「コクサギ」名前の云われが小さな臭い木の花!春の花の種類は豊富!
植物は不思議です。知らないことが一杯あります。
花一つをとっても、知ってる花もあれば、知らない花もあり、
むしろ知らない花のほうが、多いでしょう。
さらに、植物は、すべて同じと思うと大間違い。
花の形が違います。大きさも違います。色も違います。
雌しべ雄しべが一緒だったり、別々だったり、
雌しべ雄しべの、花の形が違ってたり、
さらに葉っぱが、小さいのから大きいの、
ツヤがあるのとないのと、
葉っぱが落ちるのと、落ない葉っぱなどなど。
それらはそういうものの常識だからと、
簡単に片付けられない。
なぜ、なぜ、なぜが一杯出てきます。
答えが難しくて、よくわかりません。
もっと不思議なのは、枝や茎につく葉っぱの位置が違います。
花の種類を1枚写せば、終わりという世界から、
だんだん不思議な世界を、知ることになります。
植物の細部まで、見るようになります。
花の名前を教えて貰えるのは、植物園です。
コクサギという名前。枝や葉に、特有の臭気があるために、
名前が付いて、4月頃に花が咲くミカン科の植物です。
同じように、
クサギ(シソ科)という、花が8月頃に咲く「科」が違う、
名前の花があります。花が咲く時期も違うが、臭木です。
香りを嗅いだ事がありませんから、わかりません。
日本全国、どちらも雑木で、沢山生えてるが、
気になる木ではありません。目立ちません。
気にならない木ですが、不思議な葉っぱのつき方です。
葉っぱのつき方を、少し思い出してもらうと、
枝から左右に二枚か数枚生えてます。
または、互い違いに生えてます。
ところが、コクサギは1本の枝に、1枚、その上に1枚。
次に反対側に、同じよに葉っぱが生えて、繰り返します。
何で、わざわざこんな奇妙な、葉っぱの並べ方になるのでしょう。
変則的な葉っぱのつき方が、不思議でたまりません。
ほとんどの植物は、光合成を行なって成長します。
日の出から日没まで、角度を変えて植物に光を与えます。
葉っぱも、影にならずに、光を受けて成長してるから、
同じような葉っぱになると思うのですが、
少し考えが甘いようです。
また、クサギは染料になりますが、
媒染を使わずに染め上がります。
染め上がると、上品な灰色に仕上がります。
- 別名
- 特色
- 科 ミカン科
- 原産 東アジア
- 花期 4~5月
いかがでしたか?
植物は知れば知るほど、わからなくなります。
花を目で見て、写真を写して位が、楽しそうです。
地球上に植物が、沢山あります。その中から、
消えた、絶滅した植物も、沢山あるでしょう。
イチョウのように、ほぼ絶滅してたのが生き返って、
1種1属となった植物。
植物の生態の中で、コクサギのように、
葉っぱの形態が変異を起こして、
生き延びてる姿に気が付くと
なんとも不思議でなりません。
もしも興味があったなら、花だけに目を向けないで、
葉っぱの並び方など、見てください。
今まで、意識したことがありませんでした。
何かに気が付くのも、生きてる証です。
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