台風一家

神戸旅行 お預け&ディナークルーズ

子供達が楽しみにしていたおばあちゃんおじいちゃんとの旅行の日がやってきた。
旅行と言うか、本当はすこしだけ早い両親の古稀の祝いなのだ。
出資者が両親なのがお恥ずかしいが…。
荷物を車に積み込んで目指すは神戸市中央区。
何だか最近暴力団の関係で世間を賑わわせてるまさにその場所が今回の目的地。
話せば長くなるのだが、要約すると、来るはずだった従兄弟達の距離等を考慮して決定したのだが、当の従兄弟達は急に来れなくなり…。
というわけで、遠くから来てくれる両親に申し訳ない気持ちでいっぱいであるが、向こうからすれば『忙しいのに付き合わせて…』と言う気持ちなんだとか。
無駄な心配である。
みんなおばあちゃん達との旅行をずっと楽しみにしていたのだから。
サクラを除いては…。

そう、サクラちゃん初めてのホテル泊まりである。
出かける前から不穏な空気にそわそわ。
群れから離れることにストレスを感じるサクラちゃんが、二泊もするのはかわいそうだが、慣らしもしたし…。
連絡が入っても直ぐに迎えに行けるように、と近くのホテルに決めた。
別れ際に哭くサクラちゃんを断腸の思いで引き渡し、人間用のホテルに向かった。
ちなみにこのペットホテルではブログに写真をアップしてくれる。
細かい様子は分からないながらもすこし安心できるかも?

人間用ホテルにも到着。

やがておばあちゃん達と合流し、ホテルの部屋に向かうことに。

しばしの休息…しかし余り時間はない。

荷物を下ろしてお茶を飲んだら直ぐにお出かけである。


この日は客船でディナー。

到着した港には立派な船が待っていた。

時間になって乗り込むと豪華な船内にはすでに料理が並べられいい匂いを漂わせているではないか。

腹ぺこいっくんが色めき立ったが、時間になるまでしばしテーブルでスタッフの案内を聞いてお預けだったため、テーブルに頭を乗せ辛そうな表情で『お腹すいた』を連発した。

お待ちかねの『よし!』が出て、一斉に料理をとりに向かう乗客達。

こいちゃん、じっくりと味わい、長くたくさん食べるスタイル。

対するいっくん、好きな物だけ偏食して、短く少量食べるスタイル。

しかし、頭から胡麻団子って…。
一言言いたいのを我慢しつつ二人の食べっぷりを見守った。

しあわせそうだから、ま、いっか。

演奏も始まりこいちゃん、大喜び。
吹奏楽談義に花が咲く。

美味しい食事と癒され音楽に皆でうっとり。
おじいちゃんも大好きな海の様相を眺めつつ、浸る。

堤防の外はすこしだけ揺れた。
料理片手に酔っ払い伴侶が大袈裟によろけて見せるが、酔ってる本人は恥ずかしくないのがうらやましい。
まあ、ここまできたら少々恥ずかしかろうが笑わな損である。

変わり行く景色がたのしい。
沖縄でのクルーズを思い出したりしてまた話が広がって行く。

さて、黙々と食べるこいちゃんとちがい、いっくんは船内をウロウロしはじめた。
男子と女子って、行動違いすぎる…。

船が浮いてる!!
デッキに上がり蜃気楼を見つけて大はしゃぎである。

当たる風の気持ち良さに何度もデッキに上がりに行った。

折り返し地点に入ると何だか寂しい気持ちに。
やがて辺りが暗くなると、神戸空港の滑走路の誘導灯がきらびやかに見えはじめた。

これを見ながらカップル達は少々臭い言葉なんてかけたりしてるのだろうが、スタッフの間をすり抜けてデッキに向かういっくんを見ている私達は心から浸れない。

いっくんも彼女を連れて来たりする日が来るんだろうか…。

灯台も点り、まだまだ眺めていたい気分であったが、やがて船は港に着いた。


船の前で写真を撮る。

ホテルに向かう途中でモザイクでお買い物。

寒いけど楽しくてホテルに帰るのがもったいない気がしたが、まだ明日がある。
今日は温存しよう…。
と、お酒を買ってホテルに帰り、皆で雑談をしながら一日を振り返った。
夜景もとても綺麗であった。
サクラちゃんのことを思いながら、ベッドに入る。

サクラちゃんも、おやすみ。

本当に、楽しい一日をありがとう…。
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