まひるの散歩 (ORANGEPAGE BOOKS) | |
角田光代 | |
オレンジページ |
¥1,238+税 オレンジページ 2012/6/8発行
ISBN978-4-87303-814-8
『よなかの散歩』の続編。
「炭水化物祭り」
フルマラソン前の体調管理のひとつ、カーボ・ローディング。
本番一週間前から四日間、炭水化物の摂取を控える。三日前から当日まで、今度は炭水化物を中心に食べる。
四日間炭水化物断ちをした後のうどんがうまかった! とのこと。
毎度のことながら食欲の鬼である私はこーゆーネタにつられる。うどんをおいしく食べるために、炭水化物断ちをしようかしらん。
読んだときには、「よし、フルマラソンだ!」と一瞬思った。いや、走らなくてもうどんは味わえるんだ、と気づいたのはだいぶ経ってから。この短絡的思考って…。
「もっと市場を!」
同感! 市場って楽しいよね。青空市場でなくてもいいの、スーパーマーケットですら、私は好きだ。香港でも台湾でも、スーパー行くもんな私。
「血液型ダイエット」
血液型とは関係ないとは思うものの、肉で太る人と炭水化物で太る人がいる、っていうのは「あるある」と思う。私は角田光代と同じく炭水化物で太るタイプ。
ただし、焼肉屋で肉しか食べない、すると翌日体重と体脂肪が減っている、というような羨ましい事態にまでは至っていない。これはおそらく私が脂肪の多い肉を好んで食べることが関係するかもしれぬ。
「火の手、水の手」
植物をうまく育てられる人のことを、緑の指を持っている、と言ったりするが、日本では火の手水の手、というらしい。そういう言葉があるんだったのかー。水の手が緑の指、火の手はすぐに植物を枯らしてしまう人のことらしい。
角田光代は火の手を持っているらしい。買った観葉植物を枯らしてしまい、ベランダに放置しておいたら、枯れた幹から緑の芽が出てすくすく育ち始めた。ば、馬鹿にされている。私の世話では枯れるくせに。って、かわいいっ(笑)。
今回もおもしろかった(^_^)。