ベークドチキンに思いをはせて

昨日の晩のことだ、いつもの用にイラストを描きいつもの用に宿題をやりいつもの用に挫折した。
来週の火曜にはテストがある、それも２つだ。仕方なく横たわる体を起こし再度勉学に励もうとしたその時、
目の前にある一冊の本に目が止まった。
本のタイトルは「Natinal COOK BOOK 取り扱い説明書　家庭用オーブンレンジ　品番NE-T150　etc・・・etc・・・」
なぜその本に興味を引かれたのかわ分からない。夕食がそば一杯と生卵だけで本に書かれたフレンチトーストと蕩けたバターが
愛おしく思えたのが答えなのか、それは誰にも分からない。
手にとり数ページを見てみる。そうすると１つの事実が明らかになった。
これはただの取り扱い説明書では無い。最初のほうこそオーブントースターの使い方だが問題はその次のページ
、３２ページからはさらにその隠された使い方が記されていた。
それはオーブンでありながらベークドチキンやラタトゥユ、焼きそばとんかつ炊き込みご飯、イチゴのショートケーキにいたるまでのすべての調理方法がそこにはあったのだ。
その時、人生最大の衝撃を受けた。今までオーブンレンジなどコンビにの弁当を温めるか・・・・・・
その程度のことしかできない、そう思っていた。しかし現在の科学技術は創造をはるかに超える進化を遂げていた。
たった一台の機械でここまで料理ができるなんて・・・
その時決意した。明日はこの機能を使いそば以外の物を作ると。そお、ベークドチキンを！