今朝、鼓太郎と二人で散歩に行きました。
いつもの時間のいつもの散歩、鼓太郎は相変わらず元気いっぱいのご機嫌顔
ふと、いつも曲がる道の一本先の道を曲がりました。
大姉が通う中学校のそばの眼科クリニックの駐車場の所に、何か動くものがいました。
最初は猫かと思いましたが、とても変な動きをしていました。
同じところをぐるぐる回ったり、塀のところに何度も頭をぶつけたり・・・
「・・・ 犬? 」
認識するのに時間がかかるほどひどい状態でした。
もしかしたら、すぐ「犬」だと解ったのに、そう思いたくなかったのかもしれません。
多分白いであろう毛は雨と泥とで雑巾のように汚れ、尻尾はほとんど毛が抜け、背中は丸く変形し、おそらく目と耳は何も見えず聞こえずだと思います。
そばによって確かめたくても、鼓太郎がいるのでどうしょうもありません。
思い余って、いつも遊んでいるレオン君のままに電話をしました。
事情を話すと、すぐ飛んできてくれました。
でも、その犬をみて愕然としていました。
どうにかレオン君のお家まで連れて行き、警察に連絡を取りました。
ハハは、とにかく鼓太郎を連れて帰らないことには何もできないので、駆け足で自宅まで戻り、サークルに入れると、すぐレオン宅に戻りました。
その間、レオンママとレオンパパはお湯で汚れを落として、フードをあげてくれていたそうです。
ハハがつく頃には警察も来ていて、保護した様子をいろいろ聞かれました。
しかし、飼い主が探しているとは思えません。
レオンままは、なんの躊躇もなく濡れて震えているその犬をタオルでくるみ、抱き上げました。
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食事をもらい、温かい胸に抱かれたこの犬は、安心したように穏やかな顔になっていました。
目は両目とも白内障のように濁っていて、耳の中は真黒にただれ、爪は変形するほど伸びています。
どれほどの期間さまよい歩いていたのか、想像もできないくらいの状態です。
警察の方で保健所に連絡を取り、引き取りに来ることになりました。
保健所に行けばどうなるか・・・
でも、ハハは保護する勇気がありませんでした。
この状態の犬を病院に連れて行き、その後保護する決心がつきませんでした。
タオルと毛布にくるみ、ダンボールに入れるといつの間にか眠ってしまいました。
何日ぶりにお腹いっぱいにものを食べたのでしょう。
この犬は、革の立派な首輪をしていました。
でも、鑑札も迷子札もなにもありませんでした。
迷ったのか、捨てられたのか、飼い主は探しているのか・・・
鼓太郎の顔を見ると、あの犬の顔がよみがえります。
いま、保健所でどうしているのでしょう・・・
この後、どうなるのでしょう・・・
この犬を、こんな風にした飼い主に、強い憤りを覚えます。
そして、何もしてあげられなかった自分にも・・・腹が立ちます。
命あるものです、責任を持って育てていこうと強く思いました。
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いつもの時間のいつもの散歩、鼓太郎は相変わらず元気いっぱいのご機嫌顔
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ふと、いつも曲がる道の一本先の道を曲がりました。
大姉が通う中学校のそばの眼科クリニックの駐車場の所に、何か動くものがいました。
最初は猫かと思いましたが、とても変な動きをしていました。
同じところをぐるぐる回ったり、塀のところに何度も頭をぶつけたり・・・
「・・・ 犬? 」
認識するのに時間がかかるほどひどい状態でした。
もしかしたら、すぐ「犬」だと解ったのに、そう思いたくなかったのかもしれません。
多分白いであろう毛は雨と泥とで雑巾のように汚れ、尻尾はほとんど毛が抜け、背中は丸く変形し、おそらく目と耳は何も見えず聞こえずだと思います。
そばによって確かめたくても、鼓太郎がいるのでどうしょうもありません。
思い余って、いつも遊んでいるレオン君のままに電話をしました。
事情を話すと、すぐ飛んできてくれました。
でも、その犬をみて愕然としていました。
どうにかレオン君のお家まで連れて行き、警察に連絡を取りました。
ハハは、とにかく鼓太郎を連れて帰らないことには何もできないので、駆け足で自宅まで戻り、サークルに入れると、すぐレオン宅に戻りました。
その間、レオンママとレオンパパはお湯で汚れを落として、フードをあげてくれていたそうです。
ハハがつく頃には警察も来ていて、保護した様子をいろいろ聞かれました。
しかし、飼い主が探しているとは思えません。
レオンままは、なんの躊躇もなく濡れて震えているその犬をタオルでくるみ、抱き上げました。
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食事をもらい、温かい胸に抱かれたこの犬は、安心したように穏やかな顔になっていました。
目は両目とも白内障のように濁っていて、耳の中は真黒にただれ、爪は変形するほど伸びています。
どれほどの期間さまよい歩いていたのか、想像もできないくらいの状態です。
警察の方で保健所に連絡を取り、引き取りに来ることになりました。
保健所に行けばどうなるか・・・
でも、ハハは保護する勇気がありませんでした。
この状態の犬を病院に連れて行き、その後保護する決心がつきませんでした。
タオルと毛布にくるみ、ダンボールに入れるといつの間にか眠ってしまいました。
何日ぶりにお腹いっぱいにものを食べたのでしょう。
この犬は、革の立派な首輪をしていました。
でも、鑑札も迷子札もなにもありませんでした。
迷ったのか、捨てられたのか、飼い主は探しているのか・・・
鼓太郎の顔を見ると、あの犬の顔がよみがえります。
いま、保健所でどうしているのでしょう・・・
この後、どうなるのでしょう・・・
この犬を、こんな風にした飼い主に、強い憤りを覚えます。
そして、何もしてあげられなかった自分にも・・・腹が立ちます。
命あるものです、責任を持って育てていこうと強く思いました。
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