「ハナノキ」紅葉が素晴らしい!日本固有種!
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珍しい名前の植物があります。花の呼称そのままの花の木があります。
ハナノキはカエデの仲間ですから、秋には鮮やかな紅葉になります。
花は4月に葉っぱが出る前に、小さな濃紅色の花を咲かせます。
雌雄異株(しゆういしゅ)である。
雌花と雄花があり、雄花のほうが集まって咲くので、
美しさが目立つそうです。
咲いたあと雌花の柄が伸びて、実がぶら下がります。
ちょうどイロハモミジと同じように、プロペラをつけたような、
翼果(よくか)(翼のある実)が出来ます。
翼のある実も珍しいです。最初は萌黄色ですが、
だんだん赤味をおびて、目立つようになります。
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ハナノキの存在は、昔の書物にあったそうですが、
自生の存在が知られてなく、明治末年に岐阜県恵那郡坂本村
(現・中津川市)に自生していることが発見され、
その後、県内で自生しているのが発見されたそうです。
ハナノキの生態は特殊で、長野県、愛知県、岐阜県、滋賀県や、
長野県大町市の居谷里湿原に隔離分布しています。
岐阜県中津川市坂下(椛の湖の北岸の湿地帯)や、
滋賀県愛知郡湖東町(現・東近江市)南花沢が有名だそうです。
日本の固有種ですが、2007年に環境省のレッドリストに、
絶滅危惧II類に登録されている。
街路樹、公園、庭木などで、どんどん増やしたいですね。
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- 別名 ハナカエデ
- 特色 紅葉
- 科 カエデ科
- 原産 日本固有種
- 花期 4~5月
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いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。
1980年代に愛知と長野にまたがる、
愛知県最高峰の茶臼山(標高1,358m)で、初めて知りました。
ハナノキなんていう名前の木があるんですね。
普通は花が咲いてたり、花を探す時に、
これが花が咲いてる花の木とか、言う場合に使うと思います。
そのものズバリの名前にビックリしました。
その後ネット出現で、愛知県中心にした近辺の県で、
ハナノキの存在を数か所みました。
最初見た時は、ハナノキは高木です。
赤い小さな花らしきを、いっぱいつけていたようですが、
それが花だと知りませんでした。
それから花を写したいと思っても、わりと近場で探しても、
どこにあるかわかりません。
写真は東京都薬用植物園ですが、高木のため、
花が写せるかわかりません。
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