あの人は話がうまいなあ、と思う人、いるよね。
日本語で話すのと手話で話すのは全く違うが、共通点もある。
例えば、
「たいしってさー、いつも、“手話通訳者の指名は100%認めるべきだ”なんて言ってるよね」
という感じで話す時。
このように文章で書くと面白くもなんともないが、話す、という行為の中では違ってくる。
日本語で話しているなら、上記の「たいし」のセリフの時に、たいしそっくりの声、たいしそっくりの言い回しで言えば、聞いている人が、
「そうそう!」
と面白がって、ウケる。
手話で話しているなら、上記の「たいし」のセリフの時に、たいしそっくりの表情、たいしそっくりの手話表現を使うと、見ている人が、
「そうそう!」
と面白がって、ウケる。
日本語であれ、手話であれ、話がうまい人の話術を盗もう。
これは、通訳のテクニックにもつながる。