『マンホール 意匠があらわす日本の文化と歴史』 石井英俊
¥1,800+税 ミネルヴァ書房 2015/9/10発行
ISBN978-4-623-07447-1
マンホール好きなのです。
楽しく拝読いたしました。
この中で一番好みだったのは114頁掲載の山梨県市川大門町(合併して市川三郷町)のマンホール。障子戸の向こうに打ちあがる花火。しゃれてるわー。
この例でもあるように、多くの市町村が名称を変えていて、ていうか町名が失われている。老朽化したマンホールを交換するときには、古い町名由来のデザインは引き継がれないんじゃないかな。ということは、この本に載っているマンホールの多くも失われていく運命なのか。もったいない。
残念だったのは、名古屋の下水道100年記念マンホールが掲載されてなかったこと。名古屋市は通常のアメンボデザインしか紹介されてないの。ちぇっ。2015年発行なんだったら載っててもおかしくないのにね。