今日は、袖師小学校の学校保健員会によばれて、
「自分の行動をコントロールできるようにしよう」という演題で
小学5,6年生にお話をさせていただきました。
内容は、
①10代の脳は怒りのコントロールが苦手
②心が育つには栄養が必要
③マイナスな気持ちを伝える方法
④怒りの対処法
⑤自他尊重タイプのコミュニケーション
など、について順番に話をしていきました。
①10代の脳は怒りのコントロールが苦手
では、脳の成長について。
初めに怒りや恐れなどの古い脳が発達し、
計画したり自分をコントロールしたりする進化脳の前頭葉は一番最後に発達していく。
心は、脳や身体からできているが、
身体は、食物から栄養を取るが、心の栄養は・・・。
②心が育つには栄養が必要
心の栄養は「ストローク(心理学:交流分析より)」ということ。
言葉で伝わるのは、たった7%。
残りの93%は、それ以外の言い方や表情、仕草、態度なので伝わっていきます。
プラスのストロークは具体的に、
マイナスのストロークの具体的な表現は、
マイナスの表現を順番に言葉や態度にして伝えていくと、
子どもたちの目や身体が硬くなっていくのがわかります。
普段使ってしまっている言葉や態度が
どれだけ相手の心を傷つけていたかを実感しているかのようでした。
今までも他校で何度かこの話をしていますが、
どの学校のどの子どもたちも、
顔つきが真剣になっていきます。
でも、いやな気持になることや困ることは必ずあります。
③マイナスな気持ちを伝える方法
・・・だから怒っている
・・・だから困っている
と表現すればいいと教えてあげます。
それでも、怒りやすい人は、
④怒りの対処法で、
1.イラっとしてから6秒がまんする
2.深呼吸する
3.その場から離れる
4.「大丈夫」「何とかなる」「落ち着け」など、自分が落ち着くことばをこころでとらえる
など、コントロールするためのいろいろな方法を教えます。
最後に、子どもたちのアンケートの回答から
⑤自他尊重タイプのコミュニケーション
の内容と、心に余裕を作る行動を伝えて、
講話は終了。
30分ぐらいのメニューでしたが、みんな真剣に聞いていてくれました。
その表情には、自分をコントロールする方法を本気で知りたいと
思っている様子が垣間見れました。
大人だって上手くできないのに。
子どもたちは、本当に偉いな~と感心するばかりです。
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