「視線が技術とは、どういうことや?」
視線の使い方、と言えばいいかな。
手話通訳者は、ろう者と聴者の間にいる。
聴者が話している時、ろう者を見て、手話を表す(聞き取り通訳)。
この時はごく当たり前のことで、視線について語る必要なし。
ろう者が話している時、ろう者を見て、日本語に変える(読み取り通訳)。
これもまあ、当たり前やね。
さて、ここで、考えてみよう。
上記の場面、
(1)聴者が話している時
(2)ろう者が話している時
両方とも、視線はろう者に向いている。では、通訳者が聴者を見るのは、どんな時か。(2)の直後だろう。
今、ろう者が表した手話の読み取りを完了したことを、ろう者と聴者に伝える意味のある視線。
通訳者の、この視線の動きで、相手の聴者に発言を促す意味もある。
聴者が話し始めたら、視線はろう者に戻し、聞き取り通訳を行う。
視線は基本、ろう者に向いている。
この視線がろう者以外に向く時、それは意味を持った視線の動きである。
通訳者がこの基本を踏まえていないと、通訳者の視線は聴者に向かってしまう。
こうなると、上記とは逆となり、通訳者の視線は基本聴者に向いていて、時々ろう者を見る、ということになる。
これは駄目。
通訳にならなくなる。
まるで、通訳者がろう者の「代わりに」、相手の聴者と話しているような感じになる。
手話通訳者の技術や経験が足りないと、まさに、こういう状況となる。
視線の使い方、と言えばいいかな。
手話通訳者は、ろう者と聴者の間にいる。
聴者が話している時、ろう者を見て、手話を表す(聞き取り通訳)。
この時はごく当たり前のことで、視線について語る必要なし。
ろう者が話している時、ろう者を見て、日本語に変える(読み取り通訳)。
これもまあ、当たり前やね。
さて、ここで、考えてみよう。
上記の場面、
(1)聴者が話している時
(2)ろう者が話している時
両方とも、視線はろう者に向いている。では、通訳者が聴者を見るのは、どんな時か。(2)の直後だろう。
今、ろう者が表した手話の読み取りを完了したことを、ろう者と聴者に伝える意味のある視線。
通訳者の、この視線の動きで、相手の聴者に発言を促す意味もある。
聴者が話し始めたら、視線はろう者に戻し、聞き取り通訳を行う。
視線は基本、ろう者に向いている。
この視線がろう者以外に向く時、それは意味を持った視線の動きである。
通訳者がこの基本を踏まえていないと、通訳者の視線は聴者に向かってしまう。
こうなると、上記とは逆となり、通訳者の視線は基本聴者に向いていて、時々ろう者を見る、ということになる。
これは駄目。
通訳にならなくなる。
まるで、通訳者がろう者の「代わりに」、相手の聴者と話しているような感じになる。
手話通訳者の技術や経験が足りないと、まさに、こういう状況となる。