『電動アシスト自転車を使いつくす本』 疋田智
¥1,500+税 東京書籍 2016/8/18発行
ISBN978-4-487-80987-5
今はどこへ行くにも二本の足が頼りという私。
こうなる前は、どこへ行くの自転車だった。ママチャリですが。それが盗まれて、今じゃ選択の余地なく徒歩なわけです。
もう少し年をとって、ウォーキングがつらくなったら、自転車を買おうかと思っている。今でも真夏の炎天下を歩くのはキツイしねー。
この本を見て、そうか、電動アシスト自転車という選択肢もアリだな、と。
体力が衰えてからなんだから、そりゃアシストがあれば楽だろう。子乗せ機能はいらんけど。
電動アシスト自転車というと、イコール子乗せ自転車。ほとんどそのために進化したようなジャンルだから当然ですが、いまはスポーツタイプの電アシもあるらしいです。へー。
子乗せではない、スポーツでもない、ごくごくフツーの電アシを、近い将来買うかもしれません。
> 光の中心は「5メートルから10メートル先当たりの路面を照らしている」という程度がちょうどいい。
> (中略)大切なのは光軸は地面平行より下げるということだ。(32頁)
これはフロントライトについて。
まったくその通りです! 今どきのLEDライトは眩しいんだよ! 夜ウォーキングしていると、自転車のライトが眩しくて手庇しなくちゃいけないことがけっこうある。腹立つわー。
> 潤滑スプレーが必要なのは、ひとえにチェーン、あとは「蝶番部分」、そしてサビどめとして鉄製ネジだ。[…]吹いた後に、雑巾などで余分な油を拭っておくことだ。[…]
> 問題は潤滑スプレーを吹いてはならない場所だ。これ、結構たくさんある。
> 「内部にグリスを封入してベアリングボールが回っている部分」だ。ハンドル軸、ペダルの付け根、BB(ボトムブラケット)、ハブ、内部変速機。
> 2つ目は、「滑ると安全を損ねる部分」である。これはブレーキまわりのことだ。シューと、ホイールのリムには絶対に吹いてはならない。ここが滑るとブレーキが利かなくなる。(45~47頁)
ブレーキまわりにスプレーかけてた気がする……。片っ端から、とにかく部品が接してるとこは吹いとけ、みたいな。悪かったのか、そうだったのか、次から気を付けよう……。
> 現代パンクの一番の原因は「リム打ち」というヤツだ。
> リム打ちとは何かというと、自転車が何かの段差を乗り越える際「路面の段差」と「リム(車輪の金属のわっか)」の間にタイヤが挟まれてしまうことだ。その結果、タイヤの中のチューブに穴があいてしまう。[…]
> (タイヤ(チューブ)に空気が十分に入って)パンパンまたはカチカチならば、段差とリムの間に必ず空気の層が存在するため、リムは打たない。その結果、パンクは半減する。(50頁)
とにかく空気はしっかり入れろ、ということだな。よし、わかった。
> ケンケン乗りはだめよ
> 電アシ子乗せ自転車がらみで「ついついやってしまって、その結果に驚いた!」という代表格がこれだ。
> 結論を最初にいうなら、ケンケン乗りは厳禁である。絶対にやめてね。(94頁)
瞬間的に全体重がペダルにかかり、その2倍のアシスト力が推進力になる。つまり自転車が飛び出して、事故の元。気を付けよう……。
> バッテリーには「生まれ持った〝限界充電回数〟」があるということだ。[…]
> 大まかなところ700~900回程度の充電で寿命が来るといわれる。(108頁)
充電量が半分以上残ってるのに充電して回数を使っちゃうのはもったいない。少なくとも20%を切ってからにしよう。
著者疋田氏は、1日10キロ×週5日電アシ自転車に乗って、充電は週一回。
充電バッテリーは50%程度の充電率が一番安定しているそうだ。
FULLを繰り返していると劣化しやすい。充電器に置きっぱなしにしないで、そろそろかなと思ったら外しておくといい。
逆に0%になったあと放置すると「過放電」となって、長時間(3か月とか)自転車に装着したまま放置したりすると、バッテリーは死んでしまう。
バッテリーそのものが限界になったわけではないのに、へたりが早くなることがある。そういう時は、接点が劣化していることが多い。そういうときは「接点復活剤」というものを使うと、復活する。呉工業の「コンタクトスプレー」がいいらしい。充電バッテリー系のものには何でも応用可とのこと。
自転車保険について。
認定自転車店に自転車を持ち込み、修理・点検をしてもらうと、TSマークのシールを貼ってくれる。これによって、1年間自転車保険がきく。赤色TS:対人5000万。
いつか私が自転車を買ったら、整備を頼んでTSマークを貼ってもらおう。