先日、今年中学を卒業した生徒が、学校を訪ねてきてくれました。
その子は、中1の途中から教室に行けなくなり、
学校の中の学習室で過ごしていました。
いろいろなことに悩み、苦しんだ中学校生活でしたが、
卒業式には、他の生徒の中に入りみんなと一緒に卒業していきました。
久しぶりに会ったその子は、
とっても明るくて元気そうでした。
がんばって入った高校は、とても楽しいと話してくれました。
「初め高校に行きたい気持ちがあるのに怖くて、泣いちゃったけど、
がんばって行ったら、今はとっても楽しいよ」と。
行きたいのに怖くて泣けちゃうって…そんな複雑な気持ちがあると思いますか。
そんな自分の気持ちに気づいて、勇気をだして一歩一歩進んでいくって
すごいことだな~と思います。
その子のいた中学はとても先生たちが優しいので、
その子が学習室にいたときに、いろんな先生が入れ替わり立ち替わり学習室に来て
子どもたちと関わってくれていました。
だから、その子も学校に来て、
相談員さんや、養教の先生、担任の先生など、いろいろな人と会って帰りました。
生徒が帰った放課後、
担任先生と良かった良かったと話をしました。
いろいろ大変だったと思いますが、担任の先生もとてもうれしそうでした。
子どもたちは、教室で過ごせるに越したことはありません。
でも、いろいろな事情で、それができない子どもたちもいるのです。
それでもみんなで支えてあげれば、前に進んでいくことができるのだと思います。
大人として、子どもたちを支える心を持ち続けたいですね。
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