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読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『Mr.トルネード 藤田哲也世界の空を救った男』 佐々木健一

2018年01月20日 | 読書日記

『Mr.トルネード 藤田哲也世界の空を救った男』 佐々木健一
¥1,800+税 文芸春秋 2017/6/15発行
ISBN978-4-16-390673-7

> 「ショックです。日本で彼の存在があまり知られていないなんて……。異常な感じさえします」(5頁)

シカゴ大学教授、藤田・テッド(セオドア)・哲也。竜巻の強さを表す尺度「Fスケール」の考案者として知られる。が、それだけではなく。

> 「もし、気象の分野にノーベル賞があったら、真っ先に受賞された方だと思います、常識の壁を破った。まったく新しい世界を切り開いた!」(6頁)

なんかもう、読んでるとこの人スーパーマンか? って感じです。
立体的解析力がすばらしく高くて、賢くて実行力があってユーモアがある。
何十年もアメリカに住みながら、ついに日本語なまりの英語から上達せず、フジタ語と呼ばれたとか聞くと親近感が……。

本も末尾近くなってようやく、マイナス要素が出てきますが、そりゃそれくらいあってくれんとおかしいわ。人間らしくなった。

> 本書は、2016年5月2日に放送されたNHK総合の特別番組『ブレイブ 勇敢なる者』というシリーズ・ドキュメントの第一弾「Mr.トルネード 気象学で世界を救った男」の企画・制作過程の取材をもとに、番組では紹介できなかった内容を大幅に盛り込んで再構成し、書き下ろした。(283頁)

NHK、やっぱ侮れない……!


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