映画なのだと思います。
地元で公開されるので、また観に行こうかなぁ・・・
日本映画ならきっと、子供達全員に歌わせるだろうし、紙ひこうきも全部拾うんでしょうけど、国民性でしょうか?でも、そんなところも嫌いじゃないです。
あの映画ほどごり押しでロックを教えるものではなかったところが違う点でしょうかね~
時代が終戦直後ですから、楽器も買えないような状況ですし、やはり歌が基本ですね♪
それも、あとからじわじわと・・・!^^
俺もGW期間の映画の中では一番好きです。
ストーリーに疑問が残ったりして、ほんのちょっと不満が残るなんて所も人間臭さが出ていて親近感がわいてしまいます。
俺も音楽映画はかなり高い評価になってしまいます。。
多分6月1日も公開していることでしょう。
『海を飛ぶ夢』は6月4日からシネモンドで公開です。
俺も富山まで行こうかと考えていたのですが、1ヶ月くらいなら待てるかな~
ずっと下道だと疲れます・・・・
映画の日に上映していたら、見てもいいかな。。
次の県外映画鑑賞ツアーは「海を飛ぶ夢」です。(笑) 映画題より交通費が高い 田舎町の住人より。。。(泣)
5月21日からルネス9シネマにて。
もう一度観に行きます。
祐さんはどうしますか?
火災については、心の中では誰もがモンダンが怪しいと思ったのでしょうけど、原因を追及することもなく、それぞれの想いを秘めたまま物語が進むという手法は、ある意味画期的なのかもしれません。罪を憎んで人を憎まずという精神が根底にあるのでしょうかね・・・
いいえいがなので、皆見てください。
紙飛行機のエピソード やはりいいです。そして、学校が火災になった原因も なんか割り切れない悲しさが残りました。
教育というより、人間は感情で動く動物だなぁとあらためて思いました。
校長先生は勘定で動いてましたけどね。(笑)
ジェラール・ジュニョですよね~
今まではジェラール・ドパリュデューが好きだったのですが、ジュニョもはずせなくなりました。
フランスのおっさん俳優は素敵だと思います。
>7_7seven様
歌の力はすごいですよね。
俺は『スウィングガールズ』のソロパートでも涙しました・・・(恥)
ソロパートになると客席が一斉に涙ってかんじで歌の力に圧倒されました。「スクール・オブ・ロック」とはジャンルが違いますがどちらも音楽の力をかんじさせてくれますね。
なんだか憎めないようなキャラクターがいいですねぇ
映画全体のストーリーからすると、ちょっと勘違いしてしまいそうなんですよね。
体罰を許さない熱血先生というイメージが残ってしまって、彼の人間臭さに気づかない人もいたんじゃないかと思います。
そうそう、わざとらしさがなかったですね。
いかにも泣かせようという演出が少ないところもいいです。
嫌がらずに楽しそうにやってましたもんね。むしろ誇らしげに。
「僕にも歌わせてください」くらいの言葉があったら、マチュー先生も考えたと思います。
日本でやったら・・・やばいですよね(笑)
一つ削除しておきますね♪
譜面台の生徒、もし今の日本の学校で生徒をあんな扱いしたら大変なことになるだろうなーと思ってみてました。
てかあんな扱いされても彼はちゃんと練習に来てたから、よっぽど練習、そしてマチュ-先生が好きだったんでしょうね。
だからその後も素直に育っていったという気がします。
TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきましたが、誤って2回クリックしてしまいました。すみません。。
同窓会かぁ~
楽しそうですよね~
しかも全員で懐かしい歌を歌う・・・これだけでも感動できるかもしれませんね。
>chishi様
学校教育・・・
マチュー先生は完璧な教育者ではなかったですよね。
そこが人間くさくて良かったです。
舎監≠教師、むずかしいなぁ。
音痴な子を「譜面台」って、ある意味ありえそうなんだけど
そうじゃない学校だからねー。
伯爵夫人の前で歌うシーンも、気持ち良さそうに歌う友達に混ざりたくて歌う譜面台…
けどすぐに先生にチッチと止められる譜面台…
学校教育、あれでいいのか(汗?と思った瞬間でした(爆)
TBありがとうございます。
譜面台の子の行く末・・・(^u^)プププ
たしかに気になります。
というか、同窓会やってほしいですよね~。
温かくなれますよね。
あの新しいメンバー紹介では笑ってしまいました。
やはり笑いがあると感情移入しやすいですね~
こども達に無関心だった先生が伴奏しているところなどほほえましかったです。体罰の場面は見るに耐え難いところもありましたが、最後は気持ちが温かくなって終われる映画でした。
欲しいですよね・・・
『五線譜のラブレター』はいずれやるもんだと思っていたのに、全くやらないし・・・
マイカルが2館あるんだから、一つを東宝とトレードしたいところです。
とわいいつつ、kossyさんの映画の本数には太刀打ちできません。(笑)
私も富山ファボーレで見てきました。映画を見るのに交通費が倍かかるから、なかなか根性がないといけないですよね。
五線譜のラブレター、菊花の香り、約30の嘘 など 観ています。石川県素通りの映画が多くて 困っています。。
欠点・・・そう言ってもいいと思います。
前半では「体罰はあたえない」という主義で立派な先生のイメージがあったけど、徐々に普通の人になっていきましたよね。
日本のドラマや映画では、最後に先生が名誉挽回するパターンなのでしょうけど、そうならないところが良かったです。
紙飛行機を全部拾わなかったおかげでこのシーンが印象深くなりましたね。
先生自身も欠点(というと大げさだろうか?)のある、完璧ではない人間として描いているのがフランス映画ならではの味かな…なんて思ってしまいました。
紙飛行機を全部拾っていかないのもね。
映画いっぱいご覧になってますね。
これからもよろしくお願いいたします。
>sachi様
結構目立ちたがり屋さんでしたもんね。
ずっと尊敬する先生の目の前でしたから、
いい気分だったのかもしれません。
将来は応援団の旗持ちだったかもしれないし・・・
>schmidt様
そうなんです。
あの歌い出すシーンは微笑ましくて良かった。
伯爵夫人はどう思ったのか知りませんが・・・
ペピーノは幸せだったのでしょうね。
ずっと好きな先生と暮らしていたのでしょうし。
>祐さま
富山のファボーレまで行きましたですよ。
祐さまのご推薦があったからこそで・・・
ところで、祐さまはどこでご覧になったのですか??
>あんじぃ様
どうもお久しぶりです。
俺は、ほかの人より遅く映画を見てしまった場合には、どうも違ったことを書きたくなるクセがあるようです。しかも笑えるように、「なるほど」とうなずけるように書こうとしてたら、2時間もかかってしまいました・・・
>まきまき様
そうですよね!
あの人間くささ。
マチューが立派な音楽教育者としてだけだったら、
モランジュもペピノも人間的に成長しなかったのじゃないかと思います。
>アリス様
観終わってから天使のメロディが頭に残って、
じわりじわりと感動が・・・
最初に用務員のマクサンスに怪我をさせた少年に対するマチューの言葉。
あのシーンでかなり泣いている人が多かったようです。
そこでのめり込んでしまったので、モランジュの歌声にも感動できました。
譜面台、気になりますよね~
こちらからも、TBさせて頂きました。
あとから、じわーっと感動を思い出すような
良い映画でしたね。
譜面台にされた男の子が、歌いだすシーンが
けっこう微笑ましかったりしました。
その後って、気になりますよね。
こちらからもTBさせていただきました。
確かに「人間くささ」がポイントかも知れません。
マチューがピエールの母にちょっと思いを寄せているようなフシがありましたが、ああいう一面があるからこそ、ただの聖人君子に終わらず、よけい好感がもてるのかも知れないですね。
TBありがとうございました^^
kossyさんは目のつけどころが違いますね!
譜面台にされた少年のその後なんて気にもとめていませんでした。
みんなが歌っているのに歌えないなんて可哀そうな気もします。
救えなかった人もいましたねぇ。
私はそこまで気にとめていませんでした。
kossyさんの言うとおりそういうところが
人間くさくてまた良かったのかもしれないですね。
DVDが出たのかな??
こちらからもTBさせていただきました。
譜面台の少年…でも、彼も満足気な顔をしていましたよね。意外と他人とは違う役割を与えられて、誇らしかったのかもしれない、なんて都合よく考えちゃったりしました(笑)。
私もかなり好きなジャンルなので、点数が甘くなっちゃいます(笑)。
いつもありがとうございます。
嫌そうな顔をせず、ずっと譜面台を続けるなんて・・・
素敵すぎますよね。
ソロパートが始まると同時にぞくぞく。
マチュー、ペピノの表情は最高でしたね~
>kaeru_chan様
バッド・エデュケーション・・・アルモドバル監督なのですね・・・今日始めて知った(汗)
観たい・・・いつ公開なんだろう。
確かに、私もあの子の行く末が気になって気になって・・・(笑)
ボーイソプラノにはしてやられますね~。
本当にきれいで胸が震えるほど感動してしまいました。
マチュー先生はきっとペピノと幸せに暮らしたのでしょうね。
だって、年取ったペピノはとってもいい顔をしていましたもの。