遊適 創人 一人語り集

どう生きても一生は一生。
その中に どう自分を生かすか。
貴方次第です。

「幻想世界」 何もかも壊れてゆく。。<パートⅤ>

2015年07月13日 20時59分16秒 | 魔界




終わることがない。
二人というより 二匹なのか。
野獣と化した俺は 幻想のマキなのに。

そこで抱いてるような。
激しく切なく 肉体はあるのか
空想のみの世界なのか。。。。

もっと激しくマキを責めた。

「もう駄目! これ以上は ヤメテ!
現世に愛の魂が強くなり戻りたくなるから」

激しく口付けする。口を塞ぎ声をさえぎる。
マキのからだから 濡れた液体が足を伝わる。

マキは生きてるんだ。
モット・モット めちゃくちゃに
したい欲望が湧いて来た。

俺の怒張したものが マキの
ブラックホールに また滑るように
吸い込まれた。

脳の創造力は実態のある物より
リアルに過激に迫る。
それは それは 理想に思うから余計に。

マキと 今は一つなのか 結ばれてるのか。
脳幹に刺激が強すぎて 濡れたグリスで
抜けてしまう。。。

「ア~~~ 馬鹿。早く~~~」
マキが 叫ぶ。
どう見ても 来世からには見えぬ。

そこに 生の息づくからだがある。
俺の怒張したものは萎える事がない。

俺も もう人間でないのか。。。
どの位 時がたったのか?
怒り狂ったものが 治まらないまま。

朝になったのか。
このままになってしまったのか。
もう 朝日が眩しくなってきた。

陽が射しかけた瞬間 俺独りに。
突然 マキは 俺のからだから
スルリと抜け 天に舞い上がった。


「マキ マキーーーー」狂った様に叫んだ。
どんなに叫ぼうが もう来世にいったのか。。。。



          続く  


「幻想世界」 マキは俺の手の中に <パートⅣ>

2015年07月13日 20時58分35秒 | 魔界
マグマが爆発した。
溶岩が流れ出して 何もかも溶かしてゆく

マキのからだを溶かしてゆく
白い溶岩に覆われて

マキの波打つからだが津波のように
押し寄せる。

俺の何もかも吸い取ろうとする。
ブラックホールが締め付ける。

一度 喰いついたら離れない。
何もかも吐き出させる。

全て からだも吸い尽くされ
暗闇のブラックホールに落ちてゆく。

クルクル回り底なし沼の世界へ
マキの世界・魔界世界へ。

マキは死んだハズジャないのか。
誰なんだ黒パンダ目の女は。

魔界の世界へ引き込まれたのか
真っ赤かの大きい口・唇が裂けてる。

俺を吸い尽くす。。。。
マキか口裂け女か魔界が。

マキだったら一緒に溶けてもいい。
もう溶けてる。「気持ちいい~~」

マキがささやく 「う~~~また死にそうに」。
また俺の火山が爆発し溶岩が流れ出した。

もうどうなってもいい。
一気にピストンは加速して火がでそうだ。

まるで激しいピストンでグリスから煙が火が。。。。。
燃えて燃えて 何もかも焼き尽くすように。

何かに向かって 只 突き進むだけに
脳幹に全て 集中して何もない世界へ。。。。

グリスの焦げる匂いが魔界世界へ
幻想世界へ走り出した。

  「幻想世界」  爆発する何かが。<パートⅢ>

2015年07月13日 20時57分45秒 | 魔界
抱くというより

からだもこころも 

全て一緒になろうとする。

それは 激しく狂ったように

抱き合い 口付けした。

からだの中から マキの女を

グシャ・グシャにし俺のもの 全てに

したい欲望が湧いてきた。

もう止まらない。止められない。

好きだとかの感情は超えている。

この男と女を超えた 前世は一緒の人間だったのか。

いつの間に マキの全てが生まれたままに。

思わず 手を伸ばす。



マキは笑いながら 逃げる 「イヤ」と

マキの全てが俺のものになる。

抱きたい。抱ける。

得体の知れぬ マグマがからだから 

そして アタマの芯から爆発しだした。。。。



          続く




「幻想世界」 マキ! 激しく抱いた。<パートⅠ>

2015年07月13日 20時54分34秒 | 魔界
マキに手が届く。

マキが現れた。現世に戻ったのか魔界から。

マキの黒いパンダ目が 雨の雫で 解けてる。

雨に濡れ 傘も差さず現れた。

髪はビチョ濡れで ドレスも濡れ

マキの 掠れた かったるい声が 

<キタよ。 待ってたんだ>

あいかわらずニコチンとアルコールの匂いと共に

マキ 踊ろう ゴーゴーだぜ。

ヤッパ チークがいいな~~。

もう一瞬でも 早く抱きたかった。

マキの大きな乳房が抱き合う胸に邪魔だった。

全てを受け入れようと激しく抱いた。。。

アタマは真っ白になり 只 激しく抱いた。



         続く

  「幻想世界」 マキ! 夜が明けたら (短編小説)

2015年07月13日 20時53分56秒 | 魔界





少し狂わないと

人生面白くない。

酒で 脳を狂わせる。。。。

正面からしか見られない 人生なんて

つまんない!

横から縦から後ろから

色んな角度から。。。。



マキと飲むと 宇宙のブラックホールに

吸い込まれ 目を回しながら落ちてゆく

凄い。。。気持ちいい。。。

ブルースの黒マントの女王

マキのブルースに引き込まれる。

何もいらないんだ。。。

マキと一緒だったら。。。

魔界の世界・黒い穴に 吸い込まれ

何もいらなくなる。。。。

夜が明けたら 夜が明けたら。。。。

この町とさよならするのね。



「名人も 木から落ちるな 百日紅(さるすべり)」 猿川柳

2015年07月13日 08時55分56秒 | 活性化
「名人も 木から劣るな 百日紅」「百日紅 俺の人生 滑り台」滑り人生

         薔薇騎 麻衣  著
百日紅(さるすべり)と読みます。滑っても滑っても転んでも転んでも立ち上がればいいんだよ。誰でも滑るし転ぶし時にはぶつかるし。今の現世をもがき...