初選挙のち植物園

こいちゃんにも、とうとう選挙権が与えられたので一緒に選挙会場に行くことにした。

よくぞここまで大きくなってくれた…と言う嬉しさとちょっぴりの寂しさが。
え？成人？私も歳をとったと言う現実を突きつけられてちょっと愕然とする。
こいちゃんが卒業した小学校で行われる選挙。
懐かしい気持ちで校舎を見わたすこいちゃんであった。
私と伴侶が動くのと同じように真似をして、無事に選挙を終えたこいちゃん。
車に乗り込むなり「誰に入れた！？誰に入れた！？」ワクワクが止まらない様子で聞いてくる。
まだまだ可愛い…。

選挙の後は伴侶に送ってもらって植物園にこいちゃんと二人で行くことにした。
植物園と言っても屋内の整えられた施設ではなく、とにかく広い公園のようなところである。
市の研究施設にもなっているらしく、ところどころに研究棟が立っている。

自然に育っている感じで、作り込まれ過ぎていなくてのんびりした植物園。
園内では本を読んでいる人や、親子で虫取りに来ている人も。
一人350円で、一日過ごせそう。
こいちゃんたちが小さかった頃は何度か来ていたが、その頃と変わらないのんびり植物園。

ジャイアントセコイアの巨木とこいちゃんで写真を撮る。
暑い、ムシムシする！
水をがぶ飲みしながら進んでいると、ウエディングドレスとタキシードで写真を撮ってもらっているカップルがいた。
暑い中汗もかくだろうに…美しい時を残すと言うのは大変である。
しかし、多用途な植物園だな…。

池が近くにあるエリアになってきた。
びっくりするくらい涼しい風が吹いてくる。
自然のクーラーみたい。

朽ち果てながらも治療（？）してもらって成長を続ける木も多数。
こんなになっていても枯れないなんて、不思議である。

池が見えてきた。

この池も何かの実験に利用されているのかな？

アメンボウが沢山いるし、魚らしきものが動いて水面が揺れるのも見える。

しばしぼんやりと二人で池を眺めてから、寄ってきた蚊から逃れるようにそこを後にした。
やはり自然の傍って涼しい。

山を下って、温室に入ってみることにした。

あれー、多肉植物まである。

多肉植物たちはどこかの団体からの寄贈品らしい。

コンクリートでできた鉢の中にメダカがいた。

別の鉢におたまじゃくしも発見。

おたまじゃくしなんて何年ぶりに見たのだろう…？
ふと田舎が恋しい気持ちに…。

閉園時間が迫ってきたので温室エリアを後にして、スタート地点に戻ることにした。

雲行きが怪しい…。
我が家の多肉がまた濡れる…。

伴侶に向かに来てもらったころにはちょうど雨が降り始めていた。
ちなみに、いっくんも今回が初選挙だった。
選挙年齢が引き下げられたため、こいちゃんといっくんが同時に初の選挙をする歳となると言う不思議な現象が起こったのだ。
年子って面白い…。

私達とは別に、伴侶と二人で選挙会場に向かったいっくん。
伴侶は私達と選挙を終えていた為、ひとりで会場に入ったらしい。
お手本がいないため、大いにキョドりながらも無事に選挙を終えて、大人の階段を上ったとか上らなかったとか。
無事に初選挙を終えたのだった。