台風の影響がようやっと落ち着いてきました。被害に遭われた地域の今後の早急な復旧、被災した人々の回復を祈るばかりです。
こちら伊豆諸島では雨風はあまりありませんでしたが、数日間波がとても高い状態が続いていました。離れていても、海は繋がっているんだなぁと感じます。
さて、今回は何書こうかなーと考えていた矢先、かなり驚きの黒曜石を島内で発見したので、今回はこの石に関する用語
シラー効果
について、簡単に書こうかと思います!
シラー効果・・・
パッと聞いても、聞き慣れない方が大多数だと思います。それもそのはず、なんせ私も比較的最近まで知らない単語でした!(オイ
この用語はいわゆる宝石、鉱物関連で用いられる用語で、結晶構造やインクルージョン(内包物)に光が当たることで、石の表面下に様々な色彩が見える光学現象のことを言います。ちなみに語源はドイツ語で「きらめき」を意味するSchillerという語に由来しているそうな。
元は月長石やラブラドライトなどに見られる虹色の反射の事を指していましたが、現在は様々な鉱物に見られる同様の現象の事を総じてこう呼んでいるそうです。
黒曜石におけるシラー効果は、虹色や金、銀色が有名かつ人気で、その色の名を冠したものが海外で多数取引されています。レインボーオブシディアンとかゴールデンオブシディアンとか。
ゴールデンオブシディアン 主張しすぎないゴージャスさが人気
日本国内ですと、北海道で見つかる黒曜石で、まるでオーロラのような美しい模様が浮かび上がる「玲瓏石」と呼ばれるものが有名です。
私が所持している玲瓏石 いや、コレがホントに息を呑む程キレイ
・・・で、なんでこんな話をしたかというと。
見つかったんですよ。神津島でも!
シラー効果入りの黒曜石が!!
これがその石。
ぱっと見は、若干茶褐色の線やら模様やらが入った黒い石にしか見えないのですが、
太陽光、もしくは強い光を当てると・・・
赤と白、そして金(!)色の層・モヤ状の模様が浮かび上がるんです!
写真だと分かりづらいので、インスタで動画を上げました。こちらの方がまだ分かりやすいです!
いやーしかし、驚きました。まさか神津島の黒曜石にもこんな美しい模様を隠し持っていた子がいたなんて!神津島産黒曜石の持つポテンシャルの高さに、私唖然としております。
ただ、動画でもこの子の魅力を表現しきれていないのが残念。
やはり生で直接見ていただくのが一番である、と思う今日この頃です。
・・・・そして
この石をインスタでみて下さった外国の方の一言
Looks like a galaxy stone.
ギャラクシーストーン・・・ですと・・・!?
なんとステキな響きかっ!!
この子の名前が「銀河」に決まった瞬間である。
(のちに調べてみると、弊社スターダストオブシディアンのように星空を映したような見た目の黒い花崗岩?のことをgalaxy stoneというブランド名で販売しているところがあるようで、このコメントはそれを踏まえたものっぽいです。)