読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『刑事のまなざし』 薬丸岳

2011年11月05日 | 読書日記
刑事のまなざし
薬丸岳
講談社

¥1,600+税 講談社 2011/6/30発行
ISBN978-4-06-217053-6

七編収録の連作短編集。

少年鑑別所の法務技官が刑事に転職したという変り種。夏目信人。
物語が進むにつれ、夏目の過去が明らかになり、十年前の事件が…。

薬丸岳、デビュー以来うまいんだよねえ。
これは天性の才能だなあ。

しかしなあ、うまいから読めちゃうんだけど、夏目がいい人すぎないか、これ。
葛藤を感じないんですけど。
「プライド」の名前に関する考察は、いくらなんでも強引だろって思うし。


ちょっとネタバレ。
あと、やたら身代わりが多すぎる。
ここまで多いと、わざとなのかな、って気もするけど。
わざと身代わりにする意味って? 犯人複数説の伏線? いやそれは強引だな。わからん。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。