5月最後の日曜日
ようやく
新居に親しい友人を招待して
ホームパーティーを開いた。
アダンやタヒチのスタッフの子たちや、旦那様の親友のいとこや弟(親友は日本にいないけど)・・・
普段は客と店員だからゆっくりお酒を飲むこともできないけれど、
日曜日は昼間からみんなで食べては飲んで食べては飲んで。
西陽が柔らかに私たちをつつんでくれていた。
友人のカエちゃんが突然
「kokoちゃん、この辺に神社とかない?」
ときいてきた。
「あるよー、まっすぐ行くと富岡八幡にいけるから。」
と教えてあげると、
「じゃぁちょっといってくるね。」
といって消えていった。
しばらくすると、カエちゃんから電話があり
境内でインドネシアの演奏をしているよと知らせを受け、
ぐうたらしていた私たちはみんなで神社へ出かけることに。
日も完全に落ちていて、
闇が降りてくる直前といった感じの薄暗さのなかで
なにやら幻想てきな音色が聞こえてきた。
私たちは
ひきつけられるようにそのガムランの演奏者たちの前に近づいていった。
ばらばらに砂利の上に座るものもいれば
石段に腰をかけるものもいて、
とにかくみなが別々にガムランに聞き入っていた。
私とアダン。はガムランの音に合わせて
自分たちの体を楽器にしてぽんぽんと体をたたいたり
踊ったりていた。
この演奏が
今日のこの集いのクライマックスとなり、
みんなぱらぱらと解散していった。
というより、この幻想的な空間をともにしてしまうと
もう胸がいっぱいで
一緒にいることさえ無意味に感じてしまいそうだった。
追記:8月15日富岡八幡神社境内にて午後8時にガムランの演奏が聴けます。
お祭りも開かれますので、よろしければ足をお運びください。