陽気なおじさんがわざわざ持って来てくれた鮎は、毎日火を入れながら最終日までゆっくりと楽しんだ。焚き火を楽しみ、温泉を楽しみ、子供との濃厚な日々はあっというまに過ぎた。 新車の走行距離もあっというまに増えた。8月の盆前に購入したのだが、すでに1000キロに。きっと長距離ばかりを走る、ご無体な主人に辟易していることだろう。また来年、熊野にこれることをを願いつつ、楽しかった旅に別れをつげ、育生町を後にした。