狭き門より入れ

スペイン在住クリスチャン。聖書にある救いとは?罪の赦しとは? 礼拝などから、福音メッセージを載せています。

信じるだけで救われる 1

2021年01月27日 | 聖書
さて、今回も、コメントでいただいた質問をもとに、色々考えていきたいと思います。

1) 無戒律な宗教は、人類の道しるべとして、役にたたないのではないでしょうか?

さて、最初にはっきりさせておかなければならないことがあります。
宗教とは一体何でしょうか?それは人間の宗教心を満足させるために、人間が造り出したものです。
真実なクリスチャンが信じているのは、この天地、宇宙、人間を造られた創造主なる神であって、人間が人間のために造った宗教の神ではないのです。
人間は、霊とたましいと肉体を持つように造られました。 しかし、アダムが罪を犯して以来、人間は霊的に死んでいます。すなわち神との交わりが絶たれてしまっているのです。 そのために人間は人間よりも偉大な力との交わりを求めます。 それが、人間にある宗教心です。
ところが、罪に支配されている人間は、その宗教心を満たすため、真の神を求める代わりに、悪霊と交わってしまったり、自分たちに都合の良い宗教を造るようになりました。
ですから、人間の造った宗教と真の神を信じるクリスチャンの信仰とは、全く関係ありません。

“彼らは神を知っていながら、神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その鈍い心は暗くなったのです。
彼らは、自分たちは知者であると主張しながら愚かになり、朽ちない神の栄光を、朽ちる人間や、鳥、獣、這うものに似たかたちと替えてしまいました。“ (ローマ 1: 21~23)


(Semakimo)

イエスキリストは実在したか? 5

2021年01月23日 | 聖書
今回も前回に続いて、歴史家ではありませんが、聖書の真実性を調べた人をご紹介します。

リー•ストロベル (1952~)アメリカの著名なジャーナリスト。
シカゴ・トリビューン紙の記者として活躍していたストロベルさんは、無神論者でした。
ある時、彼は妻からクリスチャンになったことを告白され、まるでマルチ商法の被害者になったような気分になったそうです。
しかし彼は、クリスチャンになった妻レスリーさんの、クリスチャンになった後の人間性の変化、自信に満ちあふれた
高潔な女性へと変わっていく様子のすばらしさに感動を覚えて、彼女の中で起きている静かな重要な変化の原因を知りたいと思うようになりました。
そういうわけで、彼は妻がクリスチャンになったことにただ反対するのではなく、聖書が信じるに値するものであるかどうかをジャーナリストの視点から綿密な調査を開始し、キリスト教に関する
あらゆる事実関係を徹底的に調査することにしました。
膨大な本を読み、専門家にインタビューし、歴史を振り返り、考古学を参照し、古代文学を学びました。
生まれて初めて聖書を手にし、その一節一節を読み始めたそうです。
その調査の過程で歴史、科学、哲学、心理学が指し示した証拠は彼を熱心なクリスチャンに変えてしまいました。 そして、その体験により、後に「ナザレのイエスは神の子か?」という本を書きました。

*「ナザレのイエスは神の子か?」
(内容詳細)
イエスは実在したのか。イエスは奇蹟を行なったのか。十字架は?復活は?イエスとはそもそも誰なのか。-米国一流紙のベテラン記者がキリスト教の難問に挑む!


(Semakimo)


イエスキリストは実在したか? 4

2021年01月23日 | 聖書
さて、今回は、歴史家ではありませんが、聖書の真実性を調べた人をご紹介します。

ルー・ウォーレス(1827年-1905年) 彼は、弁護士、州知事、南北戦争のときの北軍将軍、アメリカ合衆国の政治家および著作家でした。
彼は無神論者インガソール博士という、当時の著名な無神論者に会って、無神論を勉強し、彼と組んで,キリスト教撲滅論を書くために、キリスト教を否定するような証拠を得ようと、様々な努力をしました。 そして、2年間をかけて、アメリカやヨーロッパの図書館をまわって、資料を集めました。
また、パレスチナにも行って、そこで考古学的なことまで調べ上げて、キリスト教に反する証拠を得ようとしたのです。
ところが調査をすればするほど、聖書の真実性を裏付ける証拠が多く出てきて、ついに、否定できなくなり、彼自身がクリスチャンになってしまいました。
そして、ウォレスは、それらの資料で全く別の本を書きました。それが映画になって、多くの人々に知られている “ベン•ハー“ です。

ベン・ハー』(副題『キリスト物語』)は、アメリカ合衆国の小説家ルー•ウォレスが1880年に発表した長編小説である。 アメリカで200万部を売る[3][4]ベストセラーとなった。架空の物語であるが、イエス•キリストをはじめ、新約聖書に登場する人物たちも作品中に出てくる。この長編小説は1899年に舞台化され、話題になり、何度も上演された。やがて映画の時代が訪れると1907年に最初の映画化がおこなわれた。まだ無声映画の時代だった1925年にフレッド•ニブロが監督し再び映画化され、大ヒットした。その後30余年を経てウィリアム•ワイラーが監督し、チャールストン•ヘストンが主演した70ミリ編のフィルムによるワイドスクリーンの作品が1959年に公開され、大ヒットし、第32回アカデミー賞では作品賞を始めとする11部門で受賞した[。(Wikipedia より)

(Semakimo)

イエスキリストは実在したか? 3

2021年01月23日 | 聖書
前回、前々回と、歴史家の証言をご紹介してきましたが、その他にも、スィトニウス(75年頃~160年)という記述家が、彼の著作である [クラウデオ帝の生涯]の中にキリスト信者が受けた迫害について語っています。
また、タキトウスとほとんど同じ時代に生きていたプリニウスという人は、111年頃、ローマ帝国の北西部のビテニヤ州の総督に任命されました。 彼は皇帝に膨大な手紙を書いて、いちいち指示を仰ぎました。 彼はその中で、彼が支配する州の中にいたクリスチャンたちが皇帝の像に対する礼拝を拒んだことの罪のために、彼らをどのように処罰するべきかの指示をトラヤヌス帝に仰いでいます。

このように、聖書以外の数多くの歴史的証拠から明らかにされていることは、イエス•キリストがかつて歴史上に実在された方であることで、このことは、誰にも否定できません。


“私たちは何を根拠にしてイエス•キリストを信じているのでしょうか“ (津久野キリスト恵み教会発行)参照。

イエスキリストは実在したか? 2

2021年01月23日 | 聖書
今回は、前回に続き、イエス•キリストが実在したことを知ることができる、もうひとりの歴史家タキトウスをご紹介します。

<タキトウス>

“タキトウスも有名な歴史家で、紀元60年頃に生まれ、120年頃に亡くなりました。 彼が晩年(115~117年)に書いた[ローマ年代記]の中に、紀元64年にあったローマ市の大火について記し、その時のクリスチャンについての情報を提供しています。

“しかし、人々のあらゆる努力、あるいは皇帝のばらまいた多大の金品、 神々へのなだめの備え物にもかかわらず、この大火は皇帝の命令によるものだという民衆の確信を払い除け、世間の騒がしさを静めることはできなかった。 そこで、このうわさを拭い去るためにネロ帝は、一般にキリスト信者と呼ばれて、そのいまわしい行為のゆえに憎悪されていた人々を犯罪者に仕立て、残虐の限りを尽くして彼らを罰したのである。 キリスト信者という名前は、キリストからきているのであるが、この人物は、テベリオ帝の治下に、行政長官ポンテオ•ピラトの手によって死刑に処せられた。 しばらくの間はその勢いをせき止められたが、やがてこの有害な迷信は、その悪の発生地であるユダヤにおいてばかりでなく、地上の四方八方からやって来るあらゆる不潔で下劣な影響をみな受け入れ、もてはやされるローマにおいてまで、再び勢力を振るい出したのである。 そこで、先ず告白した者たちを捉え、彼らの証拠事実に基づいて測り知れないほど多くの人々が、放火の罪でというよりも人類敵視の罪ある者とされた。彼らは死刑に処せられただけでなく、なぐさみの対象としても用いられた。 獣の皮を着せられて犬に咬み殺されたり、十字架につけられたり、またある者は、日が暮れて夜になるとあたりを照らすために火を付けられて、たいまつ代わりに用いられた。 ネロ帝はこうした陳列のために自分の宮廷の庭を解放し、あるいは彼らをサーカスの見せ物とし、そこでは皇帝自身、戦車の御者の服装をして群衆に加わったり、自分の戦車を乗り回したりした。 こうした事柄はいずれも、その罪のゆえに最大限の懲らしめの罰に値した人々にさえ、憐れみを催させる結果になった。 というのは、民衆はこの人々が公共の益のためにというよりも、むしろ一個人の嗜虐性を満足させるために殺されているのだと感じるようになったからである。“ (タキトウス年代記より)

タキトウスのこのような証言は、イエス•キリストが歴史上にかつて実在されたということを証明しているだけでなく、ローマの行政長官ピラトによる裁判によって死刑の判決を受け、殺されたという聖書の記事の真実性を証言しており、またキリストの復活後にキリスト信者の数が第一世紀のローマ帝国の支配下において劇的に増加していったことの真実性も証言しているのです。 しかもタキトウスがキリスト信者の信仰を忌み嫌っていた人物であったことが、一層その証言に重要性を加えているのです。

“私たちは何を根拠にしてイエス•キリストを信じているのでしょうか。“(津久野キリスト恵み教会発行)参照。