Ordinary_Love...

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WELCOME to Ordinary Love...

2004年08月30日 | マルタ番外編


2004年8月31日より2004年9月3日まで、日本を離れます。
せっかくお越しいただいたのに、申し訳ございませんが、またのお越しをお待ち申し上げております。

何だ畜生と思ったそこのお方で、マルタを読んだことない方は

コチラから

マルタを読んでるけど、今いちマルタがどんなところかわからない方は

コチラから


私が出没している地区を知りたい方は

コチラから

私が旅先に持っていく本が気になる方は

コチラから



また帰った暁にはお世話になりますので、宜しくお願いいたします。


忘れないでくださいね。



マルタ

2004年08月30日 | マルタ
「よかったよかった。温泉を満喫したんだな」

とにやけながら二人の所へ行き、

「私ビール飲みますよ。」といって、そそくさとビールを買いに行ったら、二人ともすくっと起き上がって、私の後をついて歩いてきた。

だんだん、彼の旅の終わりが近づいてくるのを感じながらも、マルオ君のワンマンショーで私たちは帰りの高速の時間をやり過ごした。

 夕方東京に着いた頃にはもう、すっかり空の色も暗くなっていた。なんだか、最後の夜に二人っきりになるのも寂しくて、マルオ君に夕飯も一緒に食べようよと誘ったが、
そつなく断られてしまった。海老名インター付近で、イリアンが東京へ来た日の夜に会った彼の友人から、私の携帯電話に連絡が入った。

「少し遅くなるけど、飲みに行こう。」

「助かった。これで感傷的にならずにすむぞ。」

と思って、まず、荷物を置きに家に帰った。

 最後の夜にどこへ連れて行ってあげようかと思って考えて、そうだ、
徳ちゃんといったあの店にしようと、思い立ち、3人でアダンへ向かった。
いつもひっそりとたたずんでいるアダンが妙に騒がしかった。
嫌な予感がした私は、一人先に店に入り、様子を伺った。
やはり貸切のバースデーパーティーが開かれていた。
他の店を探すしかないと、店の扉を開けたとき、アロハシャツを着た例のジジィが

「何人で来たの?」

と聞いてきた。

「3人。」

と答えると、

「じゃぁ、2階にあがりな」

といってくれた。

 小さなその店のせっかくのプライベートな空間に入り込んでいいものか
しばし躊躇したものの、やはりこの店で、イリアンと時間を過ごしたいという願望の方が大きかったから、
お言葉に甘えて、2階にあがっていった。







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旅の支度

2004年08月30日 | koko日誌
以前は旅に出かける前というのは

準備に時間がかかったものだ。

それが、どうだろう。

最近は

ものの10分で終わってしまう。

2~3日分のシャツと下着とその他いろいろ。

普段化粧もしないので化粧品もなく、

パッキングをしてみて、思ったのは

「男みたいだ」

でもやっぱり身軽がいい。

旅といっても高級志向がないので、これといって、上品なものをもっていく必要もない。

そういえば、ニューヨークにいた頃、

5番街やマディソン街に行かなくてはいけないときは、

とても緊張した。

あの洗練された町並み。

パリもそうだ。

だけど、銀座なら下駄で歩ける。

やっぱり日本はいい。



さらに日本好きになるであろう、新たな旅。

だんだん旅モードへと変化してきたぞ。

冴えない一日

2004年08月30日 | レシピ
冴えない一日が始まった。

第一弾。デジカメのUSBケーブル家に忘れる→よって写真アップできず。

第二段。紅茶飲もうとして、ティーバッグをカップに入れお湯を注ごうと思ったら、コーヒー注いでしまった。

それは恐ろしいブレンドの出来上がり。

時にこういう日がたまにある。

そうすると一日冴えないのが常だ。

なんでだろう。


ということで、写真は後ほどアップするとして

《本日のメニュー》

1.焼き焼売。
2.野菜あんかけ。
3.日の丸。



情報化社会

2004年08月30日 | 言葉
必要な情報だけを

脳みそに入れてくれるシステムがあればいいな。

いらないものは排除できる奴。

だけど、欲しくない情報は

私の前にも現れないで欲しい。

そうか、

個人のサーバーがあればいいんだ。

で、個人設定のところで、あらかじめ視界にも脳にも耳にも

入らないように設定する。





なんて自分勝手だ。

質問の答えになっているのか?

2004年08月29日 | 言葉
これは僕ははにゃでしょうかという記事に対して私が残したコメントに対するはにゃさんの質問の答えになるといいのですが・・・

私の書いたコメント

『残念ながら、きっと。

あなたは私にとっては私の知るだけのはにゃさんでしかなく、

私も あなたの知るだけの私だけでしかないということです。

ただそれは無限の可能性が潜んでるのか?』

そして、はにゃさんの質問。

何が残念なのか?

をクローズアップしてほしいとかかれていたので、

今日はクローズアップしてみましょう・・・


残念なこと。


それは多分、自分を知るということは不可能なのだと

認めざるを得ないということなのかもしれません。

Blogで知り合った人々に対してではなく、すべての人間関係において、

私は一部でしかないということ。

そして、相手の私というその一部の私を

私はどんなに知りたいと思っても

けっきょくのところ、

知ることができないということでしょうか。

砕け散ったガラスの破片をいくら寄せ集めたところで、

一枚のガラスにすることは

無理なことなんでは。

だけど、それをひとつずつ探り続けて、

自分であろう自分を

人は言葉をつかって、

組み立てていく。

こんなふうに


Link先:なんでもつくるよ
Track back to:嘘の吐き方(うそのつきかた)

レポート@ 携帯

2004年08月29日 | koko日誌
目が覚めた。

とりあえず風呂場へ行って眼を洗ってみる。
そして居間へ行ってみる。閉めきった部屋の空気が妙に重苦しく窓を開けてみる。
国道を雨の中走る車の音が近づいては消え、近づいては消えていく。
薄暗い今の中を携帯を片手にゆっくりと弧を描き続けてる。
久しぶりに鉛筆で紙に文字を書いてみる。
『あ』
静かに声に出してみる。文字が紙から離れて浮かび上がったりなんかしなかった。
さらにまた歩き続ける。
さて、この言葉は何処に辿りつくのだろう。
以上現場からkokoがお届けしました

マルタ

2004年08月27日 | マルタ
 私は美術館の作品を見ることも好きだが、その美術館へ行って、
ただそこにいるという時間が結構好きだ。

 作品を目当てとしていくのではなく、その美術館に行きたいと思うから行くというのは、
ちょっと異質かもしれないけれど、定期的にどうしてもいきたくなってしまう。

 そうイリアンに伝えると、イリアンは不思議そうな顔をして私の顔を覗き込んだ。

「Kokoはおもしろいね。そんなふうに来てくれたら、

ただ建ってる美術館もうれしいよきっと。」

そんな話をしながら、私の友人を紹介し、おでんを食べた。

 今思うと結構ハードスケジュールだったかもしれないけど、
やはり、ホステスとしては自分の好きなところを紹介したいという欲が出てきて、
次の日は、英会話スクールの大学生のマルオくんと3人で
箱根の日帰り温泉に行った。

 外国人一人男湯に放っておくのも気が引けたので、
ランチをご馳走するといって、マルオ君を釣ったわけである。

 天山という日帰り専門の温泉へついて、私たちは、出たら、
畳の休憩場で会おうといって男湯と女湯と分かれていった。

 洞窟をかたちどられた露天風呂の暗いところに陣を取り、
一人ゆっくりとお湯を楽しみながら、
翌日旅立つイリアンをどんな顔して送ろうかという不安とは裏腹に

だんだん近づいてくる自分の旅立ちに静かに興奮しながら、

冷たい水を頭からザザァーと、流しかけた。

 
 私が女湯から出ていくと、休憩所にぴっかぴかに光ったおでこのイリアンと

ジャイアンのような体つきのマルオ君が

トドのように、畳の上に脚を広げて眠っていた。




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