台風一家

黒滝森物語 キャンプに行く 1日目

本当は学校が終わってからすぐ出発する予定だった、黒滝のキャンプ…。
あいにくの雨で荷物の積み込みも出来ず、出発を翌日に変更することにしたのだが、すぐにでも出られると思っていたこいちゃんは号泣。
伴侶がどんなに説得しても
「諦めたいのに・・・、諦めきれない~!」と泣きつづけた。
近くの遊び場があるお好み焼きやにいく事で何とか落ち着きを取り戻したが、楽しみにしていただけにショックは大きかったようである。

泣き腫らした目で車に乗り込んだが、食事をして、生クリームの乗った大きなジュースを頼む頃にはすっかり機嫌も直っていた。

そして、待ちに待ったキャンプ当日。
伴侶が食料の買出しから帰ってくるまでの間も、後部座席に積んだ布団で眠るふりをしたり、いっくんとこいちゃんのテンションは高い。

早く着きたいいっくんは
「早くついてー!遊びたいー!!」と騒ぎ立てる。
どんなに頑張っても渋滞を何とかできるわけもなく、騒ぎつづける子供達を適当になだめながらやっと黒滝の道の駅に到着したのはお昼過ぎであった。

去年同様、今年もこのこんにゃくにありつき、舌鼓。
大きなこんにゃくだが、こいちゃんはあっというまに平らげる。
反する好き嫌いの多いいっくんは、こんにゃくの独特なあの匂いを嗅いだだけで
「いらん!」とそっぽを向いてしまった…。
お昼は適当に済ませることにして、インスタント食品を食べて川に向った。

この度購入した水鉄砲に二人とも大喜び。
いつもちゃんと二つ買って置いても
「ここにキズがあるからこれは私のじゃない!」
とか、
「いっくんのが見つからないから(近くにある)こっちがいっくんの」
とか、絶対にありえない喧嘩の仕方をするので
「これは、お父さんとお母さんのだ!子供のじゃない!」と手渡した。

この日は前日の雨のため水温も低く、日差しは強いが気温も低め。
しかし子供達は躊躇いなく服を脱ぎ、水着に着替えて川に入った。
楽しみにして号泣しただけあり、この満面の笑みである。

伴侶に連れられた子供達は深い場所に行ったり…。
岩の上に上ったり…。
水量が多い為流れも速く、それを警戒して始終まとわり着かれる伴侶の苦労は大変なものである。

伴侶も良く飛ぶ水鉄砲が面白いらしく、しばし子供に戻って打ちまくる。

唇の青くなった頃、焚き火に当たりながら休憩。
温かいものを食べた方がいいだろう、とソーセージやさつま揚げを焼きながらのんびり…。

伴侶が飲み終わったチューハイの空を的にして二人で射的ごっこに興じる。
これが面白いらしく、二人とも夢中になった。

それに飽きたら缶を相手の方へ打って押し込むバトル。
案の定、負けたくない樹が缶を蹴ったり、水鉄砲で押し込んだりと本格的なバトルに発展…。

日が翳ってきた頃、晩御飯の支度をする間にい子供達は近くのつり橋に探検である。
まるでサバイバルゲームでもするかの様に鬼気迫る勢いで突き進む子供達。

長く、高いつり橋を水鉄砲をもって進む子供達。
気分はスナイパーか…。

晩御飯は焼きそば。
子供達は服を着替えて、焼きそばが目の前で調理されるのを待つ。

お腹いっぱいになるまで食べたら、両親が買って送ってくれた北海道の「芋チーズもち」を焼く。
遊びながら食べていても叱られないのがバーベキューの楽しさである。

生キャラメルクリームをたっぷりつけて。
こいちゃんはおかわりまでして、生キャラメルもスプーンにいっぱい。

ゆったりと食事をして、すぐあがったところにある温泉に入った。
一日の汗を流し、今夜の寝床に向うと、ほどなくして川面を蛍が飛び始めた。
「ずっと見とく!」といっていたこいちゃんも、遊び疲れには勝てず、歯磨きを済ませると眠ってしまった。
大人二人で散歩をしているとすぐ目の前を蛍が飛んでいるではないか。
手で軽く追うと、車にひっついて光り始めた。

大きな源氏ボタル。
子供達に見せてやりたいなぁ…と二人で写真をとりながら残念がったのであった。
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